1. <<<EMPTY>>>
  2. 知ってのとおりジェラルト傭兵団は難敵だ。 兵力差があろうと、覆される可能性もある。
  3. だがヘヴリング領は戦略上の要所だ。 ここを迂回する、という手は取れない。
  4. 先刻ロドリグたちと、帝国軍指揮官の撃破を 優先したほうがいいのでは、と話してな……
  5. 本陣をロドリグに任せ、俺たちで帝国軍を 急襲すべきかと思っている。どうだろうか。
  6. 賛同する
  7. 反対する
  8. 良い考えだな。まあ、俺たちにそう都合よく 事が運びはしないかもしれないが。
  9. 良い考えね。まあ、私たちにそう都合よく 事が運びはしないかもしれないけど。
  10. ああ……ジェラルト傭兵団も、 ただ手をこまねいてはいないだろう。
  11. 反対だな。急襲をかけるのはいいが、 そう簡単に帝国軍の指揮官を倒せるのか?
  12. 反対ね。急襲をかけるのはいいけど、 そう簡単に帝国軍の指揮官を倒せるの?
  13. ジェラルト傭兵団のことだ、仕掛けた 俺たちが逆に攪乱されるかもしれないぞ。
  14. ジェラルト傭兵団のことだし、仕掛けた 私たちが逆に攪乱されるかもしれないわよ。
  15. とはいえ、他に取れる方法があるか……。 ……もう少し考えたほうがよさそうだな。
  16. 幸運なことに、この軍にはセテス殿や ロドリグといった戦巧者が顔を揃えている。
  17. 幸運なことに、この軍にはロドリグたちの ような戦巧者が顔を揃えている。
  18. やはり俺一人の頭で考えるべきではないな。 皆から広く意見を募ってみよう。
  19. ドゥドゥー……一応聞くけど、 今、君が手に持ってるのって……
  20. ……軍議中に、陛下が折られた筆だ。
  21. あはは……さっきの軍議、揉めたもんね。 みんな、かなり好き勝手言ってたし……。
  22. 陛下も大変だよ。書き物の途中、少し力が 籠もるだけで、筆を折っちゃうんだから。
  23. ……ああ。先ほどは折れた筆を見て、 大層落ち込まれていた……。
  24. 新しいものを使えばいいと割り切る
  25. 折らずに済む方法を考える
  26. 壊れたら、新しいものを 使えばいいだけだろ。
  27. 壊れたら、新しいものを 使えばいいだけでしょ。
  28. ……そうだな。 陛下は喜ばれないだろうが……。
  29. あいつがうっかり筆を折っちまわないような 方法を考えたほうがいいのかもな。
  30. 彼がうっかり筆を折っちゃわないような 方法を考えたほうがいいのかもね。
  31. 例えば、筆に名前でもつけてみるとか。 愛着が湧いて壊しにくくなるかも。
  32. 例えば、筆に名前でもつけてみるとか。 愛着が湧いて壊しにくくなるかも。
  33. あはは、僕は面白いと思うよ! 今度陛下にお話ししてみようかな。
  34. あの力は戦場ではすごく役に立つだろうし、 昔は、羨ましいと思っていたけど……
  35. いろいろ苦労されてるんだってわかったよ。 ……きっと、怖がる人もいるだろうしね。
  36. そうだな。……あの方を、怪物か何かの ように考えている者も少なくはない。
  37. ダスカーの者たちの大半は、 一旦故郷へと戻っていった。
  38. だが、中には未だ王国軍に残り、 共に戦ってくれている者たちもいる。
  39. 彼らには、感謝しなければなるまい。
  40. この数年の間に、ダスカーとファーガスの 関係は、見違えるほどに変わった……。
  41. 先刻陛下とも話したとおり、次戦、 私は本拠地の防衛を任される予定だ。
  42. そうなれば私はお前たちに同行できんが…… 陛下の足を引っ張るなよ、フェリクス?
  43. チッ……うるさい。
  44. 引っ張るどころか、奴の足を引きずって 指揮官の前まで連れて行ってやるつもりだ。
  45. ははは、それは陛下も心強いだろうな! 戦果を期待しているぞ、フェリクス。
  46. ……フン。あんたこそ、張り切り過ぎて つまらん失敗をしないようにするんだな。
  47. しかし……何でまたジェラルト傭兵団は 落ち目の帝国に味方し続けるんだろうな。
  48. 今の帝国軍にい続けたって、 負け戦や略奪に付き合わされるだけだろ?
  49. 帝国に借りがあると推測する
  50. 王国に近づきたくないと推測する
  51. わからない
  52. 何か、帝国に借りがあるんじゃないか? 世の中には義理や忠誠で動く傭兵もいる。
  53. 何か、帝国に借りがあるんじゃない? 世の中には義理や忠誠で動く傭兵もいるわ。
  54. ジェラルト傭兵団のことはよく知らないが そういう連中なのか? ちょっと意外だな。
  55. 何か、王国に近づきたくない理由でも あるんじゃないか?
  56. 何か、王国に近づきたくない理由でも あるんじゃない?
  57. 理由……そういや、あの傭兵団の団長は 元セイロス騎士団長だったんだっけ?
  58. もしかして、王国や同盟ってより 教団に近寄りたくないのかもしれないな。
  59. さあ、わからないな。 敵の事情なんて、考えるだけ無駄だろ。
  60. さあ、わからないわね。 敵の事情なんて、考えるだけ無駄でしょ。
  61. おいおい……やりようによっては 戦わずに済むかもしれないんだぜ?
  62. 俺も、連中を仲間にできるならそれが 一番いいんじゃないかと思ってるんだ。
  63. この後に待ってる戦いのことを考えると、 無駄な犠牲は一人だって出したくないしな。
  64. コンスタンツェを殺さずに済んで、 本当に良かったわ~。
  65. あの子は、私の古いお友達なの。 私がまだ帝国で暮らしていた頃の。
  66. 帝国を裏切らせるのは、 やっぱりすごく心苦しいけれど……
  67. こうして一緒に戦えるのを、嬉しいと 思ってしまうの。身勝手よね、私。
  68. コンスタンツェ……。 殺すしか、なかったのよね。
  69. あの子は、私の古いお友達なの。 私がまだ帝国で暮らしていた頃の……。
  70. 戦場で、昔のお友達と顔を合わせる度に、 必死で自分に言い聞かせているわ。
  71. 戦いのないフォドラを取り戻すためには、 こうするしかないんだ……って。
  72. コンスタンツェ……。
  73. あの子は、私の古いお友達なの。 私がまだ帝国で暮らしていた頃の……。
  74. 折角、また一緒にいられると思ったのに もうお別れだなんて……信じられないわ。
  75. もっと、お話しておけばよかった……。
  76. 帝国から逃げてきた人たちが、 最近すごく増えた気がするんだよね。
  77. もちろん、困ってる人がいたら助けたいし、 軍を手伝ってくれるのも嬉しいけど……
  78. その中に敵の密偵が交じっていても、 きっと気づかないよな、って思って。
  79. 同意する
  80. 楽観する
  81. そうだな。せめて、怪しい奴がいないか しっかり見て回らないと……。
  82. そうね。せめて、怪しい人がいないか しっかり見て回らないと……。
  83. あたしも見回ってみるよ。きっと大丈夫 なんだろうけど、念には念を入れないとね。
  84. 元々、ここにいる全員の素性を洗ってた わけでもないんだし……大丈夫じゃないか?
  85. 元々、ここにいる全員の素性を洗ってた わけでもないんだし……大丈夫じゃない?
  86. うーん……今まで大丈夫だっただけ、って こともあるかもしれないじゃない?
  87. あたし、怪しい人がいないか見回ってみる。 念には念を入れないと。
  88. 絶対に負けられない戦いだもん。 こういうところはしっかりやらなくちゃ。
  89. この辺りは、本当に豊かな土地ですね……。 気候も土地も、王国とはまったく違う。
  90. ガラテア領を見た後にこの景色を見ると、 何とも形容しがたい気持ちになりますね。
  91. スレンの民が、ファーガスの土地を 奪おうとする理由も理解できてしまいます。
  92. ……羨んでばかりではいけませんね。 故郷のために何ができるか、考えなくては。
  93. 近頃、王に呼ばれて用兵や戦術面での 意見を求められる機会が増えている。
  94. 彼は優れた王ではあるが、まだ若いからな。 老婆心ながら助言させてもらっているよ。
  95. なぜ用兵に詳しいのか聞く
  96. セテスもまだ若いと言う
  97. ディミトリも頼りにしてるようだが、 何でアンタは用兵に詳しいんだ?
  98. ディミトリも頼りにしてるようだけど、 何であなたは用兵に詳しいの?
  99. 聖人の事績を調べていると、 自ずと用兵についても詳しくなるものだ。
  100. まだ若いって……アンタもそこまで 年を食ってるようには見えないぞ。
  101. まだ若いって……あなたもそこまで 年を食ってるようには見えないけど。
  102. いや、こう見えてそこそこの年齢でな。 長年、聖人たちの用兵を研究してきた。
  103. 特に聖キッホルは、数多くの戦いで 活躍した名将としても知られていてな。
  104. 彼は用兵に関する著書も遺している。 君も機会があったら学んでみるといいぞ。
  105. こんな時分に不謹慎かもしれませんけれど、 折角、西部まで来たんですもの……
  106. わたくし、ここから北にある海岸に、 どうしても立ち寄りたいんですの。
  107. ロディ海岸ってご存じ? トータテス湖から もう少し北に行った先にありますのよ。
  108. 知ってると答える
  109. 知らないと答える
  110. 何となくは知ってるが、ここからだと だいぶ遠いだろ。行くのは無理だろうな。
  111. 何となくは知ってるけど、ここからだと だいぶ遠いわよ。行くのは無理ね。
  112. 知らないが……俺たちが向かう先は南だろ。 北上する暇なんてないと思うぞ。
  113. 知らないけど……私たちが向かう先は南よ。 北上する暇なんてないと思うわ。
  114. ま! 冷たい言い方ですのね。 わたくしの思い出の地ですのに。
  115. ですが、やっぱり遠いですわよね……。 いつか戦争が終わってから訪ねますわ。
  116. そう言えば、もうだいぶ長いこと レア様にお会いしてないな……。
  117. 定期的に書簡のやり取りはしてるんだが、 元気なのかはやっぱり気にかかる。
  118. 西方教会の一件でも仕事が増えただろうし、 無理をしていないといいんだがな。
  119. わたし、父、死んだ地、訪れる、 する、きました。
  120. 当然ですが、何も、ない、なかったです。
  121. フォドラ、ほとんど、誰も、記憶、ない…… ある意味、良かった、思います。
  122. 疑問に思う
  123. 相槌を打つ
  124. 何で良かったんだ? 覚えててほしくないのか?
  125. 何で良かったの? 覚えててほしくないのかしら?
  126. はい、父、フォドラの仇、間違いないです。 未来の、友好、考える、すると……
  127. 忘れる、薄れる、悪いこと、のみ、 違います。そのよう、思いませんか?
  128. ある意味、か。 そうなんだろうな……。
  129. ある意味、ね。 きっとそうなのよね……。
  130. はい、悲しさ、ありますが、 皆、乗り越える、ものです、ですから。
  131. このような場所でハピ様と再会できるとは、 主の奇跡と言っても過言ではないでしょう。
  132. いや、ハピが頑張ってきたからじゃん。 コニーも頑張ってきたでしょ?
  133. で、キミたちはコニーに帝国を裏切らせて、 王国軍として戦わせる予定なの?
  134. 肯定する
  135. 曖昧に応じる
  136. そりゃ仕方ないだろ。 協力してくれると有り難いんだが。
  137. それは仕方ないでしょ。 協力してくれると有り難いんだけど。
  138. 断る選択肢など、初めからございませんわ。 身を尽くして奉仕させていただきます。
  139. コニー、やめといたら? どーせ雲が出たら前言撤回するんだし。
  140. 俺が決めるわけじゃないからわからないが、 ここにいるってことは、たぶん……。
  141. 私が決めるわけじゃないから何とも言えない けど、ここにいるってことは、たぶん……。
  142. 曖昧だなー、キミ。もうちょっと 頼りになりそーな顔してるのに。
  143. 私たちは戦乱の時代に放り出された、 寄る辺なき小舟なのですわ……。
  144. 帝国が相手なら、みんな気にせず 戦えるのかなーって考えてたけど……
  145. ハピも……まさか、昔助け合った友達を 殺す羽目になるとは思わなかったよ。
  146. 同情する
  147. 冷静に応じる
  148. 友達を……! それはつらいだろうな。 何て言ったらいいか……。
  149. 友達を……! それはつらいわよね。 何て言ったらいいか……。
  150. 気にしなくていーし。 これが戦争ってことでしょ。
  151. ……それが戦争ってやつだ。 だから、終わらせなきゃならない。
  152. ……それが戦争ってものよ。 だから、終わらせなきゃいけないの。
  153. わかってるし。 キミは、強いね。
  154. 折角、再会できたのに死んじゃうなんてさ。
  155. ……ん? コニーのことじゃん。
  156. どーいう経緯であれ、ハピも人を殺して きたわけだし、何も言えないけどね……。
  157. このような状況で私を生き残らせるとは、 主は何という試練を与えるのでしょう。
  158. この苦しみから逃れる方法は、 果たして何だと思われますか?
  159. 死だと答える
  160. 生だと答える
  161. 死ぬことだ……とでも言ってほしいのか? 好きに考えたらいいさ。
  162. 死ぬことだ……とでも言ってほしいの? 好きに考えたらいいわ。
  163. 貴方様は厳しいお人ですのね。 自分で答えを見つけろと仰られるとは……。
  164. ただひたすらに生きることだな。 俺はそれだけを考えてる。
  165. ただひたすらに生きることね。 私はそれだけを考えてるわ。
  166. 貴方様は自分にも厳しいお人ですのね。 逃げることなど許さない、と。
  167. 前の戦い……多くの顔見知りが、 かつての仲間がいたわ。
  168. マヌエラ先生、ハンネマン先生、 リンくん、モニカちゃん、コンスちゃん……
  169. 説得を聞いて、命を捨てず、 仲間になってくれた人もいたけれど……。
  170. それでも大勢の人が犠牲になった。私は、 死んでおくべきだったのかもしれないわ。
  171. 強く否定する
  172. 気遣う
  173. そんなわけがないだろ。 お前が死んだら犠牲は減るのか?
  174. そんなわけがないでしょ。 あなたが死んだら犠牲は減るの?
  175. 減らないでしょうけれど、私がこんな 気持ちになることは、なかったわ……。
  176. そう言いたくなる気持ちもわかるが、 この犠牲の先には、平和な未来があるんだ。
  177. そう言いたくなる気持ちもわかるけど、 この犠牲の先には、平和な未来があるのよ。
  178. お前が生き残ることで、助けられる命だって たくさんあるはずだぞ。
  179. あなたが生き残ることで、助けられる 命だってたくさんあるはずだわ。
  180. ……だと、いいわね。 いつかそう思える日が来るかしら。
  181. 気のせいじゃなければ、何だか少しずつ うちの領地に近づいているような……。
  182. べ、ベルが引き籠もってるから、 場所をよくわかってないだけですかね!
  183. べ、ベルが引き籠もってるから、 場所をよくわかってないだけかな!
  184. 近づいていると伝える
  185. 誤魔化す
  186. いや、お前の言うとおりだ。 ヘヴリング領の先は、ヴァーリ領なんだろ?
  187. いえ、あなたの言うとおりよ。ヘヴリング 領の先は、ヴァーリ領なんでしょ?
  188. あああ、そんな……ベルは、裏切り者として 殺されてしまいますううう!
  189. あああ、そんな……ベルは、裏切り者として 殺されちゃうよおおおお!
  190. どうなんだろうな。 俺も帝国の南のほうは詳しくなくて……
  191. どうなのかしらね。 私も帝国の南のほうは詳しくなくて……
  192. 違うといいなあ……。
  193. はっ、そういえばお父様はガルグ=マクに いるんですもんね。
  194. はっ、そういえばお父様はガルグ=マクに いるんだもんね。
  195. とりあえず会わなくて済むだけでも、 幸せですよ、ベルは。
  196. とりあえず会わなくて済むだけでも、 幸せだよ、ベルは。
  197. ここまで帝国を押し込めたとなれば、 きっと騒いでいる連中も多いだろう、
  198. 「ガルグ=マクの奪還は成った」とな。 果たしてどうなるか……。
  199. 難しいと言う
  200. 簡単だと言う
  201. ガルグ=マクはフォドラ有数の要害だ。 ただの城塞とはわけが違うと思うが。
  202. ガルグ=マクはフォドラ有数の要害よ。 ただの城塞とはわけが違うと思うけど。
  203. だとしても、教団のお偉いさんの中で そういう機運が高まれば……
  204. 今の帝国軍が相手なら、簡単じゃないか? やってやれないことはないさ。
  205. 今の帝国軍が相手なら、簡単じゃない? やってやれないことはないわよ。
  206. どうかな。いずれにしろ教団のお偉いさんの 中でそういう機運が高まれば……
  207. レアさんは動かざるを得ないだろう。 枢機卿も皆、生きているはずだしな。
  208. バルタザール、コンスタンツェ、ハピ。 なんつーか……いつもどおりの顔ぶれだな。
  209. あいつらとは2年前まで、[-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]…… 地下の学級で、一緒に暮らしてた仲でね。
  210. 灰狼の学級について聞く
  211. 腐れ縁をからかう
  212. [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……? 士官学校にそんな学級はなかったよな。
  213. [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……? 士官学校にそんな学級はなかったわよね。
  214. 学級って名前はついてるが、要は地上で 行くあてのねえ若者を収容しとく場所だよ。
  215. 俺たちみてえな「訳あり」にとっては、 まあそこそこ居心地の良い場所だった。
  216. それはまさしく腐れ縁ってやつだな。 いいじゃないか、仲が良さそうで。
  217. それはまさしく腐れ縁ってやつね。 いいじゃない、仲が良さそうで。
  218. 仲が良いかは置いておいて、腐れ縁なのは 確かだな。こんなところで集合するとは。
  219. お頭、お久しぶりです! 俺のことは……流石に覚えてませんよね。
  220. おいおい、地下で一緒に暮らした仲だろ。 そう簡単に忘れられるかっつーの。
  221. 久しぶりだな、 お前の姉貴は元気にしてるか。
  222. はい! 今は王国軍で働いてて……。 近々子供が生まれるんだそうですよ。
  223. へえ……そいつはいい。人死にばかりの ご時世だが、めでたいこともあるもんだな。
  224. おれの昔馴染みにホルストって男が いるんだが……
  225. そいつは紋章もなしに魔物を蹴散らす、 なかなかに危険な豪傑でね。
  226. ディミトリの奴は怪力自慢なんだろ? 戦ったらどっちが強えかと思ってな。
  227. まあ、まずはおれと力比べだな。 おれに勝てなきゃホルストには敵わねえさ。
  228. 同盟軍は帝国領に侵入したものの、名将と 名高いベルグリーズ伯を警戒し膠着状態……
  229. ……と、見せかけて、上手く東部戦線の 帝国軍を引きつけているとのことだ。
  230. 腹黒いクロードらしい、人を小馬鹿にした ような策だが、目的は十分に果たせている。
  231. 当面、帝国軍は西部に兵を割けまい。 我々の兵力でも十分に勝機はあるだろう。
  232. オデたちがやってることは、この戦争を いい感じに終わらせるためなんだよな。
  233. でもよ、他人の土地に勝手に入って 暴れるってのは、良い気分じゃねえぞ。
  234. 仕方ないと諭す
  235. 自分もだと共感する
  236. 仕方ないだろ、戦争なんだから。 攻めなけりゃ逆に攻められちまうぞ。
  237. 仕方ないでしょ、戦争なんだから。 攻めなければ逆に攻められてしまうわ。
  238. ああ、俺もだ。誰かを守るために戦うほうが 気分的には楽だよな。
  239. ええ、私もよ。誰かを守るために戦うほうが 気分的には楽よね。
  240. だよなあ……オデ、やっぱ宿場の親父にでも なって気楽に暮らすほうが向いてんだよ。
  241. 宿場の親父をやってりゃあ、たぶん、 誰かを泣かせることはねえもんな。
  242. 帝国西部に、かつての戦争の痕跡は ほぼありませんでしたが……
  243. 今回の戦いで、街にはまた小さくない被害が 出てしまいましたよね。
  244. 壊されて、作り直して、また壊されて……
  245. 愚かしいことに思えますけど、そうしないと 人間は時を進められないのかもしれません。
  246. ……あれ? あはははは、 ボクは何を言ってるんでしょうね。
  247. ………………。
  248. ………………。
  249. どうしたのか聞く
  250. 一緒に黙る
  251. マリアンヌ、どうかしたのか?
  252. マリアンヌ、どうかしたの?
  253. ……あ、すみません。 主に祈りを捧げていたんです。
  254. ………………。
  255. ………………。
  256. ……あ、[HERO_MF]さん。 あなたも、主に祈りを……?
  257. 誰もが、それぞれの事情で戦っています。 多くの場合、そこには善も悪もありません。
  258. だからせめて、命を落とした方々のために 祈りたいんです。安らかに眠れるように……
  259. 主よ……。
  260. はあ……捕虜にでもなるのかと思ったら、 将の待遇だなんて、何を考えているのかね。
  261. しかもこんな最前線で…… 帝国軍の説得でも期待されてるなら困るよ。
  262. 肯定する
  263. 否定する
  264. まあ、それは否定できないな。 これから攻めるのはヘヴリング領だ。
  265. まあ、それは否定できないわね。 これから攻めるのはヘヴリング領よ。
  266. 降伏を促すにしろ、情報を得るにしろ、 お前が役立ちそうな場面は多いだろ。
  267. 降伏を促すにしろ、情報を得るにしろ、 あなたが役立ちそうな場面は多いでしょ。
  268. いや、僕は何もしないからね。もし拷問する 予定があるなら早めに教えといてほしいな。
  269. 事情はわからないが……それだけお前が 買われてるってことじゃないのか?
  270. 事情はわからないけど……それだけあなたが 買われてるってことじゃないの?
  271. だとしたら、誰だか知らないけれど、随分と 過大で迷惑な評価をしてくれたものだね。
  272. 商人には時勢を見る目も必要だけれど、 一番大事なのは度胸だと思うのよね。
  273. 私は、商機のためなら火の中や水の中にも 飛び込んじゃうくらいの覚悟でいるわ。
  274. さ、見てってちょうだい。 今日も良い商品、揃えておいたわよ!
  275. 傭兵団はともかく、アロイスさんと戦うのは やっぱりちょっと気が引けちまうよ。
  276. あの人はすごく気のいい人で、いつも くだらない冗談を言って笑わせてくれた。
  277. ……いや、笑ってたのは一部の 騎士たちだけだったかもしれないけど。
  278. とにかく、みんなあの人が好きだったんだ。 それが、何でこうなっちまったんだか。
  279. マグドレドでも、旧アランデル領でも、 ジェラルト傭兵団には苦しめられました。
  280. 私の友人も、“灰色の悪魔”の 手にかかって命を落としたんです。
  281. 死んでいった者たちのためにも、 絶対に負けるわけにはいきません!
  282. 内務卿のヘヴリング伯は、 かなりのやり手だと聞いているぞ。
  283. この辺りの略奪被害が最小限に抑えられて いるのも、彼の手腕のおかげだろうか……
  284. それとも、領内の街々が発展しているから 壊した時の不都合のほうが大きかったのか。
  285. モズグズの街に兵を集めているらしいが、 やはり戦うことになるのだろうか……?
  286. 長いことここにいたせいか、ファーガスや 教団の連中にも愛着が湧いてきちまった。
  287. 戦いに勝つ度、どこの所属かなんて 関係なく、皆で飲んで歌って騒いで……
  288. 戦争はいつか終わるだろうが、その後も あいつらとは仲良くしたいもんだよ。
  289. ヘヴリング領の守備につくランドルフ殿は、 ベルグリーズ伯の縁者なのです。
  290. 縁者といっても血縁ではなく、 前ベルグリーズ伯の後妻の連れ子だとか。
  291. この戦争で何としても功を立て、 家を新興したいのだと言っていました。
  292. とはいえ、今の帝国で新しい家を興しても その家に未来があるかどうか……。
  293. いやあ……まさかお頭にもう一度 会えるなんて、感動しちまったぜ。
  294. しかも、2年以上も前に少し話しただけの 俺を覚えててくれるとは思わないだろ?
  295. あの頃アビスにいた奴らにも、 お頭のことを教えてやらないと……。
  296. 去年と比べると、国王陛下は 何となく雰囲気が変わられたな。
  297. 前はこう、威厳がありすぎたというか…… 商談も持ち掛けにくい感じだったんだよ。
  298. あたしは今のほうが好きだね。何となく、 拠点の雰囲気も明るくなった気もするし。
  299. ジェラルト傭兵団、か。開戦直後から 何度となく戦ってきた相手ですよねえ。
  300. 雇い主である帝国も後がない状況ですけど、 今回で決着がつくんでしょうか。
  301. 引き入れるにしても倒すにしても、 戦うのはこれきりにしたいですよ。
  302. 隊長、お疲れ様です! 本日も異常なしであります!
  303. 遠征中はこの陣地こそが皆さんの 我が家のようなもの……
  304. 自分がしっかり守っていますので、 安心して戦ってきてくださいね!
  305. ねえ、隊長。ジェラルト傭兵団との戦いだけ 避けるのは、やっぱり難しいんでしょうか。
  306. 帝国軍を狙い撃ち、傭兵団からは 離れるようにすれば……
  307. ……でも、肝心の彼らがどこにいるかが わかりませんもんね。
  308. 敵の布陣を見抜くような作戦を 採ってくれればなあ。
  309. 聞いたか? マルティン領に住んでる っていう、舞踏の大家の話。
  310. なんでも“白鷺杯”っていう踊りの大会の 優勝者らしいんだけど……
  311. そんな大会あったか? どんな踊りができる奴なんだろうな。
  312. ………………。
  313. どうしたのかと聞く
  314. 黙って見つめる
  315. どうしたんだ、ラルヴァ。 いつになく真剣な顔をしているが。
  316. どうしたの、ラルヴァ。 いつになく真剣な顔をしているけど。
  317. 何か……とても胸がざわつくんだ。 理由はわからないけれど……。
  318. ………………。
  319. ………………。
  320. うん……? どうしたんだい? ……ああ、僕のことなら心配要らないよ。
  321. 少し、考え事をしていただけだ。 何だか……ひどく胸がざわついてね。
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