0. 行くわ、[BYLETH_MF]！
1. ああ、来い、[HERO_MF]！
2. ………………。 今のを避けられるか……。
3. はあ……はあ……。 いや、今のは避けたっていうか……
4. 思わず力を使っちゃっただけよ。 やっぱりあなたには敵わないわ。
5. そんなことはない。 自分も全力だった。
6. それを避けられたんだから、 敵うも何もないよ。
7. でも、あなたのほうはあの力を 使ってないじゃない。
8. 何というか……相手の認識を狂わせる力？ その時点で私の負けよ。
9. 気づいていたのか。
10. 当たり前でしょ？ あなたと何度、剣を交えたと思ってるの。
11. 私の妙な力と比べれば、確かにあなたの力は 見た目ではわかりにくいわ。
12. でも……あなたの強さはこの身で嫌という ほど味わってきたからね。
13. それは、悪かった。 君相手では手を抜けなくて……。
14. いいのよ、昔の話だわ。
15. そういえば、その力、ずっと昔は 使ってなかったわよね？
16. どこかで会得したの？ 私でも真似できそうな技なのかしら。
17. 君との激闘の最中だ、 使えるようになったのは。
18. だが、恐らく教えて習得できるような 技術ではない。
19. 自分でさえ、よくわかっていないんだ。 この力の仕組みは。
20. まあそうよね。 私の力も似たようなものだし。
21. ああ、君のそれも不思議な力だ。 剣もそうだが……。
22. ……？
23. 君は何か、不思議な存在を 内包していたりはしないか？
24. ……！
25. 思考が読みづらいし、たまに何かに 気を取られているように見えるんだ。
26. 心の中にいる誰かと、 会話しているような……。
27. 誤魔化す
28. 質問を返す
29. いえ、あなたの質問の意味が よくわからないんだけど……。
30. それならいいんだ。 気にしないでほしい。
31. そう聞くってことは…… あなたの中にはいるの？
32. いや……君を見てふと思っただけだ。
33. そう……。