link ディミトリ volume_up
……この期に及んでスレンが動くか。 数節前に撃退したばかりだったのだがな。
link ギュスタヴ volume_up
前回は一部の部族の暴走だったようですが、 此度はまた別の一団による侵攻かと。
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敵は少数だと聞いているが、現況下で 辺境伯の動きを阻害されるのは痛手だな。
link ロドリグ volume_up
先王陛下と共にスレン族と戦ってから、 もう１４年近い歳月が過ぎています。
link ロドリグ volume_up
元々好戦的な民族ですし、王国の混乱を 知れば間違いなく攻め入ってくるでしょう。
link ディミトリ volume_up
……ならば問題は、誰が王国の状況を スレンの者たちに伝えたか、という点か。
link フェリクス volume_up
おい、猪。いるな。 少しばかり不味いことになった。
link ディミトリ volume_up
どうした、フェリクス。
link フェリクス volume_up
連邦国の連中が、フラルダリウス領に 侵入した。今も西へと侵攻を続けている。
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……連邦国が？　どこから入ってきた。 東側の国境は十分に警戒していたはずだが。
link フェリクス volume_up
海だ。奴らは巨大な船を使って海を渡り、 フラルダリウス領東岸の湊町を占拠した。
link ロドリグ volume_up
巨大な船だと？　レスターに大規模な兵力を 運べる船があるなど聞いたことがないが……
link フェリクス volume_up
知るか。聞きたいのはこちらのほうだ。 実際に船で現れたものは仕方あるまい。
link ディミトリ volume_up
……だが、いかに巨大であっても船は船、 輸送できる兵力には限りがあるはずだ。
link ロドリグ volume_up
とすれば彼らも無用な消耗は望みますまい。 恐らく、まっすぐに西進してくるはずです。
link フェリクス volume_up
奴らの狙いはあくまで王都ということか。 ならばその途上で食い止めねばならん。
link フェリクス volume_up
それが“ファーガスの盾”の責務だからな。 ……俺は自領に戻り、迎撃の用意を整える。
link ロドリグ volume_up
陛下、私にも同道の許可をいただけますか。 前領主として看過できん事態ですから。
link ディミトリ volume_up
そうだな。王家からも援兵を送ろう。 ……生きて戻ってこい。必ずだ。