link シェズ volume_up
なあ、こっそり話すのはいいんだが、 少し森が深すぎないか？
link シェズ volume_up
ねえ、こっそり話すのはいいんだけど、 少し森が深すぎない？
link ヒューベルト volume_up
念には念を、ですよ。
link ヒューベルト volume_up
このところ、まったくと言っていいほど 敵の動きを掴めなくなりましたからな。
link シェズ volume_up
と……リシテアも来たのか。 どういう繋がりだ？
link シェズ volume_up
と……リシテアも来たのね。 どういう繋がりなの？
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リシテア殿は、過去に“闇に蠢く者”と 接触したことがありましてね。
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情報共有のために、 顔を出してもらったのです。
link リシテア volume_up
顔だけです。余計な口は出しませんから、 気にせず話してください。
link リシテア volume_up
わたしにとっても彼らは…… 対決しなければいけない相手ですから。
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なるほど……。
link シェズ volume_up
なるほど……。
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さて、姿を見せなくなったからと言って、 “闇に蠢く者”どもを相手にして……
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警戒を緩めることなどできません。
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特に帝都アンヴァルは、かつて彼らが 跳梁跋扈し、闇の巣窟と化していました。
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陛下や我々が帝都に戻るのに合わせて、 何か事を起こす可能性さえあります。
link リシテア volume_up
まったく本当に厄介な人たちですね。 神出鬼没で……。
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それで、俺を呼んだ理由は何だ？ してほしいことでもあるのか？
link シェズ volume_up
それで、私を呼んだ理由は何？ してほしいことでもあるの？
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そうですな。警告と…… 頼みが一つ、あると言えばあります。
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苦労させられたんだな。 俺が力になれればいいんだが。
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苦労させられたのね。 私が力になれればいいんだけど。
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さて、貴殿を呼んだのは警告と…… 頼みが一つ、ありましてね。
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“闇に蠢く者”、もし動きがあるとしたら、 貴殿に近づく可能性があります。
link シェズ volume_up
俺に？
link シェズ volume_up
私に？
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ええ、貴殿にです。
link リシテア volume_up
あんたは、彼らと起源を同じくするだろう 力を、持っているんでしょう？
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貴殿が彼らと同じ力を有しているという 話は、先日させてもらいました。
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そんな貴殿を、仲間に引き入れようと 彼らが動いても不思議ではありません。
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俺にはまったくそんな気はないが、 そういう話になるわけか。
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私にはまったくそんな気はないけど、 そういう話になっちゃうのね。
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安心してくれ。 何があっても……
link シェズ volume_up
安心して。 何があっても……
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貴殿によく似た、生き別れの兄弟が現れ、 優しく言葉をかけるかもしれません。
link リシテア volume_up
突然、「我が子よ……」って 呼びかけられる可能性だってありますよ。
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その誘惑を断って、家族かもしれない 相手を殺せますかな、貴殿は。
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………………。
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………………。
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かなり意地悪なことを言いました。 ただの可能性に過ぎませんよ。
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ですが、想像しておくのは悪くない。 現実はいつだって、残酷なのですから。