- <<<EMPTY>>>
- 知ってのとおりジェラルト傭兵団は難敵だ。
兵力差があろうと、覆される可能性もある。
- だがヘヴリング領は戦略上の要所だ。
ここを迂回する、という手は取れない。
- 先刻ロドリグたちと、帝国軍指揮官の撃破を
優先したほうがいいのでは、と話してな……
- 本陣をロドリグに任せ、俺たちで帝国軍を
急襲すべきかと思っている。どうだろうか。
- 賛同する
- 反対する
- 良い考えだな。まあ、俺たちにそう都合よく
事が運びはしないかもしれないが。
- 良い考えね。まあ、私たちにそう都合よく
事が運びはしないかもしれないけど。
- ああ……ジェラルト傭兵団も、
ただ手をこまねいてはいないだろう。
- 反対だな。急襲をかけるのはいいが、
そう簡単に帝国軍の指揮官を倒せるのか?
- 反対ね。急襲をかけるのはいいけど、
そう簡単に帝国軍の指揮官を倒せるの?
- ジェラルト傭兵団のことだ、仕掛けた
俺たちが逆に攪乱されるかもしれないぞ。
- ジェラルト傭兵団のことだし、仕掛けた
私たちが逆に攪乱されるかもしれないわよ。
- とはいえ、他に取れる方法があるか……。
……もう少し考えたほうがよさそうだな。
- 幸運なことに、この軍にはセテス殿や
ロドリグといった戦巧者が顔を揃えている。
- 幸運なことに、この軍にはロドリグたちの
ような戦巧者が顔を揃えている。
- やはり俺一人の頭で考えるべきではないな。
皆から広く意見を募ってみよう。
- ドゥドゥー……一応聞くけど、
今、君が手に持ってるのって……
- ……軍議中に、陛下が折られた筆だ。
- あはは……さっきの軍議、揉めたもんね。
みんな、かなり好き勝手言ってたし……。
- 陛下も大変だよ。書き物の途中、少し力が
籠もるだけで、筆を折っちゃうんだから。
- ……ああ。先ほどは折れた筆を見て、
大層落ち込まれていた……。
- 新しいものを使えばいいと割り切る
- 折らずに済む方法を考える
- 壊れたら、新しいものを
使えばいいだけだろ。
- 壊れたら、新しいものを
使えばいいだけでしょ。
- ……そうだな。
陛下は喜ばれないだろうが……。
- あいつがうっかり筆を折っちまわないような
方法を考えたほうがいいのかもな。
- 彼がうっかり筆を折っちゃわないような
方法を考えたほうがいいのかもね。
- 例えば、筆に名前でもつけてみるとか。
愛着が湧いて壊しにくくなるかも。
- 例えば、筆に名前でもつけてみるとか。
愛着が湧いて壊しにくくなるかも。
- あはは、僕は面白いと思うよ!
今度陛下にお話ししてみようかな。
- あの力は戦場ではすごく役に立つだろうし、
昔は、羨ましいと思っていたけど……
- いろいろ苦労されてるんだってわかったよ。
……きっと、怖がる人もいるだろうしね。
- そうだな。……あの方を、怪物か何かの
ように考えている者も少なくはない。
- ダスカーの者たちの大半は、
一旦故郷へと戻っていった。
- だが、中には未だ王国軍に残り、
共に戦ってくれている者たちもいる。
- 彼らには、感謝しなければなるまい。
- この数年の間に、ダスカーとファーガスの
関係は、見違えるほどに変わった……。
- 先刻陛下とも話したとおり、次戦、
私は本拠地の防衛を任される予定だ。
- そうなれば私はお前たちに同行できんが……
陛下の足を引っ張るなよ、フェリクス?
- チッ……うるさい。
- 引っ張るどころか、奴の足を引きずって
指揮官の前まで連れて行ってやるつもりだ。
- ははは、それは陛下も心強いだろうな!
戦果を期待しているぞ、フェリクス。
- ……フン。あんたこそ、張り切り過ぎて
つまらん失敗をしないようにするんだな。
- しかし……何でまたジェラルト傭兵団は
落ち目の帝国に味方し続けるんだろうな。
- 今の帝国軍にい続けたって、
負け戦や略奪に付き合わされるだけだろ?
- 帝国に借りがあると推測する
- 王国に近づきたくないと推測する
- わからない
- 何か、帝国に借りがあるんじゃないか?
世の中には義理や忠誠で動く傭兵もいる。
- 何か、帝国に借りがあるんじゃない?
世の中には義理や忠誠で動く傭兵もいるわ。
- ジェラルト傭兵団のことはよく知らないが
そういう連中なのか? ちょっと意外だな。
- 何か、王国に近づきたくない理由でも
あるんじゃないか?
- 何か、王国に近づきたくない理由でも
あるんじゃない?
- 理由……そういや、あの傭兵団の団長は
元セイロス騎士団長だったんだっけ?
- もしかして、王国や同盟ってより
教団に近寄りたくないのかもしれないな。
- さあ、わからないな。
敵の事情なんて、考えるだけ無駄だろ。
- さあ、わからないわね。
敵の事情なんて、考えるだけ無駄でしょ。
- おいおい……やりようによっては
戦わずに済むかもしれないんだぜ?
- 俺も、連中を仲間にできるならそれが
一番いいんじゃないかと思ってるんだ。
- この後に待ってる戦いのことを考えると、
無駄な犠牲は一人だって出したくないしな。
- コンスタンツェを殺さずに済んで、
本当に良かったわ~。
- あの子は、私の古いお友達なの。
私がまだ帝国で暮らしていた頃の。
- 帝国を裏切らせるのは、
やっぱりすごく心苦しいけれど……
- こうして一緒に戦えるのを、嬉しいと
思ってしまうの。身勝手よね、私。
- コンスタンツェ……。
殺すしか、なかったのよね。
- あの子は、私の古いお友達なの。
私がまだ帝国で暮らしていた頃の……。
- 戦場で、昔のお友達と顔を合わせる度に、
必死で自分に言い聞かせているわ。
- 戦いのないフォドラを取り戻すためには、
こうするしかないんだ……って。
- コンスタンツェ……。
- あの子は、私の古いお友達なの。
私がまだ帝国で暮らしていた頃の……。
- 折角、また一緒にいられると思ったのに
もうお別れだなんて……信じられないわ。
- もっと、お話しておけばよかった……。
- 帝国から逃げてきた人たちが、
最近すごく増えた気がするんだよね。
- もちろん、困ってる人がいたら助けたいし、
軍を手伝ってくれるのも嬉しいけど……
- その中に敵の密偵が交じっていても、
きっと気づかないよな、って思って。
- 同意する
- 楽観する
- そうだな。せめて、怪しい奴がいないか
しっかり見て回らないと……。
- そうね。せめて、怪しい人がいないか
しっかり見て回らないと……。
- あたしも見回ってみるよ。きっと大丈夫
なんだろうけど、念には念を入れないとね。
- 元々、ここにいる全員の素性を洗ってた
わけでもないんだし……大丈夫じゃないか?
- 元々、ここにいる全員の素性を洗ってた
わけでもないんだし……大丈夫じゃない?
- うーん……今まで大丈夫だっただけ、って
こともあるかもしれないじゃない?
- あたし、怪しい人がいないか見回ってみる。
念には念を入れないと。
- 絶対に負けられない戦いだもん。
こういうところはしっかりやらなくちゃ。
- この辺りは、本当に豊かな土地ですね……。
気候も土地も、王国とはまったく違う。
- ガラテア領を見た後にこの景色を見ると、
何とも形容しがたい気持ちになりますね。
- スレンの民が、ファーガスの土地を
奪おうとする理由も理解できてしまいます。
- ……羨んでばかりではいけませんね。
故郷のために何ができるか、考えなくては。
- 近頃、王に呼ばれて用兵や戦術面での
意見を求められる機会が増えている。
- 彼は優れた王ではあるが、まだ若いからな。
老婆心ながら助言させてもらっているよ。
- なぜ用兵に詳しいのか聞く
- セテスもまだ若いと言う
- ディミトリも頼りにしてるようだが、
何でアンタは用兵に詳しいんだ?
- ディミトリも頼りにしてるようだけど、
何であなたは用兵に詳しいの?
- 聖人の事績を調べていると、
自ずと用兵についても詳しくなるものだ。
- まだ若いって……アンタもそこまで
年を食ってるようには見えないぞ。
- まだ若いって……あなたもそこまで
年を食ってるようには見えないけど。
- いや、こう見えてそこそこの年齢でな。
長年、聖人たちの用兵を研究してきた。
- 特に聖キッホルは、数多くの戦いで
活躍した名将としても知られていてな。
- 彼は用兵に関する著書も遺している。
君も機会があったら学んでみるといいぞ。
- こんな時分に不謹慎かもしれませんけれど、
折角、西部まで来たんですもの……
- わたくし、ここから北にある海岸に、
どうしても立ち寄りたいんですの。
- ロディ海岸ってご存じ? トータテス湖から
もう少し北に行った先にありますのよ。
- 知ってると答える
- 知らないと答える
- 何となくは知ってるが、ここからだと
だいぶ遠いだろ。行くのは無理だろうな。
- 何となくは知ってるけど、ここからだと
だいぶ遠いわよ。行くのは無理ね。
- 知らないが……俺たちが向かう先は南だろ。
北上する暇なんてないと思うぞ。
- 知らないけど……私たちが向かう先は南よ。
北上する暇なんてないと思うわ。
- ま! 冷たい言い方ですのね。
わたくしの思い出の地ですのに。
- ですが、やっぱり遠いですわよね……。
いつか戦争が終わってから訪ねますわ。
- そう言えば、もうだいぶ長いこと
レア様にお会いしてないな……。
- 定期的に書簡のやり取りはしてるんだが、
元気なのかはやっぱり気にかかる。
- 西方教会の一件でも仕事が増えただろうし、
無理をしていないといいんだがな。
- わたし、父、死んだ地、訪れる、
する、きました。
- 当然ですが、何も、ない、なかったです。
- フォドラ、ほとんど、誰も、記憶、ない……
ある意味、良かった、思います。
- 疑問に思う
- 相槌を打つ
- 何で良かったんだ?
覚えててほしくないのか?
- 何で良かったの?
覚えててほしくないのかしら?
- はい、父、フォドラの仇、間違いないです。
未来の、友好、考える、すると……
- 忘れる、薄れる、悪いこと、のみ、
違います。そのよう、思いませんか?
- ある意味、か。
そうなんだろうな……。
- ある意味、ね。
きっとそうなのよね……。
- はい、悲しさ、ありますが、
皆、乗り越える、ものです、ですから。
- このような場所でハピ様と再会できるとは、
主の奇跡と言っても過言ではないでしょう。
- いや、ハピが頑張ってきたからじゃん。
コニーも頑張ってきたでしょ?
- で、キミたちはコニーに帝国を裏切らせて、
王国軍として戦わせる予定なの?
- 肯定する
- 曖昧に応じる
- そりゃ仕方ないだろ。
協力してくれると有り難いんだが。
- それは仕方ないでしょ。
協力してくれると有り難いんだけど。
- 断る選択肢など、初めからございませんわ。
身を尽くして奉仕させていただきます。
- コニー、やめといたら?
どーせ雲が出たら前言撤回するんだし。
- 俺が決めるわけじゃないからわからないが、
ここにいるってことは、たぶん……。
- 私が決めるわけじゃないから何とも言えない
けど、ここにいるってことは、たぶん……。
- 曖昧だなー、キミ。もうちょっと
頼りになりそーな顔してるのに。
- 私たちは戦乱の時代に放り出された、
寄る辺なき小舟なのですわ……。
- 帝国が相手なら、みんな気にせず
戦えるのかなーって考えてたけど……
- ハピも……まさか、昔助け合った友達を
殺す羽目になるとは思わなかったよ。
- 同情する
- 冷静に応じる
- 友達を……! それはつらいだろうな。
何て言ったらいいか……。
- 友達を……! それはつらいわよね。
何て言ったらいいか……。
- 気にしなくていーし。
これが戦争ってことでしょ。
- ……それが戦争ってやつだ。
だから、終わらせなきゃならない。
- ……それが戦争ってものよ。
だから、終わらせなきゃいけないの。
- わかってるし。
キミは、強いね。
- 折角、再会できたのに死んじゃうなんてさ。
- ……ん? コニーのことじゃん。
- どーいう経緯であれ、ハピも人を殺して
きたわけだし、何も言えないけどね……。
- このような状況で私を生き残らせるとは、
主は何という試練を与えるのでしょう。
- この苦しみから逃れる方法は、
果たして何だと思われますか?
- 死だと答える
- 生だと答える
- 死ぬことだ……とでも言ってほしいのか?
好きに考えたらいいさ。
- 死ぬことだ……とでも言ってほしいの?
好きに考えたらいいわ。
- 貴方様は厳しいお人ですのね。
自分で答えを見つけろと仰られるとは……。
- ただひたすらに生きることだな。
俺はそれだけを考えてる。
- ただひたすらに生きることね。
私はそれだけを考えてるわ。
- 貴方様は自分にも厳しいお人ですのね。
逃げることなど許さない、と。
- 前の戦い……多くの顔見知りが、
かつての仲間がいたわ。
- マヌエラ先生、ハンネマン先生、
リンくん、モニカちゃん、コンスちゃん……
- 説得を聞いて、命を捨てず、
仲間になってくれた人もいたけれど……。
- それでも大勢の人が犠牲になった。私は、
死んでおくべきだったのかもしれないわ。
- 強く否定する
- 気遣う
- そんなわけがないだろ。
お前が死んだら犠牲は減るのか?
- そんなわけがないでしょ。
あなたが死んだら犠牲は減るの?
- 減らないでしょうけれど、私がこんな
気持ちになることは、なかったわ……。
- そう言いたくなる気持ちもわかるが、
この犠牲の先には、平和な未来があるんだ。
- そう言いたくなる気持ちもわかるけど、
この犠牲の先には、平和な未来があるのよ。
- お前が生き残ることで、助けられる命だって
たくさんあるはずだぞ。
- あなたが生き残ることで、助けられる
命だってたくさんあるはずだわ。
- ……だと、いいわね。
いつかそう思える日が来るかしら。
- 気のせいじゃなければ、何だか少しずつ
うちの領地に近づいているような……。
- べ、ベルが引き籠もってるから、
場所をよくわかってないだけですかね!
- べ、ベルが引き籠もってるから、
場所をよくわかってないだけかな!
- 近づいていると伝える
- 誤魔化す
- いや、お前の言うとおりだ。
ヘヴリング領の先は、ヴァーリ領なんだろ?
- いえ、あなたの言うとおりよ。ヘヴリング
領の先は、ヴァーリ領なんでしょ?
- あああ、そんな……ベルは、裏切り者として
殺されてしまいますううう!
- あああ、そんな……ベルは、裏切り者として
殺されちゃうよおおおお!
- どうなんだろうな。
俺も帝国の南のほうは詳しくなくて……
- どうなのかしらね。
私も帝国の南のほうは詳しくなくて……
- 違うといいなあ……。
- はっ、そういえばお父様はガルグ=マクに
いるんですもんね。
- はっ、そういえばお父様はガルグ=マクに
いるんだもんね。
- とりあえず会わなくて済むだけでも、
幸せですよ、ベルは。
- とりあえず会わなくて済むだけでも、
幸せだよ、ベルは。
- ここまで帝国を押し込めたとなれば、
きっと騒いでいる連中も多いだろう、
- 「ガルグ=マクの奪還は成った」とな。
果たしてどうなるか……。
- 難しいと言う
- 簡単だと言う
- ガルグ=マクはフォドラ有数の要害だ。
ただの城塞とはわけが違うと思うが。
- ガルグ=マクはフォドラ有数の要害よ。
ただの城塞とはわけが違うと思うけど。
- だとしても、教団のお偉いさんの中で
そういう機運が高まれば……
- 今の帝国軍が相手なら、簡単じゃないか?
やってやれないことはないさ。
- 今の帝国軍が相手なら、簡単じゃない?
やってやれないことはないわよ。
- どうかな。いずれにしろ教団のお偉いさんの
中でそういう機運が高まれば……
- レアさんは動かざるを得ないだろう。
枢機卿も皆、生きているはずだしな。
- バルタザール、コンスタンツェ、ハピ。
なんつーか……いつもどおりの顔ぶれだな。
- あいつらとは2年前まで、[-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……
地下の学級で、一緒に暮らしてた仲でね。
- 灰狼の学級について聞く
- 腐れ縁をからかう
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったよな。
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったわよね。
- 学級って名前はついてるが、要は地上で
行くあてのねえ若者を収容しとく場所だよ。
- 俺たちみてえな「訳あり」にとっては、
まあそこそこ居心地の良い場所だった。
- それはまさしく腐れ縁ってやつだな。
いいじゃないか、仲が良さそうで。
- それはまさしく腐れ縁ってやつね。
いいじゃない、仲が良さそうで。
- 仲が良いかは置いておいて、腐れ縁なのは
確かだな。こんなところで集合するとは。
- お頭、お久しぶりです!
俺のことは……流石に覚えてませんよね。
- おいおい、地下で一緒に暮らした仲だろ。
そう簡単に忘れられるかっつーの。
- 久しぶりだな、
お前の姉貴は元気にしてるか。
- はい! 今は王国軍で働いてて……。
近々子供が生まれるんだそうですよ。
- へえ……そいつはいい。人死にばかりの
ご時世だが、めでたいこともあるもんだな。
- おれの昔馴染みにホルストって男が
いるんだが……
- そいつは紋章もなしに魔物を蹴散らす、
なかなかに危険な豪傑でね。
- ディミトリの奴は怪力自慢なんだろ?
戦ったらどっちが強えかと思ってな。
- まあ、まずはおれと力比べだな。
おれに勝てなきゃホルストには敵わねえさ。
- 同盟軍は帝国領に侵入したものの、名将と
名高いベルグリーズ伯を警戒し膠着状態……
- ……と、見せかけて、上手く東部戦線の
帝国軍を引きつけているとのことだ。
- 腹黒いクロードらしい、人を小馬鹿にした
ような策だが、目的は十分に果たせている。
- 当面、帝国軍は西部に兵を割けまい。
我々の兵力でも十分に勝機はあるだろう。
- オデたちがやってることは、この戦争を
いい感じに終わらせるためなんだよな。
- でもよ、他人の土地に勝手に入って
暴れるってのは、良い気分じゃねえぞ。
- 仕方ないと諭す
- 自分もだと共感する
- 仕方ないだろ、戦争なんだから。
攻めなけりゃ逆に攻められちまうぞ。
- 仕方ないでしょ、戦争なんだから。
攻めなければ逆に攻められてしまうわ。
- ああ、俺もだ。誰かを守るために戦うほうが
気分的には楽だよな。
- ええ、私もよ。誰かを守るために戦うほうが
気分的には楽よね。
- だよなあ……オデ、やっぱ宿場の親父にでも
なって気楽に暮らすほうが向いてんだよ。
- 宿場の親父をやってりゃあ、たぶん、
誰かを泣かせることはねえもんな。
- 帝国西部に、かつての戦争の痕跡は
ほぼありませんでしたが……
- 今回の戦いで、街にはまた小さくない被害が
出てしまいましたよね。
- 壊されて、作り直して、また壊されて……
- 愚かしいことに思えますけど、そうしないと
人間は時を進められないのかもしれません。
- ……あれ? あはははは、
ボクは何を言ってるんでしょうね。
- ………………。
- ………………。
- どうしたのか聞く
- 一緒に黙る
- マリアンヌ、どうかしたのか?
- マリアンヌ、どうかしたの?
- ……あ、すみません。
主に祈りを捧げていたんです。
- ………………。
- ………………。
- ……あ、[HERO_MF]さん。
あなたも、主に祈りを……?
- 誰もが、それぞれの事情で戦っています。
多くの場合、そこには善も悪もありません。
- だからせめて、命を落とした方々のために
祈りたいんです。安らかに眠れるように……
- 主よ……。
- はあ……捕虜にでもなるのかと思ったら、
将の待遇だなんて、何を考えているのかね。
- しかもこんな最前線で……
帝国軍の説得でも期待されてるなら困るよ。
- 肯定する
- 否定する
- まあ、それは否定できないな。
これから攻めるのはヘヴリング領だ。
- まあ、それは否定できないわね。
これから攻めるのはヘヴリング領よ。
- 降伏を促すにしろ、情報を得るにしろ、
お前が役立ちそうな場面は多いだろ。
- 降伏を促すにしろ、情報を得るにしろ、
あなたが役立ちそうな場面は多いでしょ。
- いや、僕は何もしないからね。もし拷問する
予定があるなら早めに教えといてほしいな。
- 事情はわからないが……それだけお前が
買われてるってことじゃないのか?
- 事情はわからないけど……それだけあなたが
買われてるってことじゃないの?
- だとしたら、誰だか知らないけれど、随分と
過大で迷惑な評価をしてくれたものだね。
- 商人には時勢を見る目も必要だけれど、
一番大事なのは度胸だと思うのよね。
- 私は、商機のためなら火の中や水の中にも
飛び込んじゃうくらいの覚悟でいるわ。
- さ、見てってちょうだい。
今日も良い商品、揃えておいたわよ!
- 傭兵団はともかく、アロイスさんと戦うのは
やっぱりちょっと気が引けちまうよ。
- あの人はすごく気のいい人で、いつも
くだらない冗談を言って笑わせてくれた。
- ……いや、笑ってたのは一部の
騎士たちだけだったかもしれないけど。
- とにかく、みんなあの人が好きだったんだ。
それが、何でこうなっちまったんだか。
- マグドレドでも、旧アランデル領でも、
ジェラルト傭兵団には苦しめられました。
- 私の友人も、“灰色の悪魔”の
手にかかって命を落としたんです。
- 死んでいった者たちのためにも、
絶対に負けるわけにはいきません!
- 内務卿のヘヴリング伯は、
かなりのやり手だと聞いているぞ。
- この辺りの略奪被害が最小限に抑えられて
いるのも、彼の手腕のおかげだろうか……
- それとも、領内の街々が発展しているから
壊した時の不都合のほうが大きかったのか。
- モズグズの街に兵を集めているらしいが、
やはり戦うことになるのだろうか……?
- 長いことここにいたせいか、ファーガスや
教団の連中にも愛着が湧いてきちまった。
- 戦いに勝つ度、どこの所属かなんて
関係なく、皆で飲んで歌って騒いで……
- 戦争はいつか終わるだろうが、その後も
あいつらとは仲良くしたいもんだよ。
- ヘヴリング領の守備につくランドルフ殿は、
ベルグリーズ伯の縁者なのです。
- 縁者といっても血縁ではなく、
前ベルグリーズ伯の後妻の連れ子だとか。
- この戦争で何としても功を立て、
家を新興したいのだと言っていました。
- とはいえ、今の帝国で新しい家を興しても
その家に未来があるかどうか……。
- いやあ……まさかお頭にもう一度
会えるなんて、感動しちまったぜ。
- しかも、2年以上も前に少し話しただけの
俺を覚えててくれるとは思わないだろ?
- あの頃アビスにいた奴らにも、
お頭のことを教えてやらないと……。
- 去年と比べると、国王陛下は
何となく雰囲気が変わられたな。
- 前はこう、威厳がありすぎたというか……
商談も持ち掛けにくい感じだったんだよ。
- あたしは今のほうが好きだね。何となく、
拠点の雰囲気も明るくなった気もするし。
- ジェラルト傭兵団、か。開戦直後から
何度となく戦ってきた相手ですよねえ。
- 雇い主である帝国も後がない状況ですけど、
今回で決着がつくんでしょうか。
- 引き入れるにしても倒すにしても、
戦うのはこれきりにしたいですよ。
- 隊長、お疲れ様です!
本日も異常なしであります!
- 遠征中はこの陣地こそが皆さんの
我が家のようなもの……
- 自分がしっかり守っていますので、
安心して戦ってきてくださいね!
- ねえ、隊長。ジェラルト傭兵団との戦いだけ
避けるのは、やっぱり難しいんでしょうか。
- 帝国軍を狙い撃ち、傭兵団からは
離れるようにすれば……
- ……でも、肝心の彼らがどこにいるかが
わかりませんもんね。
- 敵の布陣を見抜くような作戦を
採ってくれればなあ。
- 聞いたか? マルティン領に住んでる
っていう、舞踏の大家の話。
- なんでも“白鷺杯”っていう踊りの大会の
優勝者らしいんだけど……
- そんな大会あったか?
どんな踊りができる奴なんだろうな。
- ………………。
- どうしたのかと聞く
- 黙って見つめる
- どうしたんだ、ラルヴァ。
いつになく真剣な顔をしているが。
- どうしたの、ラルヴァ。
いつになく真剣な顔をしているけど。
- 何か……とても胸がざわつくんだ。
理由はわからないけれど……。
- ………………。
- ………………。
- うん……? どうしたんだい?
……ああ、僕のことなら心配要らないよ。
- 少し、考え事をしていただけだ。
何だか……ひどく胸がざわついてね。
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