- ここは……
……ラルヴァ、どうしたんだ?
- ここは……
……ラルヴァ、どうしたの?
- もう開戦だぞ。
眠ってる暇なんて……
- もう開戦よ。
眠ってる暇なんて……
- すまない、[HERO_MF]。
どうしても話しておきたくて。
- 以前、警告を伝えた時のことを
覚えているかい?
- その焦燥のような、嫌な感覚が……
また僕の身を襲ってきたんだ。
- あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に
現れて、確かに危ない目に遭った。
- あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に
現れて、確かに危ない目に遭ったわ。
- 今回も敵にはあいつがいるんだよな。
いったい何が……。
- 今回も敵にはあの人がいるのよね。
いったい何が……。
- わからない。
ただ、一つだけ言えるのは……
- 前に予感があった時よりも、
嫌に強い焦燥だった。
- “灰色の悪魔”によって、もっと危険な
ことが引き起こされてしまうんじゃと……。
- ……何が起こるかわからないが、
俺が防ぐしかないな。
- ……何が起こるかわからないけど、
私が防ぐしかないわね。
- 気をつけてくれよ?
無理に戦うことは禁物だ。
- 君が討たれることにでもなれば、
僕らの運命は途切れてしまうのだから。