1. いよいよ、王国領に攻め入るのか。 ファーガスは騎士の国、敵も手強いだろう。
  2. なんだ、ローレンツくん。 緊張してんのか?
  3. そんなわけないだろう。君はどうして 僕をからかうようなことばかり……。
  4. 国境に近づいたら周囲に気をつけな。 どこかに斥候が潜んでるだろうからね。
  5. とはいえ、国境まではまだ距離がある。 今から気を張る必要は……
  6. てっ、敵襲! 
  7. なっ……王国軍に先手を取られたか?
  8. 違います! 敵が掲げている軍旗は…… 帝国のランドルフ将軍と同じものです!
  9. ランドルフだって? 坊やを恨むあまり化けて出てきたかい。
  10. ばっ、化けて……! う、う、嘘でしょ、そんな……
  11. リシテアさん、落ち着いて……。
  12. 見殺しにしたランドルフの一族が 報復に現れたのかもな。
  13. 見殺しにしたランドルフの一族が 報復に現れたのかもしれないわね。
  14. なるほどな……だとすれば、今更、 言い訳をしても聞いちゃくれないだろう。
  15. こんなところで消耗してる場合じゃない。 みんな、落ち着いて迎え撃つぞ!
  16. ここは…… ……ラルヴァ、どうしたんだ?
  17. ここは…… ……ラルヴァ、どうしたの?
  18. もう開戦だぞ。 眠ってる暇なんて……
  19. もう開戦よ。 眠ってる暇なんて……
  20. すまない、[HERO_MF]。 どうしても話しておきたくて。
  21. 以前、警告を伝えた時のことを 覚えているかい?
  22. その焦燥のような、嫌な感覚が…… また僕の身を襲ってきたんだ。
  23. あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に 現れて、確かに危ない目に遭った。
  24. あの時は……“灰色の悪魔”が戦場に 現れて、確かに危ない目に遭ったわ。
  25. もしかして、今回もあいつが敵に……?
  26. もしかして、今回もあの人が敵に……?
  27. わからない。 ただ、一つだけ言えるのは……
  28. 前に予感があった時よりも、 嫌に強い焦燥だった。
  29. もし、これで“灰色の悪魔”が戦場に現れる ような事態になれば……
  30. もっと危険なことが引き起こされて しまうんじゃないかと……。
  31. ……何が起こるかわからないが、 俺が防ぐしかないな。
  32. ……何が起こるかわからないけど、 私が防ぐしかないわね。
  33. 気をつけてくれよ? 無理に戦うことは禁物だ。
  34. 君が討たれることにでもなれば、 僕らの運命は途切れてしまうのだから。