王国 ドミニク領・王国軍陣地
link ディミトリ volume_up
ギュスタヴ、アネット、頼む。 作戦の成功はお前たちに懸かっている。
link アネット volume_up
任せてください、陛下! 伯父さんは……絶対説得してみせます!
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ギュスタヴ、よろしく頼む。 作戦の成功はお前に懸かっている。
link ギュスタヴ volume_up
は、承知しました。 必ずや、兄上を説得してみせます。
link フェリクス volume_up
……いいのか、ディミトリ? これは 肉親の前でするべき話ではないだろうが……
link フェリクス volume_up
諸侯が再び男爵を担ぎ上げる可能性もある。 討っておいたほうが、後の憂いを絶てるぞ。
link ディミトリ volume_up
……確かに、それが一番手っ取り早い。 だが後を考えるなら、説得するのが上策だ。
link ロドリグ volume_up
男爵には紋章持ちの嫡男がおられる。 たとえここで男爵を討ったとしても……
link ロドリグ volume_up
何かがあれば、今度は彼を担ぎ出して 旗頭に据えるだけでしょう。
link ディミトリ volume_up
ああ。だからこそ、ドミニク男爵を説得し こちらの味方につけてしまいたいんだ。
link ディミトリ volume_up
まずは他の西部諸侯の戦力を削いで、 男爵への接触を図ろう。
link シェズ volume_up
ディミトリ、そろそろ出よう。
link シェズ volume_up
ディミトリ、そろそろ出よう。
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ああ、そうだな。
link ディミトリ volume_up
……こちらの兵数は決して多くない。 アリアンロッドに兵を残しているからな。
link ディミトリ volume_up
少しばかり苦戦を強いられるとは思うが…… 負けられない戦いだ。皆の力を頼りたい。
link シェズ volume_up
はっ、数節前までのディミトリに 聞かせてやりたい言葉だな。
link シェズ volume_up
ふふっ、数節前までのディミトリに 聞かせてあげたい言葉ね。
link シェズ volume_up
今のディミトリのほうがいい。 何というか……随分、力が抜けて見える。
link シェズ volume_up
今のディミトリのほうがいいわ。 何というか……随分、力が抜けて見える。
link ディミトリ volume_up
……はは、力が抜けた、か。 そうかもしれないな。
link ラルヴァ volume_up
すっかり仲間たちと絆を深めたね。 彼らと過ごす時間はとても充実している。
link ラルヴァ volume_up
僕にとっても喜ばしいが……君が、本来の 目的を忘れていないといいのだけれど。
link シェズ volume_up
……“灰色の悪魔”か。
link シェズ volume_up
……“灰色の悪魔”ね。
link ラルヴァ volume_up
成長とは己を育て、高めていくことを指す。 そこには強い目的意識が必要不可欠だ。
link ラルヴァ volume_up
……初めて君と出会った時、 僕は君の負けん気に強い魅力を感じた。
link ラルヴァ volume_up
その意志の強さこそが、 君を大きく成長させると確信したからだ。
link ラルヴァ volume_up
君が目的を見失うことは、君の成長を望む 僕にとって望ましくない事態なんだよ。
link シェズ volume_up
……なあ、ラルヴァ。
link シェズ volume_up
……ねえ、ラルヴァ。
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どうしたんだい?
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お前って、“灰色の悪魔”に やけにこだわってないか?
link シェズ volume_up
あなたって、“灰色の悪魔”に やけにこだわってない?
link ラルヴァ volume_up
そうかな? 自覚はないと、思うんだけれど……?
link シェズ volume_up
目的なら……例えばディミトリたちのために 戦うとか、そういうのでもいいはずだろ?
link シェズ volume_up
目的なら……例えばディミトリたちのために 戦うとか、そういうのでもいいはずでしょ?
link シェズ volume_up
今の俺にとっては“灰色の悪魔”を 倒すのと同じくらい大事な目的だ。
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今の私にとっては“灰色の悪魔”を 倒すのと同じくらい大事な目的よ。
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………………。
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ラルヴァ?
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ラルヴァ?
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それが君と僕の、運命だと、 感じているのかもしれない……。