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………………。
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……陛下。 おれたちも急ぎ、撤退しなければ……。
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ああ……そうだな。
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……すまない、イングリット、メルセデス。 お前たちをここに置いていかねばならない。
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……すまない、イングリット。 お前をここに置いていかねばならない……。
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せめて……殿はおれが務めるべきでした。 申し訳ありません、陛下。
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謝るな。殿をお前に任せたところで、 彼女ではなくお前が死んでいただけだ。
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すべての決断を下したのは俺だ。 ……イングリットたちを殺したのもな。
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陛下……。
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彼女は幸せになるべきだったんだ。 許嫁を失っても、懸命に前を向いて……。
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死ぬのは……さぞ苦しかったことだろう。 ……俺が代わってやれればよかったのに。
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俺はガラテア伯に……グレンに、 何と言って詫びればいいかわからない……。
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どうか……それ以上 ご自分を責めるのはおやめください。
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メルセデスはあなたを…… 王国の民を守るために、戦場に立った。
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イングリットは自らの意志で 陛下の背を守ることを選んだのです。
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それさえも否定されては…… ……彼女たちが浮かばれません。
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それさえも否定されては…… ……彼女が浮かばれません。
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………………。
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……俺は、必ずファーガスを守ってみせる。 この手に遺された、魔槍に誓おう……。
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だから今はゆっくりと眠ってくれ。 仇を取ったら、また迎えに来るから……。