- ……どうやら、無事に戻ってこられた
みたいだな。
- ……どうやら、無事に戻ってこられた
みたいね。
- 本当に無事か? いろいろと理解しがたい
ことが起こっていた気もするが……。
- ああ、一瞬の夢だったようにさえ思える。
あの場所は、いったい何だったのか……。
- ……エーデルガルトの姿は、見えないな。
- もしかすると俺たちよりも先に戻ってきて、
逃げちまったのかもしれないぜ。
- そう遠くまでは行ってないだろうが、
あいつが身を寄せるとすれば、それは……
- ……ガルグ=マク、だろうな。
帝国軍の後詰も駐屯していたはずだ。
- どうするんだ?
このまま捜索もできるが……
- どうする?
このまま捜索もできるけど……
- 先に他の皆と合流したほうが
いいんじゃないか?
- 先に他の皆と合流したほうが
いいんじゃない?
- ……そうだな。そう時間は経っていない
ようだが、皆が無事かは気にかかる。
- だったら、俺も一度戻らせてもらうか。
みんなを心配させるわけにもいかないしな。
- それじゃ、ガルグ=マクで再会しよう。
先に帝国軍を片づけてくれて構わないぜ?
- ああ。
……待っているぞ、クロード。
- 伯父様、わたし……
- エーデルガルト。
あまり心配をかけさせるな。
- 万事、我らに任せておけばよいのだ。
これまでのように……。
- ………………。
はい……。