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うおおお! マヌエラ様ーっ! 好きですーっ!!
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あっ、今ドロテアちゃんがこっち見たわ! 絶対わたしを見たって!
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……それにしても、凄い歓声でしたねえ。
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マヌエラ先輩が辞めたのって、 もう何年も前のことなのに……
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あんなに多くの人が熱烈な愛を叫んで……。
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それを言うならドロテアでしょう? 老若男女問わず大人気だったじゃない。
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あなたが歌姫でなくなったのだって、 もう2年も前なのよ。
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時が経つのは早いものだわ。 あたくしにとっては、残酷でもあるけれど。
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マヌエラ先輩ったら……。 私、知ってるんですから。
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先輩の美貌も、美しい歌声も、 全然衰え知らずだって。
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そう言ってくれるのは嬉しいわ。
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嬉しいけれど…… 技術で誤魔化しているだけなのよね。
link マヌエラ volume_up
もう舞台にだって立てないし、 あたくしにできるのは……
link マヌエラ volume_up
こうして兵士を慰撫するミッテルフランク 歌劇団の後輩たちを護衛することくらいよ。
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確かに、一番人気は今の歌姫の アドリエンヌちゃんでしたものねえ。
link シェズ
………………。
link シェズ
………………。
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あら、どうしたの? あたくしたちの話に入ってきてもいいのよ?
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いや、そう言われてもな。 俺には縁遠い世界だし。
link シェズ volume_up
いえ、そう言われてもね。 私には縁遠い世界だし。
link シェズ volume_up
なあ、俺って必要だったのか? かなり場違いな気がするんだが。
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ねえ、私って必要だったの? かなり場違いな気がするんだけど。
link シェズ volume_up
歌劇団の護衛なんて、 いくらでもやりたがる奴がいただろ。
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歌劇団の護衛なんて、 いくらでもやりたがる人がいたでしょ。
link シェズ volume_up
何で俺が選ばれちまったのか……。
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何で私が選ばれちゃったのか……。
link シェズ volume_up
ドロテアも知ってるだろ? 俺がこういうのに、とんと疎いの。
link シェズ volume_up
ドロテアも知ってるでしょ? 私がこういうのに、とんと疎いの。
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だからこそ、じゃないかしら?
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変に興味がある人が来て、 問題を起こしても困るでしょ?
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ええ、昔からあったのよ? 自分の立場を 利用して歌姫に近づこうとしたりとか。
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中には相手が自分に惚れていると思い込んで 迫ったりするような人もいて。
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必然的に、護身の技が上達したわ……。
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私も、歌劇団のみんな直伝の短剣術が……。 戦場ではあんまり役には立たないけれどね。
link シェズ volume_up
何というか……壮絶な世界なんだな。
link シェズ volume_up
何というか……壮絶な世界なのね。
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そうね。華々しい舞台の裏側には、 どろどろとした欲が渦巻いている……。
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一方で、そんな闇をはね返す勢いで、 皆が一つのものを一生懸命に作り上げる。
link ドロテア volume_up
良いところもあれば、悪いところもある。 それはきっとどこでも同じだわ。
link マヌエラ volume_up
ええ、本当に懐かしいわね。 あら……?
link ??? volume_up
お話し中、失礼します! そろそろ移動を再開するそうです。
link ??? volume_up
次の街へはあと……はっ!? な、何の騒ぎでしょう!
link シェズ volume_up
どうやら護衛の出番か。 歌劇団の連中には手は出させないぞ。
link シェズ volume_up
どうやら護衛の出番ね。 歌劇団の人たちには手は出させないわ。
link ドロテア volume_up
ええ、絶対に後輩を傷つけさせはしない。 行きましょう!