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クロード & ローレンツ A - 支援会話鑑賞
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A
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ローレンツ
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クロード、我々レスターの諸侯は帝国と 協調していくことになったわけだが……
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ローレンツ
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我がグロスタール家は、以前から帝国との 友好関係を重視してきた。
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クロード
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ああ……お前の親父さんは、親帝国派の 旗頭だったからな。
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ローレンツ
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まあそれも、君の腹黒い策によって、 一度は完全に途切れたわけだが。
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クロード
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おいおい、まだそれを言うのか? 潔く謝罪しただろうが。
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ローレンツ
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ふっ、事実を言ったまでだ。 別に責めてなどいないさ。
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ローレンツ
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僕が言いたいのは、当家には先見の明があり 君はその後追いをしているということだ。
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クロード
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まあ、強引な理屈に聞こえるが、 そう見ることもできなくもない。
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ローレンツ
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とするならば、レスター連邦国の王位に 相応しいのはリーガン家ではなく……
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ローレンツ
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グロスタール家であるという意見が 出るのも疑いようのない事実。
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クロード
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いや、そこはお前の願望であって、 事実じゃないだろう……。
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ローレンツ
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誤解するな。僕は君が国王となったことに 異論があるわけではない。今のところはな。
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ローレンツ
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だが、君の王位は円卓会議の合議によって 定められた……言わば“選ばれし王”だ。
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ローレンツ
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言い換えるならば“臨時の王”。この先、 リーガン家の世襲が約された地位ではない。
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ローレンツ
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次の王として名が挙がるのは、当然…… ローレンツ=ヘルマン=グロスタールだ!
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ローレンツ
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君が失策をしでかそうものなら、すぐにでも この僕を王座に、という声が方々から……
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クロード
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いやいや、また願望が入ってるっての。
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クロード
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だが……世襲じゃない王ってのは 面白いかもしれないな。
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ローレンツ
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そうだろう? この発想こそが、 僕が王に相応しいという証であり……
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クロード
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だが、また円卓会議で決めるってのは、 うんざりだ。同盟の頃に戻っちまう。
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ローレンツ
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ほう? ならば、どう決めようというのだ。
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クロード
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例えば、そうだな……領内の平民たちに 選んでもらったらどうだ?
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クロード
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彼らは、自分を一番守ってくれそうな奴を 次の王に選ぶはずだ。名案じゃないか?
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ローレンツ
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それは流石に荒唐無稽な話だと思うが…… 本気で言っているのか?
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ローレンツ
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まあ、そのやり方なら、領民からの信頼厚い グロスタール家が圧倒的有利なわけだが。
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クロード
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それは願望じゃなく真実かもな。だが、 王を選ぶのはレスター全土の平民だぞ?
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ローレンツ
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問題ない。当家の善政はフォドラ全土に あまねく知られている……はずだ。
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ローレンツ
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……いや、その話は今はいい。僕が君に 伝えたかったのは、そんなことじゃない。
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ローレンツ
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この連邦国の王位は、いまだ不安定だ。 心してかかれ。でないとすぐに崩壊するぞ。
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クロード
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……確かにな。隣の王国や帝国のように、 主の加護を得て建国されたわけでもない。
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クロード
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人の意志のみによって作られた、脆い王だ。 お前の言うとおり、心してかかるよ。
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クロード
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……ありがとう。お前が側にいる限り、 俺は自分を見失わずに済みそうだ。
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ローレンツ
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勘違いしないでくれたまえよ。僕はただ、 この国が失望で覆われてほしくないだけだ。
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クロード
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ああ、これからも遠慮なく俺に文句を言いに 来てくれ。頼んだぞ、ローレンツ。
C
A