0. ……どうしても駄目ですの？
1. 私を困らせないでくれ、フレン。 お前のためを思って言っているのだ。
2. ……………。
3. ん？　フレン、どうしたの？ 浮かない顔をしてるけど。
4. お兄様に、もう外を出歩いては駄目だと 念押しされてしまいましたの。
5. それは前々から言われてたことでしょ。 気づかれなきゃいいんじゃないの？
6. いえ、お兄様は本当にわたくしのことを 心配してくれているので、もう……。
7. そっか……今の教団は敵も多いし、 仕方ないかもしれないわ。
8. ……わたくしね、ずっと人里離れた場所で、 お兄様と二人きりで暮らしてたんですの。
9. その後、ガルグ＝マク大修道院に来て…… そこには、たくさんの人がいて……
10. たくさんお友達を作って、外の世界のお話も たくさん聞けると、期待してたんですのよ？
11. それなのに……士官学校の皆さんとも あまり親しくなれないうちに……
12. いろいろ事件が起こって、 すぐに学校は休止になったものね。
13. ……以前、[HERO_MF]さんと、街へ 流行りものを探しに行きましたでしょ？
14. わたくしね、あの時、すっごくすっごく 楽しかったんですのよ。
15. だからまた一緒にお買い物に行ける日を、 楽しみにしていたんですの。それなのに……
16. ……もう、諦めたほうが 良いのかもしれませんわね。
17. フレン……。
18. 諦めないよう言う
19. 同意する
20. 簡単に諦めちゃ駄目よ。 たかだか外を出歩くってだけの話でしょ？
21. その、たかだかな事が、 わたくしにはとても難しいのですわ。
22. 教団の敵対勢力がどこに潜んでいるかも わからないわ。今は諦めたほうがいいわね。
23. やっぱり、そうですわよね……。
24. お兄様も、教団がこんなことになって、 毎日心労が絶えないはずですもの。
25. その上、わたくしのことなんかで 心配を増やすわけにはいきませんわ。
26. 優しいわね、フレンは。 でも、いずれ状況は変わるわ。
27. そうでしょうか？
28. それはそうよ。 永遠に続く戦争なんてありえないでしょ？
29. 戦争が終わって、フォドラが平和になれば、 外を出歩くくらい何でもなくなるわ。
30. それなら、もしそういう日が来たら、 また一緒に街へ出かけていただけますか？
31. もちろん、喜んで付き合うわよ。 いえ、付き合ってもらう、だったかしら？
32. ふふ、いつかそういう日が来るなら、少し 我慢するくらい、何でもありませんわね！
33. あなたが殿方でなくて良かったですわ！
34. 殿方？　ああ、セテスさんが……。
35. ええ。戦争が終わっても、殿方と出歩くのは 許してくれそうにありませんもの。
36. でもそれじゃいつまでたっても、男の人と 仲良くなれないじゃない。それでいいの？
37. よくはありませんが、お兄様に知られたら きっと大変なことになってしまいますわ。
38. 手伝おうと言う
39. 諦めるのを提案する
40. なら、あなたがこっそり出歩くのを 手伝ってあげるわ。
41. まあ、本当ですの！？ 流石は[HERO_MF]さんですのね！
42. それは、私にはどうにもできないわね。 諦めたら……
43. まあ、そんなことを仰るの？　でしたら、 あなたと二人で出歩くしかありませんわね。