1. <<<EMPTY>>>
  2. 前エーギル公だけに構っているわけには いかないわ。王国、同盟、そして帝国内……
  3. 多くのことに同時に、配分を間違えずに 対応していかなければならないのよ。
  4. 大変そうだと労う
  5. 問題ないと楽観視する
  6. 大変そうだな。俺にも戦い以外で できることがあればいいんだが……。
  7. 大変そうね。私にも戦い以外で できることがあればいいんだけど……。
  8. あら、そんなことを言うと、 いくらでも仕事が降って湧いてくるわよ。
  9. エーデルガルトなら問題ないだろ。 どんな難事だって乗り越えていけるさ。
  10. エーデルガルトなら問題ないわよ。 どんな難事だって乗り越えていけるって。
  11. 随分と楽観的ね、貴方。……ま、後ろ向きに 考えるよりはいいのかもしれないわ。
  12. メリセウス要塞内の陣容については、 そのほとんどを把握しています。
  13. 把握した上でも勝利を確信できないのは、 あの要塞が単純に難攻不落だからです。
  14. おそらく“闇に蠢く者”の力を借りたとは いえ、前エーギル公もやるものですな。
  15. 褒めたことを驚く
  16. 同意する
  17. 意外だな、お前があいつを評価するなんて。
  18. 意外ね、あなたがあの人を評価するなんて。
  19. 左様で? たとえどんな愚物であろうと、 有能な働き自体は評価しますよ、私は。
  20. ああ、思ったより手強い相手かもな。 攻城戦でも警戒しないと……。
  21. ええ、思ったより手強い相手かもね。 攻城戦でも警戒しないと……。
  22. 左様ですか? 前エーギル公の要塞を 奪取した手腕を褒めこそすれ……
  23. あの愚かな男の軍才や武勇を警戒する気には まったくなれませんがね、私は。
  24. ………………。
  25. ……君か。 作戦を練っていたところだ。
  26. 父のことをよく知る私こそが、父の考えを 読むのに最も長けていると言えるだろう?
  27. 無理してないか気遣う
  28. 頷いて案を出す
  29. 大丈夫か、フェルディナント? 親子で殺し合うなんて……。
  30. 大丈夫、フェルディナント? 親子で殺し合うなんて……。
  31. 心配無用だよ。 私はエーギル家を継ぐ者なのだ。
  32. 帝国のため、正しき道を選ぶさ。 そうでなければ貴族など名乗れない。
  33. 確かにな。そしたらフェルディナントに 軍の配置も全部決めてもらおうか?
  34. 確かにね。それならフェルディナントに 軍の配置も全部決めてもらっちゃう?
  35. やめてくれ。 私の予想を元に皆で考えればいい。
  36. でなければ、ヒューベルトに愚かな配置だと 鼻で笑われてしまうよ。
  37. 子供の頃、カスパルに付き合わされて 何度もメリセウス要塞で遊んだんだ。
  38. 街も、畑も、湖も、何もかもを大きな城壁で 囲んだ、巨大な城塞都市なんだよ。
  39. 戦争しに行くんじゃなければ、 一見の価値ありだと僕は思うけれどね。
  40. 楽しみにする
  41. 楽しみにする余裕はないと言う
  42. なるほど、アリアンロッドとはまた違う 景色なんだろうな。楽しみにしとくさ。
  43. なるほど、アリアンロッドとはまた違う 景色なのかしらね。楽しみにしとくわ。
  44. ……君は図太い神経を持ってるみたいだね。 いや、今に始まったことじゃなかったか。
  45. 流石に景色を楽しんでる余裕はないだろ。 勝ってから見物する暇があればいいんだが。
  46. 流石に景色を楽しんでる余裕はないでしょ。 勝ってから見物する暇があればいいけど。
  47. 少しくらいはあるんじゃないかな。 何にせよ、まずは勝たなきゃね。
  48. 要塞に親父がいりゃこんなことには ならなかったはずなのによ。
  49. ま、起こった話に文句を言ってても 仕方ねえか。要塞を奪還するぞ!
  50. 人質になってる兄貴のことは気にすんな。 武門の家に生まれたんだ、覚悟は出来てる。
  51. 他の家族について聞く
  52. それでも心配する
  53. 兄さん以外の家族はどうなんだ? 人質になってないのか?
  54. 兄さん以外の家族はどうなの? 人質になってないのかしら?
  55. そこは心配いらねえ。みんな帝都にいるぜ。 貴族はだいたいそうだって、知ってるだろ?
  56. それでも心配だ。 お前の血の繋がった兄さんだろ?
  57. それでも心配よ。 あなたの血の繋がった兄さんでしょ?
  58. そうなんだけど……まあいいか。 心配してくれてありがとよ。
  59. エーギル公……いや前エーギル公? ……は、今までどこにいたんですかね。
  60. エーギル公……いや前エーギル公? ……は、今までどこにいたのかな。
  61. どこかに引き籠もってたのかなあ。 引き籠もれる場所があるって、いいよなあ。
  62. アリアンロッド、“白銀の乙女”、でした。 メリセウス、“頑固な老将軍”、ですか?
  63. 乙女でも、あれほど、手強い…… 老将軍、恐ろしく、手強い、予想します。
  64. 乙女のほうが手強いと言う
  65. 老将軍のほうが手強いと言う
  66. いや、乙女のほうが手強いんじゃないか? 老将軍はほら、老いてるわけだし……。
  67. いえ、乙女のほうが手強いんじゃない? 老将軍はほら、老いてるわけだし……。
  68. そのよう、思いますか? わたし、逆です。
  69. 老練な知恵、技術こそ、警戒します。 乙女、心、攻める、容易です。
  70. 頑固な老人と、若い女性か…… 戦うのが嫌なのは、そりゃ老人かな。
  71. 頑固な老人と、若い女性か…… 戦うのが嫌なのは、それは老人よね。
  72. 傭兵でも、それだけ長生きしてる奴は だいたい恐ろしく強いと相場が決まってる。
  73. 傭兵でも、それだけ長生きしてる人は 恐ろしく強いと相場が決まってるもの。
  74. なるほど、それ、また、傭兵の知恵、です。 わたし、参考、なります。
  75. エーデルちゃんが言ってたわ。 貴族なんてなくしてしまえばいいって。
  76. ある意味では、これがその第一歩に なるのかもしれないわね……。
  77. どういう意味か問う
  78. 賛成なのか聞く
  79. 貴族も必要なのではと応じる
  80. どういう意味なんだ? 第一歩って……。
  81. どういう意味なの? 第一歩って……。
  82. 敵対した貴族は、いろいろと処分を受ける ことになるでしょ?
  83. きっと、彼らの貴族としての役割を、 他のものにすげ替えていくのよ。
  84. ドロテアも賛成なのか? 貴族をなくしちまうことに。
  85. ドロテアも賛成なの? 貴族をなくしちゃうことに。
  86. 当然でしょ。 でなきゃ一緒に戦ったりしてないわよ?
  87. そうは言っても、国を治めるには 何だかんだ貴族は必要じゃないのか?
  88. そうは言っても、国を治めるには 何だかんだ貴族は必要じゃないの?
  89. どうなのかしらね。貴族に代わるものを、 エーデルちゃんたちは求めてるわ。
  90. それが貴方であったり、私であったり するのかもしれないわよ。
  91. それが貴女であったり、私であったり するのかもしれないわよ。
  92. あたしの家は、あたしがいるからこそ、 エーデルガルト様に従ってますけど……
  93. そうでもなければ前エーギル公に従ってても おかしくない、旧態依然とした家です。
  94. 現当主の父は、家中でも例外的な存在で…… 当主にだって無理やりならされたんですよ。
  95. フリュム領では助かったよ、マヌエラ君。 君がいてくれて本当に良かった。
  96. ちょっと、やめてくれない、ハンネマン?
  97. あなたに手放しで礼を言われると、 なんだか悪寒がしてきちゃうわ。
  98. なに!? 心からの感謝を伝えている というのに、言うに事欠いて悪寒だと?
  99. まったく君という者は、人としての礼儀を 本当に身につけているのかね?
  100. 余計なお世話よ、堅物ヒゲ男! だいたい 礼を言いに来たくせにすぐにそうやって……
  101. ふふ、あたくしの積年の好敵手が、 あたくしを置いて逝ってしまったのよ。
  102. 何だか胸に穴がぽっかりと空いちゃってね。 何をしても元気が出なくて。
  103. 「何を柄にもなく意気消沈しておるのだね」 って、幻聴が聞こえてきそうだわ。
  104. 余計なお世話よ、堅物ヒゲ男! ……って、言ってやりたいわ。
  105. ありがとう、君たちのおかげで助かったよ。 少々無茶が過ぎたようだ。
  106. だが、多くの者が苦しむのを目にしては、 黙っていられなくてね……。
  107. しかし……いや、何でもない。 気にしないでくれ。
  108. マヌエラも……生きていれば同じことを しただろう。残念だよ。
  109. [HERO_MF]、聞いてちょうだい? この子ったら、私に戦うなって言うの~。
  110. わざわざお前が戦う必要はないと、 言ったまでのことだ……。
  111. お前の分まで、私が殺す……。 何の問題もないはずだ……。
  112. それは困ると言う
  113. それでもいいと言う
  114. 待て、それは困る。お前らは戦場での役割も 全然違うんだし、代わりとか意味ないって。
  115. 待って、困るわ。二人は戦場での役割も 全然違うんだし、代わりとか意味ないわよ。
  116. そうよ~。あなたにはあなたの、 私には私の役割があるでしょう?
  117. よくわからんが、別にいいんじゃないか。 イエリッツァが二人分働くんだろ?
  118. よくわからないけど、別にいいんじゃない? イエリッツァが二人分働くんでしょ?
  119. そんなの駄目よ~。私たち、得意なことも 苦手なことも全然違うんだから。
  120. 今回の戦いが終われば…… 私たちは再び、王国との戦いに戻る……。
  121. 旧知の者たちを自らの手で討てば…… お前は、きっと悲しむだろう……。
  122. 旧知の者たちを自らの手で討てば…… お前は、きっとまた、悲しむだろう……。
  123. ……ふふ。気遣ってくれてありがとう。 でも……もう大丈夫だから。心配しないで。
  124. エーギル公……。 斬る価値もない……。
  125. 多少頭が切れようと、所詮は蛆虫どもの 力を借りねば何もできん男だ……。
  126. 王国でも、北からスレンが攻めてきたり、 貴族の反乱が起こったりしていたわ~。
  127. 何かあればすぐに争いが起こるのは、 どこの国も同じなのよね、きっと。
  128. 結局、こうして傷つけ合うことでしか、 解決できないのかしら……。
  129. 聞きまして? 前エーギル公は多くの諸侯に 取引を持ちかけるなどして……
  130. 打倒皇帝に勤しんでいるそうですのよ。 し・か・し!
  131. なぜその中にヌーヴェルの名がないのです! 再興を餌にすればよいでしょう!?
  132. 考察する
  133. ため息をつく
  134. そうだな……やはり爵位を失ってから 年数が経過し過ぎてるんじゃないか?
  135. そうね……やっぱり爵位を失ってから 年数が経過し過ぎてるんじゃない?
  136. 助けになるほどの戦力を持ってないと 奴に判断されたんだろ。
  137. 助けになるほどの戦力を持ってないと あの人に判断されたんでしょ。
  138. ぐぬ……事実とはいえ、無視されるのは 非常に腹立たしいですわ!
  139. 何でそんなことで怒ってるんだよ。 誘われたらあっちにつくのか? お前。
  140. 何でそんなことで怒ってるのよ。 誘われたらあっちにつくの? あなた。
  141. つくわけがないでしょう! 私は無視されたことを怒っているのですわ!
  142. “闇に蠢く者”って……なんていうか、 一枚岩じゃないのかな?
  143. おばさんもそうだし、タレスだっけ? あとソロンも……
  144. みんな好き勝手やって、 何がしたいんだろーね。
  145. また出てくるのかな、メリセウスでも。
  146. そうだ、[HERO_MF]。今度一緒に、 フリュム領の復興の手伝いに行かない?
  147. 建物の修理とか、瓦礫の片づけとか…… 他にも仕事はたくさんあるから。
  148. 承諾する
  149. 断る
  150. ああ、もちろん。何というか、お前の 明るい顔を久しぶりに見た気がするよ。
  151. ええ、もちろん。何というか、あなたの 明るい顔、久しぶりに見た気がするわね。
  152. え……そうかな。 心配させて、ごめん……。
  153. うーん……良い考えだが、今は緊急事態だ。 フリュム領に戻ってる暇はないだろ。
  154. うーん……悪くないけど、今は緊急事態よ。 フリュム領に戻ってる暇はないと思うわ。
  155. それじゃあ、時間ができたらでいいよ。 助けが必要な人たちが、たくさんいるんだ。
  156. 一日も早く、街の人たちが 元の生活を取り戻せればいいんだけど。
  157. 父はミルディン大橋の警備強化のために グロスタール領に戻ったよ。
  158. 今回の反乱に呼応する勢力が現れた場合に 備えておきたいのだそうだ。
  159. 僕には帝国への恭順を勧めておきながら、 自分はレスターのことが心配なのだろう。
  160. 昔から腹の読めぬ人だったが、近頃は少し 考えがわかるようになってきた気がするよ。
  161. メリセウス要塞は、帝都防衛のために 発展した、難攻不落の城郭都市なんです。
  162. “頑固な老将軍”の異名のとおり、 その歴史もとても古いそうですよ。
  163. 奪還するのは簡単ではないと思いますが、 もし勝てたらゆっくり見学したいなあ。
  164. いやあ、困ったねえ。
  165. おれが帝都でどデカい借金をこさえちまった 相手が、前エーギル公に味方してるってよ。
  166. 何が困るのか聞く
  167. 呆れる
  168. それで何が困るんだ? 借りた金は返せよ。
  169. それで何が困るの? 借りた金は返しなさいよ。
  170. そこさ、おれが困ってんのは。 今回の戦いで討伐されちまったら……
  171. 返したくても返せる相手がいなくなる。 借金を踏み倒すようで悪いなと思ってよ。
  172. まさか、この戦いで討ち取っちまえば、 借金を返さなくて済むなんて考えてるのか?
  173. まさか、この戦いで討ち取っちゃえば、 借金を返さなくて済むなんて考えてるの?
  174. おいおい、人聞き悪いこと言うなって。 借金を踏み倒す真似はしたくねえんだがな。
  175. 向こうで帝国の貴族たちが、 真剣な顔で話してたんだけどよ。
  176. よく聞いたらフニャムニャフニャムニャ 言ってんだよ。何なんだろうなあ?
  177. 寝言について話していたと予想する
  178. 未知の言語について話していたと予想する
  179. 誰かの寝言について話してた、とか?
  180. 誰かの寝言について話してた、とか?
  181. そうかなあ。それにしちゃあ、 真面目くさった顔だったけどなあ。
  182. 未知の言語について話してた、とか? 敵に得体の知れない連中がいるだろ。
  183. 未知の言語について話してた、とか? 敵に得体の知れない連中がいるでしょ。
  184. なるほどなあ、そうかもしれねえ。 お前、頭いいなあ。
  185. ん……待てよ、フニャムニャじゃなくて フェニヤメニヤだったか?
  186. メリセウス要塞を襲った軍勢の中に、 怪しげな魔道兵が多数いたそうです。
  187. これはもう、間違いありません。 奴らの……“闇に蠢く者”たちの仕業です。
  188. 前エーギル公なんて、どうでもいいわ。 今度こそ奴らの首領を……!
  189. 人質にされた方々はご無事でしょうか……。
  190. 私たちが要塞を攻めることで、 残酷な仕打ちを受けるのでは……?
  191. 主よ……どうか彼らをお守りください……
  192. 軍務卿の留守に要塞を乗っ取られるとは…… はは、言わんこっちゃねえってな!
  193. 俺たちは、市街の連中まで人質に取られてる ようなもんだ。下手な動きはできねえ。
  194. その上、籠もってるのはあのメリセウス 要塞ときた。さて、どうしたもんかな。
  195. 秘策はないのかと尋ねる
  196. 敵の手腕を褒める
  197. 何か、秘策はないのか? 例えばほら、 お前が隠し通路の情報を探ってくるとか。
  198. 何か、秘策はないの? 例えばほら、 あなたが隠し通路の情報を探ってくるとか。
  199. はあ? てめえまで俺を働かせる気かよ。 相応の報酬が出せるなら考えてもいいが……
  200. 「俺一人が」命を懸けるに足る金なんて、 お前にも皇帝陛下にも、払えやしねえだろ。
  201. 本当に、敵ながら見事な手腕だ。 俺たちも手堅く、かつ大胆に攻めないとな。
  202. 本当に、敵ながら見事な手腕よね。 私たちも手堅く、かつ大胆に攻めないと。
  203. だな。ここはお偉いさんに任せてないで 俺たち全員で作戦を考えるべきだろう。
  204. ここでしくじれば、王国との戦いも危うい。 毎回毎回綱渡りばかりで頭が痛えよ。
  205. なるほど、今回の相手は…… 帝国の古き支配者たちか。
  206. 後腐れなく討てそうでいいな。本当は、 エーデルガルトに鞍替えした連中も……
  207. 私としては討ってしまって構わないんだが。
  208. 意味を問う
  209. たしなめる
  210. シャミア、どういう意味だ?
  211. シャミア、どういう意味よ?
  212. ……本を正せば、ダグザの傭兵として 帝国と殺し合っていた身だからな、私は。
  213. 過去に借りのある相手も多いということさ。
  214. 物騒だな、シャミア。 俺はいいが、言う相手には気をつけろよ?
  215. 物騒ね、シャミア。 私はいいけど、言う相手には気をつけてよ?
  216. 了解しているよ。 そのうちまた、傭兵話でもしてやろう。
  217. わかっている。 信頼できる後輩だから、話しているだけさ。
  218. 助からないと判断した者は諦めて、 助かりそうな者の救出に移ったら……
  219. 「悪魔」と呼ばれてしまったよ。 どうすればよかったのか……。
  220. 考えてみる
  221. 気にするなと言う
  222. 助けられる側は、助ける側の事情なんか 考慮しちゃくれないもんな。
  223. 助けられる側は、助ける側の事情なんか 考慮してはくれないものね。
  224. どうしたらいいのか……。 アンタは特に表情が読みにくいしな……。
  225. どうしたらいいのか……。 あなたは特に表情が読みにくいし……。
  226. 表情を読みやすく……。 訓練あるのみか。
  227. 正しい判断でも、受け入れられないことは ある。気にしないでいいさ。
  228. 正しい判断でも、受け入れられないことは あるわ。気にしないでいいのよ。
  229. そう思っているが…… 何かできたのではとも考えてしまう。
  230. 助からないと判断した者は諦めて、 助かりそうな者の救出に移ったら……
  231. 「悪魔」と呼ばれてしまったんだ。 どうすればよかったのか……。
  232. 考えてみる
  233. 気にするなと言う
  234. 助けられる側は、助ける側の事情なんか 考慮しちゃくれないもんな。
  235. 助けられる側は、助ける側の事情なんか 考慮してはくれないものね。
  236. どうしたらいいのか……。 アンタは特に表情が読みにくいしな……。
  237. どうしたらいいのか……。 あなたは特に表情が読みにくいし……。
  238. 表情を読みやすく……。 訓練あるのみかな。
  239. 正しい判断でも、受け入れられないことは ある。気にしないでいいさ。
  240. 正しい判断でも、受け入れられないことは あるわ。気にしないでいいのよ。
  241. そう思っているけど…… 何かできたのではとも考えてしまうね。
  242. [HERO_MF]、紹介するよ! わたしの師匠、ジェラルトさんだ!
  243. おいおい……ここじゃ俺よりお前のほうが 新参なんだ。立場が逆だろうがよ。
  244. だって師匠、誰にもわたしのことを 一番弟子だって紹介してくれないから。
  245. 紹介ってお前……敵から食らった毒のせいで 最近までずっと寝込んでたじゃねえか。
  246. それに傭兵のことを教えてやってた頃、 お前、まだチビのガキだっただろう?
  247. あん時ゃ暇つぶしで相手をしてやったが、 正式に弟子にしてやった覚えはねえよ。
  248. わたしの人生を変えておいて、そんな冷たい 言い方……泣きますよ? 大泣きしますよ?
  249. 馬鹿、こんなとこで泣くんじゃねえよ。 ……お前は一番弟子だ、それでいいだろ?
  250. フリュム領にいたレオニーってのは、 お前らも顔見知りだったのか?
  251. 俺にとっちゃ一番弟子みてえな奴でな。 何とか助けてやりたかったが……クソ。
  252. あの騒乱の黒幕ってのがまだいるんなら、 そいつを殺して仇を取ってやらねえとな。
  253. レオニー……クソ。 師匠より先に逝くなんざ、弟子失格だ。
  254. 俺がいなけりゃ、あいつがこの軍に加わる こともなかったかもしれねえ。
  255. 傭兵なんてこんなもんだとはわかってるが、 それでも泣きてえ時ってのはあるよな。
  256. 師匠……折角、再会できたのに……。
  257. 教わりたいことも、話したいことも、 まだまだいっぱいあったのに……!
  258. 見ててよ、師匠。前エーギル公を討って、 仇を取ってやるからさ。
  259. 帝国分裂の危機ってことかしら。 流石にそれだけはやめてほしいわね。
  260. みんなの暮らしのためにも、 もちろん私たちの商売のためにも!
  261. 諸侯が割拠して覇権を争うような時代が また来ちゃったら、どうなることやら……。
  262. 何か争いが起き、人々に被害が及んだ時、 教団はよく騎士団を派遣したものだった。
  263. そんな事情もあって、騎士団には輸送や 土木作業を専門とする者たちもいてな。
  264. 私も度々駆り出されたものだが、いやあ…… 彼らの知識や経験には、圧倒されたものだ。
  265. 教団のそういった部分は、 見習っていくべきなのではないか?
  266. 朋友国の危機と聞いて、盟主殿の命で こうして駆けつけたわけですが……
  267. 要塞攻略への助力は不要、同盟領に近い地の 治安維持でもしてくれと頼まれました。
  268. 折角ここまで来たのに、 ちょっと冷たすぎると思いませんか?
  269. 相手の返事も待たず、勝手に行けって命令を 出した盟主殿も盟主殿ですけど。
  270. メリセウス要塞は、まだ帝国がほんの小国、 フレスベルグ領くらいの大きさだった頃……
  271. 各地の氏族を討伐するための一大軍事拠点 として建造されたのが始まりだそうです。
  272. その後、帝都守護の役割を担って改修と 増築が繰り返され、今に至っています。
  273. 今は無きヌーヴェルが西の要港だったと すれば、東の要港はエーギル領ボラマスだ。
  274. もちろん港の大きさという意味では帝都 アンヴァルだって負けてはいないのだが……
  275. 外海に面するアンヴァルと違い、ボラマスは 内海“珠の海”に面して使いやすいのさ。
  276. 何ですか? 折角、商人として 振る舞ってるんですから……
  277. わざわざ話しかけてこないでくださいよ。 私は任務で忙しいんです。
  278. ……あっ! いらっしゃいませ~! いいもの入ってますよ!
  279. 自分は帝都から参りました。陛下に ヘヴリング伯閣下からの手紙を届けに。
  280. 前エーギル公はメリセウス要塞から、帝都を 窺おうとしているらしいじゃないですか。
  281. 本当に大丈夫なんですかね? 自分、無事に戻れるかなあ……。
  282. 知っているかしら? ここから東、 エーギル領を抜けて海を越えた先には……
  283. “魔道の都”モルフィスがあるのよ。 その先には東方へと続く長い交易路も。
  284. エーギル領はその交易を一手に引き受け、 海に面した肥沃な土地をも備えていたわ。
  285. ベルグリーズ家は最強不敗、どんな戦場で だろうと後れを取ることはない……。
  286. って巷では言われてるし、アタシも そう思ってたんだが……
  287. このところパッとしない気がするよな? レスターの件と言い、今回の件と言い。
  288. いや、十分やってるのか? 噂が過剰だったのかね。
  289. フェニヤ子爵って知ってるか? いけ好かない奴でな……俺は恨みがある。
  290. 今回の件で前エーギル公に付いたらしくて、 意趣返しのまたとない機会が巡ってきたぜ。
  291. 俺の親父が平民だからって、 散々愚弄しやがって……。
  292. 前エーギル公も、何もこんな時期に反乱を 起こさなくてもいいのになあ……。
  293. って思いませんか? もう大樹の節、終わっちゃいましたよ!
  294. この一連の騒ぎのせいで、新年だって いうのに全然休めませんでしたし。
  295. 隊長、お疲れ様です! 本日は異常ありであります!
  296. 帝国内で争うことになるなんて…… これは開戦以来の一大事でしょう!
  297. しかし、自分にはピンと来ましたよ。 この争いの黒幕は、帝国外にいるって。
  298. あなたもそうは思いませんか?
  299. わかっているんだろう? この叛乱の裏にある存在が何か。
  300. “灰色の悪魔”はまだ健在だ。 更なる敵の登場に対応できるのかな。
  301. “灰色の悪魔”に続く、君にとっての敵、 ということになるのかな。
  302. いずれにせよ戦争は激しくなる……。 できる限りの助力を、僕も約束するよ。
  303. 師匠…… 折角、一緒に戦えると思ったのに……。
  304. ……“闇に蠢く者”だったっけ? あいつら、絶対に許さない。
  305. 見ててよ、師匠。 必ず仇を取ってやるからさ。
  306. ジェラルト傭兵団があんたたちと一緒に 戦ってるって話は聞いてたんだ。
  307. けど、師匠は……戦死しちゃったんだな。
  308. いつか立派な傭兵になってみせるから、 見ててくれよ、師匠。
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