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罪と罰と
EP.8 - 血染めの槍
« 城塞の危機
逆徒討伐 »
王国 ドミニク領
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ドミニク男爵
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……それはやはり、貴殿らが先王陛下を 弑したということか、マテウス子爵。
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ドミニク男爵
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無実の者たちに罪をなすりつけてまで…… 貴殿らは、何ということをしたのだ。
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マテウス子爵
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我々は、我々の正義に従ったまでだ。 己の行いに恥じる点など何一つない。
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エリデュア子爵
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仕方がなかったのですよ、男爵。 我らとて好きで背いたわけではない。
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エリデュア子爵
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ただ、先王陛下の政策は我々領主にとって 到底受け入れられるものではなかった。
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ギディオン子爵
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王に近く優遇されていた東部の諸侯は その政策にも諾々と従っただろうが……
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ギディオン子爵
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我々西部の民は、ただそれを 受け入れるのを拒んだというだけだ。
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ドミニク男爵
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貴殿らの事情も理解はできるが、 私は貴殿らを正義とは思えん。
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ドミニク男爵
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私とて、先王陛下の治世には 思う所がなかったわけではない。
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ドミニク男爵
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……急進的な改革が、必ずしも 良い結果をもたらすとは限らん。
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ドミニク男爵
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だが、そういったことを理解した上で、 私は先王陛下のご意思に従っていたのだ。
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ドミニク男爵
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不満があるのなら、お諫めすればよかった。 謀殺などする前に、対話を試すべきだった。
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エリデュア子爵
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こちらが異議を唱えようとも、 信奉者どもに黙殺されたでしょうがね。
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ドミニク男爵
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違う。何がどう問題かをきちんと説けば、 先王陛下も向き合ってくださったはずだ。
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ドミニク男爵
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臣下の務めを怠り、黙って帝国と組み あのような卑劣な手に訴えて王を弑した……
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ドミニク男爵
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その怠慢の報いを受ける番が、 今、こうして回ってきたのだ。
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コルネリア
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あら、自分だけは違うのだと 言わんばかりですわね、男爵。
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ドミニク男爵
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コルネリア……この女狐めが。
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コルネリア
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ふふふ、怠慢の報いだなんて、 薄汚いセイロス教の教えでもあるまいし。
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コルネリア
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第一、こうして私たちに加担した今、 あなたも同じ穴の貉でしょう?
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コルネリア
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せいぜい混乱をもたらしなさい。 ファーガスに、そしてこのフォドラに。
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ドミニク男爵
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………………。