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わたし、コンスタンツェ、おそらく、 理解する、しました。
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表裏、両方とも、真意です。受け入れない、 自分、受け入れる、自分、共存します。
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違いますか？　ぶつかり合う、自分の中、 処理、難しいですから。
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なるほど……ペトラ様の至言、私には 的を射ておられるように思います。
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実際のところは自分でもわかりかねますが、 相反する自分というのは興味深いものです。
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あなた、以前、言いました。 過去の恨み、継ぐ、争う、無価値です、と。
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まったく、気にしていない、振る舞い、 わたし、感銘、受ける、受けました。
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はい、畏れ多いことではございますが、 「私」はそう考えて申し上げたようです。
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しかし、あなた、また、わたしから、 逃げるよう、立ち去りました。
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そこ、わたしへの、わだかまり、 強く、感じる、ありました。
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それも、また、コンスタンツェ、 二つ、自分の中、せめぎ合う、違いますか？
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そのよう……なのかもしれません。私は 眩しい存在から目を背ける者でございます。
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「私」の言葉を受け止め、それに応えようと する、貴方様のような強き方を前にして……
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胸を張って立っていられるほど、私の心は 強くはないのです。「私」とは違って。
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わたし、それ、疑問です。 コンスタンツェ、時に、強く、あります。
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それ、可能にする、弱い、あなた、 釣り合い、取る、取っているから。
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違いますか？
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なぜ、そう思われるのでしょうか。
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わたし、あなた、同じだからです。 わたしも、弱い自分、います。
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あなた、前に、平気、振る舞う、自分、 強くある、望み、振る舞っています。
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しかし、弱い、わたし、出てきます。 父や、仲間の死、受け入れられず……
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なぜ、自分、ここ、いるのか…… そのよう、悩むこと、あります。
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……私と、同じですわね。 なぜ自分がこんなところにいるのか。
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どうして自分だけが苦しんでいるのか。 何のために生き足掻いているのか。
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失った者の、苦しみでしょう。 私はずっとそれらを抱いているのです。
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「私」のように輝いて見える貴方様にも、 同じ苦しみが、あるのでございますね。
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はい。ないはず、ありません。
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とすれば、貴方様にも、心の支えとなる 何かがありますか？
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わたし、支える、故郷の、弟、妹です。 まだ、とても、幼く、あります。
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わたし、王位、就く、しなければ、 おそらく、殺される、しまいます。
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ブリギット、皆、期待する、します。 わたし、強き王、なる、戦う、こと。
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フォドラ、関係、改善する、できる、 わたしのみ、です。やらねば、なりません。
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あなた、心の支え、何ですか？
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……私が心の支えにしているのは、 「私」が叶うと信じている夢です。
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ヌーヴェル家を再興させるという夢…… それを捨てることなどできません。
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ならば、わたしたち、共に、生きましょう。 それぞれ、支え、それぞれ、戦いましょう。
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同じ過去、持ち、それ、乗り越え、 前に進む、二人です。協力、できます。
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ペトラ様……ありがとうございます。
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私一人では到底なし得ない願いですけれど、 貴方様と一緒ならば、あるいは……。