link ヒューベルト volume_up
……以上です。 詳細は担当の者に。では。
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ヒュー、まだそれなの? ハピ、もう怒ってないって言ってるじゃん。
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ええ、ですが余計なことを言えば、 また怒らせてしまうかもしれませんので。
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詫びようにも、それがまた誤解を生む…… 相性が悪いのでしょう、我々は。
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あれは素直に受け取れなかったハピの せいだってー……
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……ん? この匂い、テフ……?
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おや、おわかりで? 先日は知らないようでしたが。
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この前、コニーに貰ったんだ。 それがすっごく美味しくてさ。
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でも、高価らしいじゃん? だから一杯しか飲めなくて。
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ヒューはいつも飲んでるわけ?
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ええまあ、紅茶の代わりにするほどには。 しかし……おかしいですな。
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コンスタンツェ殿に支払われている額を 考えれば、そこまで厳しいはずが……
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あー……コニーはほら、実験の材料とか、 そーいうのいっぱい買ってるし。
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なるほど。では、お茶会ならぬテフ会に、 貴殿を招待させていただきましょう。
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え、いーの? ハピ、嬉しいじゃん。
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ずずー…… ……美味っ。
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癖になりそーな苦みだよね。 ふふふ。
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ええ。他では味わえないコクがありますし、 この香りもまた良い……。
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確かに……コニーから貰ったのより、 香りが強いかな?
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紅茶同様、テフにもいろいろと淹れ方が ありますからな。
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何より豆の段階でどのように火を加えるかで 大きく変わるのが、テフならではの特徴。
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豆? 豆なんだっけ?
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そういえばコニーも、 ゴリゴリ轢き殺すのがどーとか……。
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挽き潰すという話ですか。 まあ、そうですな。
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しかし、貴殿がテフを好きだとは。 意外な共通点でした。
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苦手な者が多いですし、中には泥水のよう などと酷評する輩まで……。
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……ずずー。 あ、なくなっちゃった。
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どうぞ、おかわりもありますよ。
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ホント? 最高じゃん!
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いやー、いつもこんなふうにまったり できれば良いのにね。はあ……。
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……!
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あ。
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わたしとしたことが、このようなため息を 想定していなかったのは不覚でした。
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ですが、不快なため息よりはよほど良い。 さて、参りますか。
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まー、おやつの後の軽い運動って感じ? ハピが呼んだんだから、始末しないとね。
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ま、魔物だー! 突然ここに魔物が!
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くくく……魔物が現れた原因は、後ほど 私のほうで誤魔化しておきましょう。
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ありがと、ヒュー。 とりあえず一緒に、頑張ろーね?