1. ローレンツ、先に言っとくけど、 この仕事に貴族も平民も関係ないからな?
  2. もちろん、承知している。だからと言って、 僕を顎でこき使うのは控えてくれたまえよ。
  3. フッ、僕たちが力を合わせれば、 この程度のことはすぐに片づくだろう。
  4. ああ、ローレンツがどんな仕事も 文句を言わずにやってくれればね。
  5. 結局、僕が一番働かされていた気が するのだが、気のせいだろうか?
  6. それはローレンツが優秀だからだって。 おかげでほら、十分な成果を出せただろ?
  7. ローレンツさあ、一口一口が小さくないか? もっと豪快に食べたほうが絶対美味しいぞ。
  8. 君たちの食べ方に文句は言わない。だから、 せめて僕のことは放っておいてくれたまえ。
  9. 一人前の傭兵なら、これくらいの料理は ささっと作れないと駄目なんだろうな。
  10. 貴族とて同じだ。料理もできぬようでは 平民の暮らしを理解することなどできまい。
  11. さて、今日は卑怯上等のジェラルト流戦術を みんなにも叩き込んであげるよ。
  12. 待て、レオニーさん。卑怯上等は困る。 それは僕がいない時にやってくれたまえ。