作業を手伝う
えー、あたし? 仕方ないかー。
クロード
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ヒルダ: あたし、上手くやれる自信ないなー。 クロードくんにお任せしてもいいよね?
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クロード: やり方はおれに任せてくれてもいいが、 体はちゃんと動かしてもらうからな?
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クロード: たまにはこういう仕事も悪くないよな。 良い気分転換になりそうだ。
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ヒルダ: 気分転換なら、お茶会のほうがいいけど…… クロードくんがそう言うならやりますかー。
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ヒルダ: 意外と上手くできたんじゃない? あたしとクロードくんだからかな。
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クロード: まあ、そういうことにしておくか。 お前が真面目にやってくれて助かったよ。
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ヒルダ: あたしがしっかり見ててあげるから、 思う存分、訓練に励んでちょうだいね。
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クロード: しっかり見ててくれなくていいから、 お前もちゃんと訓練しろっての。
ローレンツ
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ローレンツ: ヒルダさん、今日は君の本気が見たい。 全力をもって臨んでくれたまえよ。
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ヒルダ: あたしが本気を出してもローレンツくんには 敵わないよー。だから、頑張ってね!
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ヒルダ: ローレンツくんがいて良かったよー。 こんな作業、簡単にこなしちゃうでしょ?
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ローレンツ: もちろんだとも。僕が頼れる男かどうか、 君の目で確かめてくれたまえ。
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ローレンツ: やれやれ……想定以上の成果を上げたが、 なぜか疲労感も想定以上だな。
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ヒルダ: ローレンツくん、頑張ってたもんねー。 やっぱり流石だよー。またよろしくねー?
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ローレンツ: 一度の訓練で最大の成果を上げねばな。 ヒルダさんも怠けず臨んでくれたまえよ。
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ヒルダ: 怠けずって、ちょっとひどくなーい? 自分の訓練まで他人任せにしないよ。
マリアンヌ
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ヒルダ: マリアンヌちゃんが一緒なら安心かもー。 こういう作業、得意そうだもんね?
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マリアンヌ: あ、あの……頑張ります……。
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ヒルダ: マリアンヌちゃんが一緒なら、 あたしも怠けないで頑張っちゃうよー。
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マリアンヌ: すみません……。 私もできるだけのことはしますので……。
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ヒルダ: 働いちゃったー。マリアンヌちゃんがいると なぜかやる気が出てきちゃうのよねー。
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マリアンヌ: お役に立てたなら、良かったです……。
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ヒルダ: マリアンヌちゃん、頑張って! あたしが応援しててあげるからね!
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マリアンヌ: え、あの……? ヒルダさんは 訓練をしないんでしょうか。
ホルスト
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ホルスト: 我が妹ヒルダよ、折角の機会だ。 おまえの力を惜しみなく発揮するといい。
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ヒルダ: う、兄さんが一緒だと怠けられない…… 今回は真面目にやるしかなさそうねー。
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ホルスト: 流石だな、我が妹よ! お前の優れた力を 改めて確認できた。兄は嬉しいぞ!
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ヒルダ: たまたま上手くいっただけだよー。 あたしをそんなに買い被らないでってば。
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ホルスト: 折角だ、我が愛しの妹を肩に乗せ、 足腰を鍛えつつ訓練をするとしよう!
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ヒルダ: 嫌だよ、恥ずかしいなー。鍛えたいなら、 その辺の岩でも担いで訓練してくれる?
バルタザール
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バルタザール: おっ……ヒルダか。 ま、ちゃっちゃと片づけちまおうか。
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ヒルダ: ちょっと、今の反応は何よ? また ろくでもないことを企んでないでしょうね。
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ヒルダ: バル兄、今日は真面目だったわね。 もしかして、そんなにお金が厳しいの?
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バルタザール: やかましい! 普通に働いただけだ! いや、これも日頃の行いのせいだな!
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バルタザール: あんまりやり過ぎるとホルストが怒っちまう からなあ。ま、手は抜けねえんだが。
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ヒルダ: そう言いながら、バル兄は本気でやって くれるでしょ? いつも助かってるのよ。