1. まもなく私たちはアリルの谷に入るわ。
  2. 谷には西から王国と中央教会の連合軍が、 東からは盟友の同盟軍が進軍してきている。
  3. こちらが動きを掴んでいるのだから、 相手もこちらに気づいているでしょう。
  4. もはや決戦を避けるべくもない。この戦いに 私たちは、必ず勝たねばならないの。
  5. 兵数だけで言えば、 あたしたちのほうが上です。
  6. でも、王国には数多くの英雄の遺産がある。 これらを惜しみなく投入してくるでしょう。
  7. 決して油断せず、個の力に頼り切りになる ことなく、戦っていきますよ!
  8. 燃えてきたぜえ……って言いたいとこだが、 地面が燃えてんだよな、ここ……。
  9. いやあ、熱いんだよね。 何でここが戦場になってしまったのか……。
  10. わたし、寒いより熱い、遥か、得意です。 動き、鈍りません。
  11. あたしは暑いのも寒いのも嫌です! ちょうどいい部屋に引き籠もってたいい!
  12. 君たち、この一大決戦を前に少しは 緊張感というものを持ったらどうだね!
  13. 誇り高き帝国の、皇帝直属軍の一員としての 責務を胸に……
  14. いいじゃないですか、フェルくん。 気負ってなくて。
  15. 私は正直、争いとか好きじゃないから…… 皆のこういうところに救われてるんですよ。
  16. くく……私も同感です。
  17. くく……いいではありませんか。
  18. 因習に縛られた者どもに、せいぜい我々の 力を見せつけてやることにしましょう。
  19. ああ、今の俺たちに敵はない。 そう思えてくるよ。
  20. ええ、今の私たちに敵はない。 そう思えてくるわ。
  21. さあ、行きましょう。 すべてに勝利するために。