0. おっと、先客か。
1. やあ、君か。 読書中だから、気にしないで。
2. 君は誰かと待ち合わせ？ 暇ならこれを読むといいよ。
3. ああ、ありがと……。
4. ……なあ。お前って、魔道とか紋章とか、 そういう変な力に興味があるんだよな？
5. ……？　あるけど？ 何か聞きたいことでも？
6. いや、その割に俺の力には、 あまり興味示さないなと思って。
7. ……示してほしいのかな。
8. 肯定する
9. 否定する
10. ああ、俺は自分の力の正体が知りたいんだ。
11. だから、お前が興味を示してくれたほうが 俺としちゃ都合がいいんだよ。
12. 特にそういうわけじゃないが……俺の力に 興味を示さないのが不思議でな。
13. それに、ヒューベルトに脅されたんだぞ。 体を弄られるかもしれないって。
14. うーん、そう言われてもね。 興味を引かれないものには惹かれないよ。
15. それは仕方ないな。 何か理由はあるのか？
16. さてね……君がその力で生み出せるのが 剣だけだから、とか？
17. 君の力が気にならないわけじゃないとは 思うんだけど……
18. あの禍々しい剣には、ちょっと研究意欲が そそられないんだよね。
19. 禍々しいって……。
20. “英雄の遺産”を何か見たことある？ あれも結構、独特な雰囲気があるよね。
21. でも、恐ろしさの中に神々しさも感じる。 対して君の剣は……
22. 何だろう、無機質というか。
23. 難しい言い方をするなら、造物主の意図が 感じられない冷徹な造形をしているよね。
24. 君がこの形を考えて造ったわけじゃ ないんでしょ？
25. ってことは、剣の形が変わったり、 剣以外を生み出せるようになれば……
26. 俺の力にも興味が出てくるんだな？
27. そんなことができるの？ 是非、僕の前で実践してほしいね。
28. いやあ、楽しみだよ。僕のためにそんな 面白い題材を提供してくれるなんてさ。
29. 呆れて笑う
30. 少し苛立つ
31. はははっ、言っただけだから、 できる保証なんか何もないぞ。
32. リンハルトの言いたいことはわかるが…… 散々な言いようだぞ。
33. いや、君が言い出した話だよね？