link シェズ volume_up
ふう……今日の鍛錬はいま一つだったわ。 もっと鍛錬しないと駄目ね……。
link シルヴァン volume_up
君ってさ、本当に直向きだよな。 見てると申し訳なくなってくるよ。
link シェズ volume_up
何であなたが申し訳なくなるの? 私が未熟だって話でしょ。
link シェズ volume_up
見ててよ、シルヴァン。次の戦いでは、 今回の倍は活躍してあげるわ。
link シルヴァン volume_up
そういう話をしてるわけじゃない。 ……巻き込んじまった、と思ってさ。
link シルヴァン volume_up
俺たちにとってこの戦争は、 自分の家が滅ぶか否かの戦いだ。
link シルヴァン volume_up
負ければ家も家族も、生まれ育ってきた 故郷さえも、何もかもを失うことになる。
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けど、君は俺たちとは違うだろ? 君は……好きな場所で生きられる人間だ。
link シェズ volume_up
そうね。 確かに私は根無し草よ。
link シルヴァン volume_up
君には、「故郷」と呼べるような 場所はないのかい。
link シェズ volume_up
一応あるにはあるけど……
link シェズ volume_up
あの山奥の村を、故郷と呼んでいいのかは 正直なところ私にもよくわからないわ。
link シルヴァン
………………。
link シェズ volume_up
きっと、私は一生理解できないのよ。 あなたたちの、故郷に懸ける想いは。
link シルヴァン volume_up
なら君は、陛下から貰う金のためだけに これだけ真摯に働いてくれてるってことか?
link シェズ volume_up
お金を貰ったら、その分働くのは当然よ。 仲間を守りたいって気持ちも当然あるけど。
link シルヴァン volume_up
あっはは、君らしい割り切り方だな。 俺はそういうのも嫌いじゃないが……。
link シェズ volume_up
私が真面目に働くのは、今度こそ仲間を 守りたいからよ。まあ、お金も大事だけど。
link シルヴァン volume_up
……ふ。なるほどな。なかなか 気障なこと言ってくれるじゃないか。
link シェズ volume_up
今の私にとっては、仲間がいるこの国こそが 故郷みたいなものなのよ。
link シルヴァン volume_up
はは。こんな暮らしにくい国を、 故郷みたいなものだなんて、よく言うぜ。
link シルヴァン volume_up
寒いし、貧しいし、何より娯楽が少ない! おまけにスレンなんて敵まで抱えてる。
link シェズ volume_up
それはまあ、否めないけど……それでも、 あなたたちにとっては大事な故郷でしょう?
link シルヴァン volume_up
ああ……そうだな。それは間違いない。
link シルヴァン volume_up
そんなつまらない故郷を住みよい土地に 変えるのも、俺たちの仕事なんだろうさ。
link シェズ volume_up
戦争が終わった後はともかく、 今は、私も全力であなたたちを手伝うわ。
link シルヴァン volume_up
……あ、そうだ。それで思い出したんだが、 少し前に図面を見せた魔道砲台の件……
link シルヴァン volume_up
後で実験に付き合ってくれないか? さっき試したら、だいぶ悲しい威力でなあ!
link シェズ volume_up
ええ、いいわよ。 ……やっぱり、完成はだいぶ遠そうね?
link シルヴァン volume_up
おいおい、一応いろいろ試してるんだぜ。 魔道学院に声かけたりもしたし。
link シェズ volume_up
ふふっ、そう慌てなくても、 そのうち成功するわ。
link シェズ volume_up
私は知ってるのよ。あなたがやる気を出した 時は、必ず結果がついてくるって。