- ……どうかしら?
成功の目は、かなりあると思うのだけれど。
- そうですな……。
失敗した時の危険が大きすぎるのでは?
- 今までも幾度となく危ない橋は渡りました。
しかしこれは、明確な敵対です。
- 彼らがこちらの思惑に気づいた場合、
取り返しがつきませんよ。
- でも……このままだと彼女を失うわ。
奇跡的に、救う機会が巡ってきた……。
- くく……奇跡など起こらないと言ったのは
貴方様ではありませんか。
- そうよ。
待っていては奇跡など起こらない。
- 残党の動き、彼女の居所、奴らの計画、
担任の選定、そして今節の課題……。
- すべての歯車を嚙み合わせて、
私が起こすの。未来のために。
- ………………。
- ……彼らを追い詰めるための方策を、
準備しておきましょう。
- 私が思っていたよりも、よほど派手に
燃え広がる道になりそうですな、まったく。
- 頼んだわ。
……ありがとう。
- ようこそ、“[-]黒鷲の学級[+]アドラークラッセ[=]”へ。
貴方がこの学級を選んでくれて嬉しいわ。
- ええ!?
お前、士官学校の生徒になったのか?
- しかもオレたちの学級なんて、
凄えじゃねえか!
- え? ど、どういうことですか?
知らない人が増えてます!
- そういえば、ベルちゃんだけ節初めの
野外活動に参加してなかったものねえ……。
- いろいろあったのよ。聞いてない?
盗賊に襲われたりとか、ね。
- きゅえっ!? 盗賊ううう!?
い、行かなくてよかったよお……。
- しかし、教団も思い切ったことを
したものだな。私としては大歓迎だがね。
- エーデルガルトを助けた君の手腕には、
大いに学ぶところがあると思っていたのだ。
- わたし、傭兵の戦い方、興味、あります。
是非、訓練する、しましょう!
- 僕は寝ていたいなあ。そういえば、紋章は?
ハンネマン先生に調べられなかった?
- ああ、調べられたよ。
別に持ってないってさ。
- あれね、調べられたわ。
別に持ってないって。
- そっか。持っていそうな気がしたけど、
ただの気のせいだったみたいだね。
- 野営地でも顔を合わせたし、
知っているでしょうけれど……
- こういう人たちが集まった学級よ。
上手く付き合ってあげて。
- イエリッツァ先生、来ました。
皆、揃う、揃っています。
- 課題は、聞いているな……。
- ええ。野営地を襲撃した盗賊団“鉄の王”、
その残党の討伐ですな。
- 頭のコスタスはすでに討たれており、
残党もかなり小勢だとか。
- ええ、私たちでも余裕を持って
討伐できる相手だと思うわ。
- ……そうだ。
準備をしておけ。
- お、おう。
……行っちまったな。
- え、ええ。
……行っちゃったわね。
- そのようですな。
各自、盗賊討伐に備えておきましょう。
- へ? あれ? あの……
ベルは参加したくないなあって言おうと……
- ……言い損ねましたあああ!
もうダメですうううう!
- オレも! オレに任せてくれって
言おうと思ってたぜ……。
- けど、あの無駄口は叩かねえ!って
態度がまた強そうなんだよなあ!
- 同意する
- 疑問を持つ
- 確かに、静かだと風格があるよな。
- 確かに、静かだと風格があるわよね。
- ふふっ、そうよねえ。
お喋りが過ぎると、魅力は半減よねえ。
- そうか? 強そうなのは同意だが、
口数はあまり関係ないような……。
- そう? 強そうなのは同意だけど、
口数はあまり関係ないような……。
- うむ、我が帝国にもカスパルの父、
ベルグリーズ伯のように……
- その号令に海が裂け、雲が割れんかと
思うほどに声の大きな強者がいるしな。
- ともかく、今回は全員参加よ。
ベルナデッタも、頑張ってちょうだい。
- [HERO_MF]、
貴方の活躍も、期待しているわ。
- 力強く頷く
- 軽口を叩く
- よし、俺に任せとけ。
- もちろん、私に任せて。
- 俺が活躍したら、エーデルガルトの
出番はなくなっちまうぞ?
- 私が活躍したら、エーデルガルトの
出番はなくなっちゃうわよ?