link アネット volume_up
……沼の底から~、やってきた~♪ 色とりどりの~、魔獣たち~♪
link アネット volume_up
輪になって踊れば~……うーん、違うなあ。 輪になって……。……? 誰かいるの?
link シルヴァン volume_up
……ああ、悪い。声かけていいのか わからなくてさ。歌の練習かい、アネット?
link アネット volume_up
なんだ、シルヴァンか。びっくりしたー。 そう、練習。もしかして、ずっと聞いてた?
link シルヴァン volume_up
まあな。とっても君らしい、 ぶっそ……独創的な歌じゃないか。
link アネット volume_up
ねえ、なんか一瞬、物騒って言葉が 聞こえたような気がするんだけど?
link シルヴァン volume_up
いやいやいや……本当に良い歌だったぜ。 誰かに聞かせる予定でもあるのか?
link アネット volume_up
うん。後でみんなに披露するつもり。 歌詞も曲も全部、あたしが考えたんだよ。
link アネット volume_up
ちゃんと完成したことだし、どこで歌っても 恥ずかしくないものになったかなーって。
link シルヴァン volume_up
お、おう。そうだったんだな。 ……しかし、沼の魔獣……魔獣か。
link アネット volume_up
えっ、何? 魔獣がどうかしたの?
link シルヴァン volume_up
いや、あー、さっきの歌の歌詞なんだが…… 大勢の前で披露するんだったら、その……
link シルヴァン volume_up
そう、魔獣よりも可愛い動物とかのほうが 受け入れられやすいんじゃないか?
link アネット volume_up
……なるほど。それは確かにそうかも。 可愛い動物……熊? それも大きいやつ!
link シルヴァン volume_up
でかい熊。……まあ、魔獣よりはいいか。 間近で見なけりゃ可愛いのかもしれない。
link シルヴァン volume_up
……で、出てくるのが熊になるんだったら 沼の底から出てくるってのは今一つだよな?
link シルヴァン volume_up
ここは一つ、森の中ででかい熊が、 輪になって踊ってるみたいな歌にするとか。
link アネット volume_up
森の中に熊……想像しただけで可愛い~! すごいね! 作詞の才能あるんじゃない?
link シルヴァン volume_up
いや、折角アネットが考えた歌詞だったのに 偉そうに講釈を垂れちまってごめんな。
link アネット volume_up
ううん、みんなの元気が出るような 良い歌になるなら、それが一番だもん。
link アネット volume_up
ありがとう、シルヴァン。 親身になってくれて嬉しかったよ。
link シルヴァン volume_up
あっはは、君のような頑張ってる女の子を、 この俺が放っておけるわけないだろ?
link シルヴァン volume_up
完成したらまた聞かせてくれよ……っと、 その顔はもうできてるって顔だな?
link アネット volume_up
うん、シルヴァンと話したおかげで 着想がどんどん湧いてきたから!
link シルヴァン volume_up
そりゃあ何よりだ。 よかったら、ちょっと聞かせてくれるか?
link アネット volume_up
もちろん! きっとびっくりするよ……。
link アネット volume_up
森の中から~、現れた~……♪ 数百万の~、熊の群れ~……♪
link アネット volume_up
輪になって踊れば~……♪ 宴の夜は~、肉が舞う~……♪
link シルヴァン volume_up
……うん、余計に物騒になった気もするが、 まあ……これも才能の一つなのかもな。
link シルヴァン volume_up
聞いてるうちに悩みなんて馬鹿馬鹿しく なっちまいそうな良い歌だよ、アネット。