1. <<<EMPTY>>>
  2. ……今は進もう、[HERO_MF]。 ガルグ=マクさえ落とせば、趨勢は決する。
  3. 長きにわたった戦乱にも終止符を打てる。 ……死んでいった者にも、報いてやれる。
  4. ………………。
  5. 活躍を期待しているぞ。俺も、皆の行く道を 開けるよう、力を尽くすつもりだ。
  6. ……む、どうした、フェリクス。 先ほどから黙り込んで。
  7. ……いや。 少し思うところがあっただけだ。
  8. 猪、後で稽古に付き合え。政務ばかりで 槍の腕が鈍っていないか、確かめてやる。
  9. ……フン。ここに来てまた、 貴様の悪癖が出たと思っただけだ。
  10. こうしてジェラルト傭兵団を仲間に 引き入れられたのは、僥倖だったな。
  11. そうですね。ガルグ=マクの奪還にも、 きっと一役買ってくれることでしょう。
  12. 教団に近づきたくないという彼らを、 作戦に駆り出すのは心苦しいのですが……
  13. フォドラの命運が懸かった大一番ですし、 彼らの力を借りぬわけにはいきません。
  14. ……ああ。今は皆の力を合わせ、 一刻も早く決着をつけなければ。
  15. メルセデスの言葉が妙に気にかかるな。 “死神騎士”についてだ。
  16. ……そう言えば、近頃は “死神騎士”の噂を聞かんな。
  17. 同盟軍の連中とも合流したが、 奴を見たという話は聞こえてこない。
  18. あの手合いは、戦場の外では生きられん。 行方知れずとは信じがたいが……。
  19. 死んだのではと推測する
  20. 軍を離れたと推測する
  21. どこかで戦死したんじゃないか? どんなに強くたって、死ぬ時は死ぬだろ。
  22. どこかで戦死したんじゃない? どんなに強くたって、死ぬ時は死ぬでしょ。
  23. ……そうかもしれんな。
  24. 軍を離れたのかもしれないぞ。 人生、どう転ぶかわからないだろ?
  25. 軍を離れたのかもしれないわよ。 人生、どう転ぶかわからないでしょ?
  26. ……そういうものか? 俺には想像がつかんがな……。
  27. まあ、もう二度と会わんのならば、 それはそれでいい。
  28. 辺境伯がスレンに目を光らせていなければ、 今頃北部は彼らの襲撃を受けていただろう。
  29. スレンは、ファーガスに従属する立場だ。 戦い、互いの長がそう取り決めた。
  30. ……だが、彼らは温暖な土地を求めて 今でも襲撃を仕掛けてくる。
  31. 数十年前は、ダスカーもファーガスと 緊迫した関係にはあったそうだが……
  32. 衝突する機会は、片手で 数えられるほどしかなかったと聞く。
  33. スレンと違い、ダスカーがファーガスよりも 遥かに豊かな土地だったからかもしれん。
  34. 遠い昔、このあたりは谷なんかじゃなく、 自然豊かな森が広がっていたそうだよ。
  35. だけど、すっかり堕落しきった 人間たちを見て怒った女神様が……
  36. 天上から裁きを下して、アリルの一帯を こんな地形に変えてしまったんだって。
  37. その時の炎が、今でも地面の下で 燃え盛ってるってことなのかな……?
  38. しかし、陛下もフェリクスも 本当にでかくなったもんだよ。
  39. 10年前には剣を折っただの折られただので ぎゃあぎゃあ喧嘩してたような奴らが……
  40. 今じゃあかたや王様、かたや公爵。 一丁前に諸侯に号令して戦ってるんだぜ。
  41. 正直、まだ信じられないっつーか。 ……俺もいい加減、ちゃんとしないとな。
  42. このあたりはまだ大丈夫みたいだけれど、 谷に入れば、きっと暑くなるわよね。
  43. ファーガス出身の人たちには 暑さの苦手な子が多いし、心配だわ~。
  44. 涼む方法を用意しようと提案する
  45. 心配無用だと笑い飛ばす
  46. 谷の中でも、何か涼める方法が欲しいよな。 氷魔法を使える奴に頼むとか……?
  47. 谷の中でも何か涼める方法が欲しいわよね。 氷魔法を使える人に頼むとか……?
  48. そうね、良い考えかもしれないわ。 学者の方々に相談してみようかしら~。
  49. 大修道院に着く頃に疲れ切っていたら、 きっと戦うどころじゃないものね。
  50. 大丈夫だろ。皆、アリルに来るのが 初めてってわけでもないしな。
  51. 大丈夫でしょ。皆、アリルに来るのが 初めてってわけでもないし。
  52. う~ん……。我慢できたとしても、 やっぱり暑いのは嫌じゃないかしら?
  53. それに、大修道院に着く頃に疲れ切って いたら、きっと戦うどころじゃないもの。
  54. えへへ……父さん、久しぶりだね! 同盟領でも元気にしてた?
  55. ああ。アネット、お前も 何事もなかったようで何よりだ。
  56. うん、みんなのおかげで何とかね。 父さん、ガルグ=マクでは一緒に戦えるの?
  57. そうしたい……ところなのだが、 私は後陣の差配を任されていてな。
  58. それが落ち着き次第、王都に戻って イヴァン公やゴーティエ辺境伯を集め……
  59. はあ……。父さん、やっぱり働き過ぎ。 前線に立ってほしいわけじゃないけど……
  60. あちこち走り回ってばかりっていうのも、 それはそれで疲れちゃうんじゃない?
  61. ……すまん。だが、許してくれ。 これも重要な職務なのだ。
  62. ……ロドリグ殿が亡くなったとはいえ、 いつまでも塞ぎ込んではいられません。
  63. 今は……慎重を期して進みましょう。 敵から奇襲を受ける可能性もあります。
  64. とうとう、この作戦の最終目標…… ガルグ=マクを目指すのですね。
  65. 気を引き締めて進みましょう。 どこに敵が潜んでいるかわかりませんから。
  66. アリルは環境の過酷さと、独特な地形のため 大軍勢での戦闘には向かない一方で……
  67. 奇襲にはおあつらえ向きの地形です。 私たちもそれを利用しているわけですしね。
  68. ガルグ=マクからアリルにかけての地形は 熟知している。道案内は任せてくれ。
  69. もちろん戦闘も、大司教が自ら指揮を執り、 セイロス騎士団の全力をもって臨む覚悟だ。
  70. この機会を逃せば、大修道院の奪還は 遠のくことになる。何としても勝たねば……!
  71. 主の加護は我らにこそある。 互いの目的のため、手を携えて戦おう。
  72. もうすぐ、ガルグ=マク大修道院に 帰れそうですわね!
  73. 大修道院は、わたくしにとって家も同然。 唯一、帰るべき場所だと思っていますの。
  74. わたくしも頑張りますので、皆さまも お力をお貸しくださいね。
  75. もしも奪還が成ったら、また昔のように 士官学校を再開できるといいですわ。
  76. さてはアンタも、レア様が前線で 指揮を執れるのかって心配してる口か?
  77. 肯定する
  78. 否定する
  79. ああ……。大丈夫なのか? あの人、 あんまり武人や将軍って感じはしないが。
  80. ええ……。本当に大丈夫なの? あの人、 あまり武人や将軍って感じはしないけど。
  81. ああ見えてレア様は、 武芸にも軍略にも長けたお方なんだ。
  82. 大修道院が陥落した時も、レア様自ら指揮を 執って、犠牲を最小限に収めてくれた。
  83. いや。あの人だって、これまで騎士団を 上手く使って揉め事を収めてきたんだろ?
  84. いいえ。あの人だって、これまで騎士団を 上手く使って揉め事を収めてきたんでしょ?
  85. それで指揮に長けてないっていうのも、 考えにくい話だと思うが。
  86. それで指揮に長けてないっていうのも 考えにくい話だと思うけど。
  87. そのとおりさ。あの人は、下手な騎士や 将軍よりも、軍の指揮に長けている。
  88. アタシも手伝いたいところだが、レア様に 王国軍を手伝ってやれと言われててね。
  89. アリル、再び、訪れる、です。 以前、わたし、敗れ、降伏しました。
  90. あの時、追う、大司教、でした。 今、また、大司教、います。因縁、です?
  91. 頷く
  92. 否定する
  93. 確かに、妙な因縁を感じるな。 ……だが、今度は共に勝つ。だろう?
  94. 確かに、妙な因縁を感じるわね。 ……でも、今度は共に勝つ。そうよね?
  95. はい、あの時、わたしたち、敵同士、 今、味方同士です。負けません。
  96. ただの偶然だろ。 お前はそういうのを気にする性質だったか?
  97. ただの偶然でしょ。あなたって、 そういうのを気にする性質だったかしら?
  98. いいえ、違います。 しかし、わたし、気、なる、なりました。
  99. 戦いの予感、します。 心、昂る、それゆえ、でしょうか。
  100. ガルグ=マクって、確かにフォドラの ど真ん中にあるし……
  101. 歴史的にも大事なのかもだけど、そんなに 死んでも奪還したい場所なのかな。
  102. 何か秘密があると予想する
  103. 聖地は大事と言う
  104. あれだけの巨大な建造物だ。 俺たちの知らない秘密があるんじゃないか?
  105. あれだけの巨大な建造物よ。 私たちの知らない秘密があるんじゃない?
  106. やっぱり、キミもそー思う? 地下に怪しい通路がいっぱいあったもんね。
  107. 聖教会にとってはどうしても譲れない 場所なんだろ。信ずるもののためにさ。
  108. 聖教会にとってはどうしても譲れない 場所なんでしょ。信ずるもののためにね。
  109. 諦めて他の場所に大修道院を新しく 作ったらよくない? ダメかな。
  110. フェルくんもヒューくんも、 結局あの後、目撃情報がないのよね……。
  111. ただ放逐されたならいいのだけれど、 もしかしたら……。
  112. ………………。敵でもいいから、 ガルグ=マクで会えたりしないかしら。
  113. 煉獄の谷、でしたっけ……。 もう名前からして恐ろしいんですけど。
  114. 煉獄の谷、だったっけ……。 もう名前からして恐ろしいんだけど。
  115. しかも、それを抜けた先のガルグ=マクには お父様がいるんですよ……!?
  116. しかも、それを抜けた先のガルグ=マクには お父様がいるんだよ……!?
  117. 二重に恐ろしくて、外に出たくないです。 絶対に。
  118. 二重に恐ろしくて、外に出たくないよ。 絶対に。
  119. 頑張ろうと言う
  120. 留守を頼む
  121. そう言わず頑張ってくれ、ベルナデッタ。 少数精鋭の力が必要な場面だ。
  122. そう言わず頑張って、ベルナデッタ。 少数精鋭の力が必要な場面よ。
  123. ど、どうしよっかなあ……? 少数精鋭かー。
  124. そ、そうだよねえ! ベルもそう思ってたもん!
  125. じゃあ、留守を頼む。 ディミトリにも俺から言っとこうか?
  126. なら、留守を頼むわ。 ディミトリにも私から言っておく?
  127. えっ、あっ、その…… ベルだって頑張れますもん!
  128. えっ、あっ、その…… ベルだって頑張れるもん!
  129. 仮にこの作戦が上手くいき、 ガルグ=マクを奪還できることがあれば……
  130. 戦争は終わるだろう。よほどの愚か者が 帝国を動かしていなければ、だがな。
  131. 同意する
  132. 疑問を持つ
  133. ああ、ガルグ=マクなしに帝国が 巻き返すのは、相当厳しいだろう。
  134. ええ、ガルグ=マクなしに帝国が 巻き返すのは、相当厳しいわよね。
  135. 後は帝国が負けを認められるかどうか、か?
  136. 後は帝国が負けを認められるかどうか、 かしら?
  137. そうだな。できなければ…… 最後の一兵まで殺し合うことになる。
  138. そうか? 確かに帝国は追い込まれるが、 同盟との協力関係だっていつまで続くか……
  139. そう? 確かに帝国は追い込まれるけど、 同盟との協力関係だっていつまで続くか……
  140. ほう……同盟か。
  141. 確かにその可能性は考えていなかった。 君は存外、頭が回るな。
  142. 俺たちの狙いが割れるのは時間の問題だ。 いや……もうとっくの昔に割れてるかもな。
  143. アリルででかい戦いになるって可能性も、 考えておいたほうがいいんじゃねえか。
  144. 理由を尋ねる
  145. 同意する
  146. 何でだ? 王国軍の動きはともかく 狙いまで読まれてるってことはないだろ。
  147. どうして? 王国軍の動きはともかく 狙いまで読まれてるってことはないでしょ。
  148. ヘヴリング領のモズグズさえ落としちまえば 後は帝都まで一直線だろ。
  149. そんな絶好の状況で軍の主力を下げた。 行き先がどこかは相当絞られるってもんだ。
  150. もしガルグ=マクだと読めちまえば、 進軍経路の当たりをつけるのは難しくねえ。
  151. 越えられねえオグマ山脈を 無理矢理に越えるか、同盟領に出るか……
  152. あるいは、アリルを抜けるかだ。かかる 時間を考えて現実的なのは、ここだよな?
  153. ああ。敵に時間を与えたつもりはないが、 少数精鋭を送ってくる可能性もあるしな。
  154. ええ。敵に時間を与えたつもりはないけど、 少数精鋭を送ってくる可能性もあるしね。
  155. 西を守ってたヘヴリング伯と、 皇帝の判断の速さによるだろうが……
  156. それが速ければ速いほど、規模の 大きな部隊が送られてくることになる。
  157. もっとも、こっちもそれを見越して 少数精鋭での急襲を仕掛けてるんだ。
  158. それも大軍じゃ戦いにくいアリル経由でな。 勝ち目のねえ戦いにはならねえとは思うが。
  159. 同盟軍が合流した以上、我々もクロードの 指揮下に戻るのが道理ではあるが……
  160. 大修道院の奪還が成るまでは、君たちと 行動を共にさせてもらうことになった。
  161. 喜ぶ
  162. 訝しむ
  163. それは朗報だな。さっさと抜けちまうんじゃ ないかと心配してたんだ。
  164. それは朗報ね。さっさと抜けちゃうんじゃ ないかと心配してたの。
  165. ここまで何度も一緒に戦って、 いるのが当たり前みたいになってたからな。
  166. ここまで何度も一緒に戦って、 いるのが当たり前みたいになってたしね。
  167. さっさと抜けちまうもんだと思ってたが。 それもクロードの意向なのか?
  168. すぐに抜けてしまうものだと思ってたわ。 それもクロードの意向なのかしら?
  169. 一緒に戦えるのは有難いが。お前らはもう、 いるのが当たり前みたいになってたしな。
  170. 一緒に戦えるなら有難いけど。だってもう、 いるのが当たり前みたいになってたから。
  171. クロードの指示ではあるが、我々としても 中途半端に抜けるのは本意ではないのでね。
  172. 我々はいわば、王国と同盟の友情の証さ。 引き続きよろしく頼むよ。はーっはっはっ。
  173. 次は大修道院を取り戻しに行くんだよなあ? 久しぶりだよなあ。士官学校が懐かしいぞ。
  174. 座学は苦手だったけどよ、学級のみんなと わいわいやってんのは楽しかったよな。
  175. お前も、何か思い出はあるだろ?
  176. 食堂のこと
  177. 学級対抗戦のこと
  178. 食堂……かな。ああいう平和な場所で、 毎日仲間と飯を食うってのが新鮮でさ。
  179. 食堂……かな。ああいう平和な場所で、 毎日仲間と食事するっていうのが新鮮で。
  180. 料理も美味かったよなあ。 食堂のおばちゃんにも世話んなったぞ。
  181. 学級対抗戦かな。良い思い出かというと そうでもないんだが……。
  182. 学級対抗戦かな。良い思い出かというと そうでもないけど……。
  183. ああ、お前何かやらかしてたよなあ。 だけど、その後の宴は楽しかったぞ。
  184. 今、大修道院の中はどうなってんだろうな。 昔いた人たちは、もう誰もいねえのかなあ。
  185. 王国軍と合流して、いろいろな土地に行って 風土の違いを実感してきましたけど……
  186. アリルの谷は別格ですよね。あんな場所は フォドラ中どこを探してもないと思います。
  187. これがすべて女神の仕業だという話は、 聞いたことあります?
  188. ただの伝承ではありますけど、 もしも本当だったら怖いですよね……
  189. 今のこの状況を見て女神が怒り出したら、 ボクたちも無事では済まないかも……
  190. 久しぶりにヒルダさんと会えたのですが、 私のことをすごく気にかけてくれていて……
  191. 士官学校の頃から、ずっとそうなんです。 いつも私に優しく話しかけてくれました。
  192. 他の人と距離を置きたいと思っていた私は、 感謝すら伝えられずにいたのですが……
  193. 実際に離れてみたら、私もヒルダさんに 会えないことが、とても寂しくて……
  194. 何と言うか……お友達っていいものですね。 勇気や力を、貰えた気がします。
  195. 前の盟主は温和に見えつつも、 腹の内は探らせない強かな爺さんだった。
  196. 今の盟主、クロードはどうなんだろうな? いや、以前少しだけ調べはしたんだが……。
  197. 策士と答える
  198. 人たらしと答える
  199. なぜ調べたのか聞く
  200. さあな。少しだけ話したことはあるが、 策を弄しそうな奴だったぞ。
  201. さあね。少しだけ話したことはあるけど、 策を弄しそうな人だったわよ。
  202. 盟主なんだから頭が使えたほうがいいだろ。 ま、弄し過ぎる奴なら困るがな。
  203. さあな。少しだけ話したことはあるが、 人好きしそうな奴だったぞ。
  204. さあね。少しだけ話したことはあるけど、 人好きしそうな印象だったわよ。
  205. なるほど、そりゃ母親譲りかねえ。 ま、盟主としちゃ悪くない話か。
  206. よくは知らないが…… お前は何で調べたんだ?
  207. よくは知らないけど…… あなたは何で調べたの?
  208. ちと大人の事情でね……。 ま、たいした話じゃねえよ。
  209. おーっほっほっほっほ! ようやく調子が戻ってきましたわ!
  210. これで、ファーガスにも私の名を 響き渡らせることができましてよ!
  211. 突っ込む
  212. 応援する
  213. ファーガスにもって、 他の国では響き渡ってるのか?
  214. ファーガスにもって、 他の国では響き渡ってるの?
  215. これからそうなる予定ですわよ! 細かいことを気にしないでくださる?
  216. それは楽しみだな。 ……ちなみに、何で名を上げる予定なんだ?
  217. それは楽しみね。 ……ちなみに、何で名を上げる予定なの?
  218. もちろん魔道ですわ! 私が目指すのは魔道の大家……
  219. いつか、必ずやヌーヴェル家を 再興してみせますわよ!
  220. あの谷を抜けてガルグ=マクに突撃しよう だなんて、あの人たち、正気かな……。
  221. 異様に暑いし、道は険しいし、 危険な場所もいっぱいあるし……。
  222. はあ……憂鬱だよ。 憂鬱すぎて、眠くなってきた。ふあ……。
  223. ………………。
  224. どうしたんだ? 変な顔して。
  225. どうしたの? 変な顔して。
  226. いや、思っていたより歓迎されて、 不思議な気分なだけだよ。
  227. 自分を過剰に恐れる者もいない……。
  228. ………………。
  229. どうしたんだ? 変な顔して。
  230. どうしたの? 変な顔して。
  231. いや、思っていたより歓迎されて、 不思議な気分なだけだよ。
  232. 自分を過剰に恐れる者もいない……。
  233. 教団……いや、レア様とは、関わらずに 済むよう隊列を調整してもらったんだが……
  234. まさか、わざわざこの拠点までご足労とは。 王国軍の連中にも想定外だったろうさ。
  235. お前がレア様と話す分には構わねえが、 俺たちのことはあまり喋らないでくれ。
  236. 特に、[BYLETH_MF]についてはな。 ちょっとした因縁があるんだよ。
  237. ううむ、不思議なものだな。 こうしてかつての敵と轡を並べるとは……。
  238. だが、それも一興というものだ。貴殿らの おかげで、しばらく退屈はしなさそうだな!
  239. ……む? その反応、伝わっていないか。 今のは「轡」と「退屈は」をかけたのだ。
  240. ははは、どうだ! この2年、傭兵団で 冗談の腕にも磨きをかけてきたからな!
  241. あなたの活躍ぶりは耳にしています。 傭兵の立場ながらよく働いてくれていると。
  242. 聖教会のため、ではないのでしょうけれど、 私たちはあなたに助けられています。
  243. この機会に、セイロス聖教会の 大司教として改めてお礼を……
  244. 恐縮する
  245. 断る
  246. ああ、いや、アンタほどの人に、 礼を言われるほどのことは何も……
  247. あの、いえ、あなたほどの人に、 お礼を言われるほどのことは何も……
  248. やめてくれ、俺は俺の仕事をしてるだけだ。 アンタに礼を言われる理由はないぞ。
  249. やめて、私は私の仕事をしてるだけよ。 あなたにお礼を言われる理由はないわ。
  250. あなたがどのように考えようと、あなたの 行いは主に祝福されるべきものです。
  251. そして、この愚かな戦争を起こした帝国は 厳しく罰せられなければなりません。
  252. あなたのその素晴らしい力を、これからも どうか正しく行使してください。
  253. このフォドラに住まう、すべての人々の ために……頼りにしていますよ。
  254. 教団には、アナタが持つ力のことを 気にしてる人も多いみたい。
  255. アナタがトマシュさんの仲間じゃないかって 疑ってる人までいるらしいんだ。
  256. ボクはそんなわけないって思ってるけど。 ……信じてもいいんでしょ?
  257. 大丈夫と断言する
  258. わからないと答える
  259. ああ、信じてもらって大丈夫だ。俺は他人を 欺けるほど器用な男じゃないんでね。
  260. ええ、信じてもらって大丈夫よ。私は他人を 欺けるほど器用な女じゃないもの。
  261. さあ、自分でもわからない。ただ、今の俺の 望みは、皆と一緒に勝利することだけだ。
  262. さあ、自分でもわからない。ただ、今の私の 望みは、皆と一緒に勝利することだけよ。
  263. わかった。本当はね、アナタをレアさまに 近づけるなって言われてたんだけど。
  264. レアさまもアナタを信用してるみたいだし、 ボクは気にしないことにするね。
  265. いよいよガルグ=マクに進軍するのね。 ふふ、何だか私も燃えてきちゃったわ。
  266. あそこにはいろいろ思い入れがあって…… 頑張って取り戻してちょうだい。
  267. あなたたちの役に立ちそうな品、 ちゃーんと仕入れておいたんだから。
  268. 君たちが西部で戦っている間、我々は東西の 戦線を駆け回り、支援任務に当たっていた。
  269. 東部も東部で、なかなか大変な状況でな。 盟主は寡兵で軍務卿の軍を相手にし……
  270. 様々な策を弄して、練度も兵力も格上の 相手の猛攻を防ぎ切ったのだよ。
  271. ああ……とうとうガルグ=マクに、 戻れるかもしれないのですね。
  272. 大修道院はセイロス聖教会の象徴。 主のためにも、必ず取り戻さねば。
  273. それに、もし取り戻せれば王国の方々に 負担をかけることもなくなりましょう。
  274. 本当に大司教猊下が前線で指揮を? 戦闘になる可能性もあるが……戦えるのか?
  275. 確かにあの方は、大修道院陥落の折にも 兵の指揮を執ったとは聞いているが……。
  276. 何にせよあの方に万一のことがあっては ならない。私たちも気を引き締めねばな。
  277. ロドリグ様、良い人でしたよねえ。 俺も、何度か酒に付き合ってもらいました。
  278. ジェラルト傭兵団の団長を討ち取れましたし ある意味痛み分けではあるんでしょうが……
  279. “灰色の悪魔”が生きているなら、 安心はできそうにありませんね。
  280. まさか本当に、あのジェラルト傭兵団が 味方になるなんて思いませんでしたよ。
  281. 隊長が、連中を味方につけたいとか 言い出した時は正気を疑いましたけど……
  282. まさか本当に実現しちゃうなんてねえ。 流石は、俺たちの隊長ですよ。
  283. さて……随分と長いこと過ごした 王国軍の拠点とも、そろそろお別れか。
  284. 俺たちはガルグ=マクでの戦いを最後に、 同盟軍に合流させてもらう。
  285. つるんでた奴らとは、大修道院を落として 必ず一緒に祝杯を挙げようと約束したよ。
  286. ついにガルグ=マクに攻め入るのか! くーっ、ようやくだな。血が滾るぜ!
  287. しかし、どうせ攻め入るんだったら、 クソ暑いアリルをこっそり進むより……
  288. 真正面から攻め入って、帝国軍を 粉砕してやりたかったな、ははは!
  289. 早々に長の元へ帰るつもりが……その…… つい、ここまでついてきてしまった……。
  290. 白状するが、そう……この軍の 者たちに、絆されてしまったんだ。
  291. あれほど憎んでいたはずのファーガスに 勝ってほしいと思うなど、信じられんな。
  292. よう、俺はジェラルト傭兵団の稼ぎ頭、 ジェッツだ! よろしくな!
  293. ……兄弟がいないかって? 知らねえな。俺は天涯孤独だぜ。
  294. 何だ、そのお化けでも見たようなツラは! 頼むぞ、おい。
  295. 俺はジェラルト傭兵団の一員だったんだ。 でも、団長が死んじまっただろ?
  296. あの団にはもう未来はねえと思って、 こっちに雇われることにしたのよ。
  297. 隊長、お疲れ様です! 本日も異常なしであります!
  298. 同盟や教団の方々とも合流できましたし、 何だか勝てそうな気がしてきましたね。
  299. 決戦に向けて、自分も陰ながら 皆さんの活躍と無事をお祈りしております!
  300. さあ、気を取り直して目標へと邁進しよう。
  301. その悲しみや悔しさは、 きっと君を強くしてくれる。
  302. 人間とは、そういうもののはずだよ。 僕の知っている限りね。
  303. 強大な敵との戦争に勝利するには、 どうしたらいいんだろう。
  304. ……君の、次なる目標の話だよ。 “運命共同体”の力になりたいんだ。
  305. 強さだけではどうにもならないこともある。 だから、いろいろなやり方でね。
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