link エーデルガルト volume_up
………………。
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……大丈夫か、エーデルガルト。 やはり君も巻き込まれていたんだな。
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っ! 貴方、どうして……! ……ここは、どこなのかしら?
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俺たちにもわからない。とにかく、 戦う意志がないことだけは理解してくれ。
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俺たち……貴方以外に誰が?
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ディミトリ、どこに行くんだよ。 何か気になるものが……エーデルガルト!?
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ディミトリ、どこへ行くの? 何か気になるものが……エーデルガルト!?
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……どうやら私の与り知らないところで、 いろいろと物事が動いているようね。
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俺たちだってよくわかってないさ。 それより、エーデルガルト。
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さっき顔を合わせた時とは、だいぶ様子が 違うみたいだが、どうしたんだ?
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その「さっき」というのが、 いつのことかわからないのだけれど。
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……つまり、前後の記憶がないのよ。
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最後の記憶は、アリアンロッドね……
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そこにいるディミトリと対峙していた時に タレスが現れ、私に闇の魔道を……。
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それは、半年以上前のことだ。
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フェニヤ子爵の言によれば、君は長らく エーギル公の傀儡であったと聞いている。
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そして、エーギル公もまた タレスに踊らされていたと……。
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半年以上……。 ということは、帝国は……。
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いえ、貴方たちに聞いても仕方がないわね。
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帝国は、アリアンロッド会戦で王国と 戦ってから様子がおかしくなった。
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国は荒れ、軍紀も乱れ、その暴虐っぷりに 王国と同盟は手を結んだんだ。
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俺たちは帝国を止めるための戦いの、 真っ最中さ。
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連合軍と帝国軍はアリルで激突し、帝国軍は 壊走、君はエーギル公と共に逃走した。
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エーギル公を討って君を捜す途中、 何者かの術に巻き込まれ……今に至る。
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解説ありがとう。 耳を塞ぎたくなる話だわ。
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恐らくタレスは何らかの術で私を操り、 国をほしいままに動かしているのでしょう。
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あの男はかつて、私の伯父アランデル公の 肉体を奪い、摂政として国を牛耳っていた。
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その繰り返しを、まさかこんな…… より最悪な形で実現してくるなんて。
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やはりタレスの正体は、 アランデル公だったのだな……。
link シェズ volume_up
エーデルガルト、お前も手伝ってくれ。 ここを抜け出す方法を探さなきゃいけない。
link シェズ volume_up
エーデルガルト、あなたも手伝って。 ここを抜け出す方法を探さなきゃいけない。
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構わない、と言いたいところだけれど…… せめてもう少し状況を教えてちょうだい。
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私は半年以上、眠っていたようなもの なのでしょう?
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……そうだな。周囲の捜索に出るのは、 少し休息を取ってからにしようか。