1. へえ、なかなか気が利くじゃねえか。 こいつが俺の好物だと知ってたのか?
  2. 贅の限りを尽くした料理なんかより、 俺はこっちのほうが千倍好きだね。
  3. ……全部食うから心配すんなよ。 お前が作ってくれたわけだしな……。
  4. 馬……。……多少は我慢できるんだが、 なるべく早めに済ませてくれると助かる。
  5. 一緒に出掛けられるのは嬉しいんだが、 せめて飛竜に……あれなら大丈夫なんだ。
  6. ふう……やっと着いたか。 空気がきれいだ。落ち着くな……。
  7. くく、こんな人目のないところに 俺を連れてきて、何をするつもりだ?
  8. なかなか悪くねえ場所だな。 夜が来れば、星がきれいに見えそうだ。
  9. 釣りでもするか? 見てのとおり俺様は 多才なんだ、釣りもそれなりにはできる。
  10. おいおいどうした? 俺様との逢瀬は、 歌い出すほど楽しいのかよ。はは!
  11. ほほう、なら後で腕を振るってやろう。 美味いぞ? 俺の作る食事は。
  12. ああ。……くく、どうしたい? お前次第だぜ……なんてな。
  13. はあ? 嘘だろ? お前って奴は、 本当に救いようのねえ方向音痴だな。
  14. ……お前、そんな気障な真似が できたんだな。悪い、驚いちまったよ。
  15. まあ、多少ずぶ濡れになるくらいなら 俺は別に構わねえが……。
  16. いや自信も何も……自由自在に小舟を 操れる奴なんて、ほんの一握りだろ?
  17. ったく、お前はなあ……。 心配することがいちいちズレてんだよ。
  18. 馬上でも平気な顔で振る舞うくらいは できるが……これが結構つらいんだよなあ。
  19. 戦争なんてとっとと終わらせてえが、 終わると困るって奴らもいるんだよな……。
  20. この間、部下の一人が結婚したんだよ。 足を洗えって、切々と諭すことになった。
  21. 下町は俺の庭さ、今度案内してやるよ。 もっとも……安全は保障しねえけどな。
  22. 盤上遊戯は好きか? ここ最近は腕が 鈍っちまってな。今度相手になってくれよ。
  23. 勝ち目のねえ賭けなんて、よくやれるよな。 俺には一生理解できそうにねえよ。
  24. 俺は、たとえこの顔に生まれていなくとも 別の方法で成り上がろうとしただろうさ。
  25. 好きなものはいろいろあるが、俺の料理を 喜んで食ってくれる奴は特別に好きだね。
  26. 人前で歌わされるのは大ッ嫌いだね。 お前もよく覚えておくんだな。
  27. ははっ、俺様の夢はそう軽くねえんだ。 いつか気が向いたら、話してやるよ。
  28. 悩みだあ? 帰り道だよ帰り道。いつか 何の憂いもなく馬に乗れたらいいんだが。
  29. ……俺を育ててくれた母さんが元気に 暮らしててくれれば、俺はそれでいいさ。
  30. 俺の過去を知りたいなら、自分で調べな。 どこまで探れるかは……くく、お前次第だ。
  31. 軍や組織を率いる時はさ、内輪で 揉めねえってのが一番大事だと思うぜ。
  32. 投げられそうな刃物があるなら貸してみろ、 どんな的にも当ててやるよ。百発百中さ。
  33. 同じ陣営について戦ってる以上は、 これからも仲良くしていきてえもんだな。
  34. まだ俺を本当の名前で呼びてえのか? お前ってやつはさあ……勘弁してくれよ。
  35. 突き詰めれば、自分の味方は自分だけだ。 それを好きにならないでどうするんだよ。
  36. ガキの頃は、甘い物なんて食えなかった。 ……だからだな。今、こんなに好きなのは。
  37. 戦いが続くと、どうしても髪の手入れが 疎かになるんだよなあ……困ったもんだ。
  38. 綺麗だろ、俺の髪は。言っておくが これも努力の賜物なんだよ、わかるか?
  39. お前は幸せ者だなあ。この俺様の顔を、 ただでこうもじろじろ見られるなんてよ。
  40. 今更、何を見とれてるんだよ。 俺様の顔が良いのは当たり前だろうが。
  41. ……この2年で筋肉がついちまった。 俺は華奢さで売ってたってのによお。
  42. 気を付けろよ。俺は慣れてるからいいが、 眺め回されるのが嫌な奴らもいるんだぜ。
  43. 楽しかったぜ。……うぇっくしょ! はあ、気を抜いたらまた鼻水が……。
  44. くく、ちょっとの逢瀬だけで満足とは、 お前は本当に無欲な奴だな。
  45. だな。ちゃっちゃと片付けようぜ。