1. とんだ強行軍だったが、ひとまず無事に 終わって良かったな。
  2. とんだ強行軍だったけど、ひとまず無事に 終わって良かったわね。
  3. ええ、二人とも、助かりました。 ありがとうございます。
  4. 私も安心して戻れるというものだ。 ヴァーリ伯爵夫人にも土産話が出来たしな。
  5. あ、えっと、はい。
  6. ああ、君のことを心配していたからな。 何も問題ないと伝えておくよ。
  7. よろしく、お願いします。
  8. では、私は先に失礼させてもらう。
  9. 好意的に見送る
  10. 懐疑的に見送る
  11. 今まで出会った帝国貴族の中で、一番 まともというか……普通の人だったな。
  12. 今まで出会った帝国貴族の中で、一番 まともというか……普通の人だったわね。
  13. 信頼できそうというか。 実際どうなんだ?
  14. 信頼できそうっていうか。 実際どうなの?
  15. ふふっ、見たままの、実直な方ですよ。
  16. 今まで出会った帝国貴族の中で、一番 まともというか、普通の人に見えたが……
  17. 今まで出会った帝国貴族の中で、一番 まともというか、普通の人に見えたけど……
  18. 実態は違うんだろうな。 貴族だし、腹に一物抱えてるのかもしれん。
  19. 実態は違うんでしょうね。 貴族だし、腹に一物抱えてるのかも。
  20. そんなことはありません。 見たままの、実直な方ですよ。
  21. 自分の家を大事にするという意味では、 貴族の例に漏れませんが。
  22. そんなもんか。 ベルナデッタのことも気遣ってくれたしな。
  23. そんなものかしら。 ベルナデッタのことも気遣ってくれたし。
  24. ……それにしても、洞窟はいいなあ。 澄んだ空気が澱んでるっていうか。
  25. 引き籠もるには最適な場所だよ。
  26. 澄んだ空気が澱んでる……?
  27. 澄んだ空気が澱んでる……?
  28. うん、山の空気は澄んでますよね。 その空気が洞窟に溜まるのが良いんです。
  29. うん、山の空気は澄んでるよね。 その空気が洞窟に溜まるのが良いんだよ。
  30. ………………?
  31. ………………?
  32. でも、こういう洞窟は、魔物たちの 住み処になっていたり……
  33. 今回のように賊の根城になっていたり することがよくありますよ。
  34. 引き籠もるのは大変だと思いますけど…… 命が幾つあっても足りません。
  35. そ、そういう考え方もあるよね。 確かに一人では危ないかも。
  36. それに、大雨で水がしみ出したり、 嵐が来て崩れる可能性もあります。
  37. やっぱり引き籠もるなら人の作った 住居じゃないと……。
  38. 何でそんなに脅かすのお!? もうベルは 洞窟に引き籠もったりしないもん!
  39. おい、今までだって洞窟には 引き籠もってないだろ……。
  40. ちょっと、今までだって洞窟には 引き籠もってないでしょ……。
  41. そもそも引き籠もってないですし! いつも顔を合わせてますよね、あたしたち?
  42. そもそも引き籠もってないし! いつも顔を合わせてるよね、あたしたち?
  43. 否定する
  44. 肯定する
  45. そうか? 前に顔を合わせたのっていつだっけ……。
  46. そう? 前に顔を合わせたのっていつだっけ……。
  47. えええ……酷いです! 何でそんなこと言うんですかあああ……。
  48. えええ……酷いよお! 何でそんなこと言っちゃうのおおお……。
  49. そう言われればそんな気もするな。
  50. そう言われればそんな気もするわね。
  51. そんな気もする!? 酷い言い草ですううう……。
  52. そんな気もする!? 酷い言い草だよおおお……。
  53. すまんすまん、今のは俺が悪かった。
  54. ごめんごめん、今のは私が悪かったわ。
  55. わかればいいんですよ、わかれば。 気をつけてくださいね。
  56. わかればいいんだよ、わかれば。 気をつけてね、ほんとに。
  57. これにて一件落着ですか? では、戻りますよ。