作業を手伝う
ああ、片づけよう。
  ドゥドゥー
    
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        ドゥドゥー:  陛下、このような作業はおれに任せて どうかお休みください。お疲れでしょう。
      
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        ディミトリ:  心配無用だ。それに、こうして体を動かして いたほうが良い息抜きになるからな……。
      
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        ディミトリ:  ドゥドゥー、お前は俺に休め休めと言うが、 お前のほうこそたまには休んだらどうだ?
      
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        ドゥドゥー:  ……いえ、おれに気遣いは無用です。 休むべき時には、休んでおりますので。
      
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        ディミトリ:  俺たちが力を合わせたんだ。 これくらいの成果は上げてみせないとな。
      
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        ドゥドゥー:  おれが陛下のお役に立てたのならば、 これ以上のことはありません。
      
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        ディミトリ:  お互いに全力で取り組むとしよう。 お前とならば、良い結果を残せそうだ。
      
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        ドゥドゥー:  は……おれも、最善を尽くしましょう。 ですが陛下、決して無理はなさらぬよう。
      
フェリクス
    
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        フェリクス:  またお前と一緒に働かされるのか。 面倒だ……とっとと終わらせるぞ。
      
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        ディミトリ:  そうだな。お前に嫌な思いをさせるのは 俺も本意ではない。早く片づけてしまおう。
      
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        ディミトリ:  さて……今回も、早く終わらせなくてはな。 お前も俺と共に作業などしたくないだろう?
      
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        フェリクス:  チッ……俺がいつそんなことを言った。 まったく、これだから貴様は……。
      
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        フェリクス:  フン。この程度、造作もない。 たいした仕事でもなかったからな。
      
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        ディミトリ:  そうは言っているが……いや、まあいいか。 ありがとう。今日は何度も助けられた。
      
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        ディミトリ:  今日の訓練相手はお前か、フェリクス。 どうやら遠慮は無用のようだな。
      
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        フェリクス:  上等だ、来い。……と言いたいところだが 貴様、勢い余って武器や訓練場を壊すなよ。
      
シルヴァン
    
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        シルヴァン:  よりにもよって、何で陛下を働かせるかな。 手を抜きにくい……はっ、狙いはこれか!?
      
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        ディミトリ:  おい、何を一人でぶつぶつ言っている? 無駄口を叩いていないで、早く始めるぞ。
      
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        シルヴァン:  陛下、たまには俺も役に立つでしょう? ……こんなに働くつもりはなかったが。
      
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        ディミトリ:  たまに、ではないだろう。 お前は自分を過小評価し過ぎなんだ。
      
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        シルヴァン:  うわあ、今日の訓練は陛下とですか……。 ……ぶっ飛ばされる前に帰っていいですか?
      
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        ディミトリ:  無論、俺とて加減はする。訓練相手を 「ぶっ飛ばす」ような真似はしないさ。
      
ロドリグ
    
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        ロドリグ:  いけませんね、陛下。こうした雑事まで 引き受けていては、体が持ちませんよ。
      
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        ディミトリ:  たまには動かねば、体も鈍る。それに お前もいるんだ、負担にはならないさ。
      
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        ディミトリ:  我ながら、上々の成果だと思う。 やはりロドリグがいてくれたからかな。
      
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        ロドリグ:  おや、あまり持ち上げないでくださいよ。 それもこれも、陛下のおかげです。
      
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        ロドリグ:  ふ……まるで先王陛下を相手に しているかのような、不思議な心持ちです。
      
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        ディミトリ:  さて、俺がどれだけ父上に迫れるかは わからないが……互いに、力を尽くそう。