link マリアンヌ volume_up
前にも話しましたが、 私には紋章はありません……。
link ??? volume_up
なぜ、そう頑なに隠すのだ? やはり君が持つ紋章は……
link マリアンヌ volume_up
……! やめてください!
link リシテア volume_up
あんた、何をしているんですか?
link マリアンヌ volume_up
リ、リシテアさん……。
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紋章が何なんです? その話、 わたしにも聞かせてもらいたいですね。
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紋章学について日々、研究しているので とても興味があります。さあ、どうぞ?
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ただし、論拠はしっかり示してくださいね。 妄言を口にするなら……覚悟が必要です。
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こう見えても、わたし、 この軍の将の一人なので。
link ??? volume_up
……結構だ。もう話は済んだのでね。 それでは失礼する。
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あ、あの……ありがとうございます、 リシテアさん……。
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わたしが勝手に割り込んだだけですから、 気にしないでください。
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………………。
link リシテア volume_up
……あんた、紋章について 何か秘密を抱えているようですね。
link マリアンヌ volume_up
ええと、それは……。
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答えなくていいですよ。 誰にだって、言えないことはありますから。
link マリアンヌ volume_up
………………。
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わたしにだって……。 だから他人事のようには思えません。
link マリアンヌ volume_up
……え?
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もし助けが必要だったら言ってください。 秘密がある者同士、遠慮は要りませんから。
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………………。
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あ、別にあんたに同情して 言ってるわけじゃありませんよ。
link リシテア volume_up
ただ……あんた、何か秘密を抱えていて、 辛い思いをしたりもしてるんでしょう?
link リシテア volume_up
今まであんたに、ちょっときつく 当たり過ぎたかもって思って……。
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そんなこと、ありません、 全然きつくなんて……。
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私は……いつも強くて、しっかりした リシテアさんを羨んでいたんです。
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でも、あなたも私のように、誰にも言えない 秘密を抱えていたんですね……。
link リシテア volume_up
ど、どんな秘密かは教えてあげませんよ?
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はい。……でも、いつか、 私の秘密は聞いてくれますか?
link マリアンヌ volume_up
貴方と一緒にいたら、その勇気が、 出せそうな気がするから……。
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いいですよ。聞いて、私が解決できる ことなら、すぐに解決してあげます。
link リシテア volume_up
わたし、紋章学には詳しいので。さっきの 学者っぽい男なんか目じゃないですし。
link マリアンヌ volume_up
ありがとうございます。 少しだけ、頑張れそうです。
link リシテア volume_up
わたしが力になると言っているのに、 少しだけ、ですか?
link マリアンヌ volume_up
あ、いえ……たくさん、頑張れそうです!