link コンスタンツェ volume_up
うふふふっ……。 私はまた偉業を成してしまいましたわ。
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ああ、なんと恐ろしい才能でしょう。 私にかかれば新たな魔法の一つや二つ!
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いえ、まだ満足などできませんわね。 更なる高みを目指して……
link クロード volume_up
おーい! コンスタンツェ。 ちょっといいか?
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クロード? 何かしら、どうぞお入りなさい?
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おっと、魔道の実験中か? ちょうどいい。
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何ですの、ちょうどいいとは。 私はちょうどよく納まるような小物では……
link クロード volume_up
いやいや、お前が何やら面白い魔法の 研究中だと聞いてな。その魔法が……
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おーっほっほっほっほ! よくぞ聞いてくれましたわ!
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私の創出した新たなる魔法! それは、髪の 長さや形に影響を与える魔法ですのよ!
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これでフォドラの流行に革命が起こること、 間違いなしですわ!
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おお? 革命はともかく、凄い魔法だな。 そいつを見せてくれないか?
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髪型を自由に変えられれば、とっさに 変装してその場をやり過ごすことも……。
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構いませんわ! ならば、初の被験体は クロードということに致しましょう!
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初? いや、ちょっと待った。 やっぱり俺は遠慮……
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おーっほっほっほっほっほっほ! 食らいなさい!
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……どうなった?
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成功ですわ! 貴方の髪形、たいそう 素晴らしいことになっておりますわよ。
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お前にそう言われてもな、 何がどうなってんだか……頭が、硬い?
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って、痛っ!? 何だよ、これ。 髪の毛が全部逆立ってるじゃないか!
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怒った猫じゃあるまいし、流石にこの髪形が 流行るのは無理だろ……。
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時代の先取りとは、そういうものですわ。 今は奇抜でも、問題ありませんのよ!
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それに、帽子も何もかも突き破りそうで、 目立つどころじゃないな、これは……。
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まあ! 私の魔法を受けるという栄誉に 浴しておきながら、文句ばかり……!
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いったい何のために、魔法を完成させた 私の元に馳せ参じたというのです!?
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それは悪かった。 俺の聞いた話とちょっと違ったんだ。
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あーいや、確かに凄い魔法だよ。 他の誰にも真似できない、凄い魔法だ。
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何ですの、その慰めのような感想は……! 私が失敗したみたいではありませんか!
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いやいや、そんなことないって。 ただ、ちょっと使い道がな……。
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この屈辱、覚えていなさい! おーっほっほっほっほ!