1. おっと、ちょうどいい時に来たな。 [HERO_MF]、頼みがあるんだが……。
  2. お前、戦いの時にもう一本剣を使うだろ? ちょっとばかりその剣を見せてほしいんだ。
  3. 了承する
  4. 渋る
  5. 構わないが……正直、意外だ。 お前が、あの剣に興味があったなんてな。
  6. あまり他人に見せびらかすような 代物じゃないと思ってるんだが。
  7. 悪いが、そこを何とか頼むよ。 どうしても気になることがあってさ。
  8. 仕方ないな。……だが正直、意外だ。 お前が、あの剣に興味があったとは。
  9. ディミトリやフェリクスのような、 武器に目がない奴らならまだわかるんだが。
  10. 俺も一応ゴーティエ家の嫡子だ。子供の 頃から、武具の類いには慣れ親しんでる。
  11. しかしお前は、よく訓練も手を抜いて…… まあいい。ほら、これでいいか?
  12. 助かる。こうして見ると不思議な剣だな。 材質は何だ? 鉄や鋼……じゃあないよな。
  13. 悪いが、わからん。 俺に聞かれても困るぞ。
  14. だったら、その現れたり消えたりするのは どういう理屈なんだ? 何かの魔法か?
  15. 魔法じゃないだろ。何というか…… 俺が求めると、それに応えてくれるんだ。
  16. 要領を得ないな。だったらもう一つ質問だ。 その剣……俺たちにも使えるのか?
  17. たぶん無理だな。 俺が手放したら、消えちまうさ。
  18. なあ、シルヴァン。何でまた、 そんなに俺の剣について知りたがるんだ?
  19. 何でも何も、この手の強力な武器は 世の中にいくつあっても困らないだろ?
  20. “英雄の遺産”は一振りで数百、使い手に よっては数千の兵にも匹敵する代物だが……
  21. 使い手が死んじまえばそこで終わりだし、 何より、紋章を持ってなきゃ使えない。
  22. その剣のように便利な代物を、 みんなが使えたら、と思ったんだが……。
  23. 難しいだろうな。何しろ俺自身、 この剣の正体はわかってないんだ。
  24. だよなあ……。似たようなものを作ると 言ったって、そう簡単にはいかなそうだ。
  25. 似たようなものを作る、ね……。 お前もお前なりにいろいろ考えてるんだな。
  26. これでも王国貴族の後継ぎなんだぜ、俺は。 それなりのことは考えるさ。何しろ……
  27. みんなが遺産に頼らず戦えるようになれば、 俺たち貴族の責任も、多少は減るはずだ。
  28. そうしたら俺も、士官学校の頃みたいに 毎日気楽に遊んでいられるだろ? ははは!
  29. いや、流石にそれはやめたほうが。 今の発言、イングリットに伝えとくな。
  30. いや、流石にそれはやめたほうが。 今の発言、ディミトリたちに伝えとくな。
  31. げっ、勘弁してくれ。人の心がないのか! ……ほら! もう少し剣を見せてくれよ!