link エピメニデス volume_up
本当に、本当に長い戦いだった。 このままでは僕らの種が途絶えてしまう……
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僕は、世界を取り戻さなければならない。 奪われたものを奪われたままにはできない。
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だから、僕が生まれた。
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ああ。だから、君を作り出したんだよ。
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「世界の循環」……すなわち魂の再利用。 かつての僕が、求め続けた秘術だ……。
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再利用する核で、欠陥品を作り出すことは 許されない。取り返しがつかないんだ。
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自分自身で引き継いで、皆を救う成果を 得なければいけなかった……。
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僕という人格が起動した時、 僕には何もなかった。
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水の音。泡の音。 巨大な何かが動き続ける音。
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それが永遠にも続くと思われたが…… 変化は突然に訪れた。
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何かが砕かれる音。流れ出る水。 青白い影が僕を包み込む。
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けたたましい音が鳴り響く中、 僕は必死に歩いた。光を求めて。
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……あれは、想定外の事故だった。 すべてが文字どおり水泡に帰したかと……。
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君という存在を作り上げておいたのが、 思わぬ形で役に立ったよ。
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僕が「僕」になる。 それが僕の役目……。
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そのための障害は、 すべて排除しなければいけなかった。
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そうして世界を救済する…… “灰色の悪魔”に宿る獣魔を討って。
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理解……してくれたようだね。 さあ、君たちの肉体を、僕に返してほしい。
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君たちには、本当に申し訳ないが…… これは、最初から決まっていたことなんだ。