王国 ガラテア領・王国軍陣地
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レア様、セテス殿、ご無事で何よりです。 救援が間に合ったようで安心いたしました。
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手間を取らせてすまなかったな。 おかげで無事に撤退できた。
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あなたとファーガスの人々の助力に 心から感謝します、ディミトリ王。
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いえ。私の即位の折にも、教団には 幾度となく手を貸していただいたのです。
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この恩をお返ししなければ、私は民から 忘恩の徒の謗りを受けることでしょう。
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それは私たちとて同じこと。聖教会も でき得る限り、王国に力添えしましょう。
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ああ。状況次第だが、騎士団の兵を王国の 指揮下に加えるという話にも異存はない。
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感謝いたします。本来ならば、こういった 条件などつけてはならないのでしょうが……
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我が国はその土地柄、食糧や物資に乏しい。 見返りもなく養うというのも難しいのです。
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そう恐縮しなくてもいい。身を置かせて もらっているのは、我々のほうなのだから。
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……それでは、立ち話はここまでにして 一度王都フェルディアへ向かいましょう。
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教団、王国、そしてこの戦いについて。 今後の方針を話し合わねばなりません。