link コンスタンツェ volume_up
おーっほっほっほ！ ようやく話す機会を持てましてよ！
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コンスタンツェ？ 話、何、ですか、わたし……
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いいですこと、私には遠慮は無用です。 何のわだかまりもないのですから！
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……何の話、する、しています？ わたし、わかりません。
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もちろん、ブリギットと帝国の間にあった わだかまりのことですわ！
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先の戦争、ですか。 わたし、確か、思うところ、ある、あり……
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そう、確かに貴方のお父様は、私の家…… ヌーヴェルに攻めかかりました。
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あの戦争で、私は家族も、友も、領地も すべてを失うことになりましたのよ。
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貴方もまたお父様や、多くのブリギットの 民を失ったことでしょう。
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しかし、私も貴方も、その戦いには 参加しておりませんわ！
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そのような私たちが、過去の恨みを継いで 争うことに、私は価値を感じませんの！
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おわかり？　以上ですわ！ おーっほっほっほっほっほっほ！
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………………。
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わたし、返答する間、ない、皆無でした。 コンスタンツェ、鮮烈です。
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しかし、わたし、言葉、返す必要、 あります。彼女の思い、応える、応えます。
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コンスタンツェ。 先程の話、わたし、返事する、します。
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これはペトラ様。先程は「私」がご迷惑を おかけしたようで伏してお詫びいたします。
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私のような零落した者が、やんごとなき お方にあのような非礼を働くなど……
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コンスタンツェ……？
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厚かましいお願いではありますが、 何卒お許しいただけると幸いでございます。
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はい、許す、問題ないです。 わたし、非礼、思っていない、いません。
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なんとお優しいお方でございましょうか。 私めのような者にお慈悲をくださるなんて。
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流石は一国を統べるべきお方。 私はそのご威光にすがる路傍の石ですわ。
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コンスタンツェ、話、聴く、願います。
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わたし、あなた、複雑な関係、承知する、 しています。
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それ、向かい合い、日々、考えながら、 苦しみ、悩み、乗り越える、最中です。
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しかし、あなた……強烈、でした。 わたしの心、打ち抜く、驚き、あります。
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まあ、そのようにお褒めいただいて、 まことに恐縮し切りでございます。
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ですが、私は私、ペトラ様はペトラ様です。 私の妄言などお気に留める必要も……
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ああ、これもまた貴方様を否定することに なってしまいますわ。失礼いたしますわね。
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………………。
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コンスタンツェ、真意、どちら、あります？ ……わかりません。