link イエリッツァ volume_up
ふっ……!
link エーデルガルト volume_up
……退屈そうね。
link イエリッツァ volume_up
……相手のいない戦いなど、無意味。 剣は、殺し合ってこそだ……。
link エーデルガルト volume_up
貴方らしい理由だわ。 戦争は、さぞや良い糧になるのでしょう。
link エーデルガルト volume_up
貴方……いえ、“死神”のように、 戦争を歓迎する者もいるということね。
link イエリッツァ volume_up
……ああ。この戦争が始まらずとも、 私はきっと、人を殺していたはずだ……。
link イエリッツァ volume_up
……戦争が終われば、私の役目も終わる。 皇帝との契約も、そこで終わりだ……。
link イエリッツァ volume_up
その時には……罰を受けねばなるまい。
link エーデルガルト volume_up
まだ考えは変わらないの? 確かに罪だけを 見れば、貴方の言うとおり罰は必要よ。
link エーデルガルト volume_up
けれど……功をもって罪をあがなうという 方法だって残っているわ。
link エーデルガルト volume_up
汚いやり方と忌避するかしら?
link エーデルガルト volume_up
殺されたバルテルス家の者たちにだって、 罪はあったのよ。
link イエリッツァ volume_up
………………。
link イエリッツァ volume_up
……たとえお前がそれを望んだとしても、 私は……それを望まない。
link イエリッツァ volume_up
私の行く末は、私が決める……。 どう生きるかも、どう死ぬかも。
link エーデルガルト volume_up
………………。
link エーデルガルト volume_up
ふふ……私としては残念だけれど、 貴方の意思は尊重する。
link エーデルガルト volume_up
死ぬよりも、生きて罰を受ける道を選んで くれたこと自体は喜ばしいし、ね。
link イエリッツァ volume_up
……私は牢獄に入り、罰を受ける。 そして許されたその時には……いや……
link イエリッツァ volume_up
……私は牢獄に入り、罰を受ける。 それが私にできる唯一の……いや……
link イエリッツァ volume_up
たとえ牢の中で、寿命が尽きようと…… 私の歩むべき道は、他にない。
link エーデルガルト volume_up
貴方の決意が果たされることを、 私は願っているわ。
link エーデルガルト volume_up
人が己の意思によって生き方を決められる。
link エーデルガルト volume_up
そういう世界こそが、私が戦いを起こして までも望んだものなのだから。
link イエリッツァ volume_up
……すまない。 これまでの計らいには……感謝している。
link エーデルガルト volume_up
謝る必要はないわ。 私も、貴方の働きに感謝している。
link エーデルガルト volume_up
ありがとう、エミール。 ……いえ。イエリッツァ、だったわ。
link イエリッツァ
………………。
link エーデルガルト volume_up
今日は、その名で呼ぶなと言わないのね。 少しは許してもらえたのかしら。
link イエリッツァ volume_up
………………。
link エーデルガルト volume_up
今は互いの未来に向かって、 戦い続けましょう。
link イエリッツァ volume_up
……ああ。