作業を手伝う
いいだろう、共に最善を尽くそう。
  クロード
    
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        クロード:  こんな作業にホルストさんを駆り出すなんて 申し訳ない気がしちまうよ。
      
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        ホルスト:  なに、自ら望んで来たのだ。どんな経験も 私の血となり肉となる、無駄にはならんさ。
      
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        ホルスト:  うむ、成果は十分だろう。 二人ともよく頑張ったな!
      
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        クロード:  いや、あんたの超人的な働きのおかげだろ。 本当に何をやらせても凄いんだな。
      
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        ホルスト:  実戦さながらでなければ訓練など無意味。 私を殺すつもりでかかってくるのだ。
      
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        クロード:  実戦で目の前にホルストさんが現れたら、 真っ先に逃げ出すと思うんだが……。
      
ヒルダ
    
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        ホルスト:  我が妹ヒルダよ、折角の機会だ。 おまえの力を惜しみなく発揮するといい。
      
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        ヒルダ:  う、兄さんが一緒だと怠けられない…… 今回は真面目にやるしかなさそうねー。
      
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        ホルスト:  流石だな、我が妹よ! お前の優れた力を 改めて確認できた。兄は嬉しいぞ!
      
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        ヒルダ:  たまたま上手くいっただけだよー。 あたしをそんなに買い被らないでってば。
      
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        ホルスト:  折角だ、我が愛しの妹を肩に乗せ、 足腰を鍛えつつ訓練をするとしよう!
      
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        ヒルダ:  嫌だよ、恥ずかしいなー。鍛えたいなら、 その辺の岩でも担いで訓練してくれる?
      
バルタザール
    
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        バルタザール:  誰が一番成果を上げられるか勝負しようぜ。 で、負けた奴は勝った奴に金をだな……。
      
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        ホルスト:  勝負だけならしてもいいが、金を賭けるのは 却下だ。おまえのためにならんからな。
      
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        ホルスト:  バルタザール、いい働きぶりだったな。 金はやらんが存分に褒め称えてやろう!
      
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        バルタザール:  褒め称えてくれなくていいから、 酒の一杯でもおごってほしいもんだね。
      
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        バルタザール:  ホルスト、お前がいるなら退屈しねえな。 昔みたいに二人で暴れてみっか?
      
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        ホルスト:  いや、大人になった我々が、昔のように 暴れれば、この一帯は無事では済むまい。