リンハルト & ベルナデッタ A - 支援会話鑑賞

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ぐず……ひっく……ぐすぐす……。

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ベルナデッタ、ここで何を……

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おっと、邪魔したみたいだね。 それじゃ……

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リンハルトさあああん！ 聞いてくださいよおおお！

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しまった……。

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ここで前に逢引きしてた二人を覚えてます？　 男の人のほうが死んじゃったんです！！

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……ま、そういうこともあるだろうね。 悲恋の物語がまた一つ増えたわけだ。

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二人が幸せになるって信じてたのに……！ こんな結末、酷すぎますううう！

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そうは言ってもね…… 僕らの国が戦争を選んだ結果さ。

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でも、でも、二人の想い合う力があれば、 命の危機だって乗り越えられるって……。

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無茶を言うなあ、君は。 確かに、戦場の馬鹿力というか……

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非常時に体が持っている以上の力を 発揮することがある、とは思うよ？

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けどそれは、少しの上乗せだけの話。 ちゃんと死んだら生き返りようがないって。

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そんなことベルだってわかってますもん！ 悲しくないんですか、リンハルトさんは？

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うーん…… どちらかと言えば悲しいかな。

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ど、どちらかと言えば……！？ その程度なんですか？

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名前も知らない人だし。敵の兵士もたくさん 死んでるのに、何で味方だけ悲しいのかな。

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え？　そ、それは……？ 味方だからじゃ……？

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もちろん君が死んだら悲しいよ。 だから死なないでほしい。

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あ、あたしだって、リンハルトさんには 死なないでほしいですよ！

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死んだら、もっと泣いちゃいます！ 想像したら涙がああああ……

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困ったな……想像で泣かないでよ。 まだ死んでないんだけど。

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そ、そうですよね！ ……ご、ごめんなさい、リンハルトさん！

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いや、いいよ。……そういうわけだから、 せめて僕らは一緒に生き残ろう。

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この戦争を二人で生き延びられたら、 君の言うとおりだったと僕は謝るよ。

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謝るって、何をです？

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想い合う力があっても命の危機は 乗り越えられないって、否定したことをさ。

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そうじゃない反例ができるわけだし。

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あ、そういうことですかあ！

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確かにベルとリンハルトさんなら、 想いの力で……って、あれ……？　ん？

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本格的に話し疲れた……。 おやすみ……。

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また！？　いきなり寝ないでくださいよ！ 置いてっちゃいますよ！？

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ふああ……よく寝た……。 ん、あれは……？

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戦死は誤報だったみたいだね？ ベルナデッタに教えてあげようか。

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……でも彼女のことだからなあ。 お化けだと思ってひっくり返りそうだ。