1. <<<EMPTY>>>
  2. 王国は俺たちが海から現れるとは 夢にも思わなかっただろうな。
  3. しかも、俺たちに気づいたところで、 迎撃に割ける兵力は僅かのはずだ。
  4. 西部では帝国が、北部ではスレンが 王国の国境を脅かしているだろうからな。
  5. スレンについて聞く
  6. 帝国について聞く
  7. そのスレンっていう連中のことを よく知らないんだが……
  8. そのスレンっていう人たちのことを よく知らないんだけど……
  9. 帝国も同時に動いてるんだよな?
  10. 帝国も同時に動いてるのよね?
  11. ああ、フォドラ西部に戦力を集中させて 攻勢をかけることになってるよ。
  12. それに、スレンも……そっちは、勝手に 動いてくれるのを期待してるだけだが。
  13. そのスレンってのは?
  14. そのスレンっていうのは?
  15. スレンは、ファーガス北方の半島に 威を張る好戦的な民族さ。
  16. ゴネリル家がパルミラと戦ってきたように、 王国のゴーティエ家がスレンを防いできた。
  17. 最近は落ち着いているようだが…… 王国の混乱を聞けば、必ずスレンは動く。
  18. ……と、思っているがあまり期待してもな。 こっちはこっちで全力で戦うだけだ。
  19. 驚いたよ。パルミラが、ああも巨大で 堅牢な船を持っていようとはな。
  20. 文明の程度はフォドラが数段勝るものと 思い込んでいたが、そうではないらしい。
  21. 同調する
  22. 同調しない
  23. ああ、パルミラ人を乱暴で残忍なだけの 化け物のように言ってる奴もいたが……
  24. ええ、パルミラ人を乱暴で残忍なだけの 化け物のように言ってる人もいたけど……
  25. うむ。すべては我々の勝手な思い込み だったと、認めざるを得ないだろう。
  26. 船だけを見て、向こうのほうが文明が 進んでるとは言えないだろ。
  27. 船だけを見て、向こうのほうが文明が 進んでるとは言えないでしょ。
  28. それはそうだが、特定の分野においては 我々を凌ぐことを、あの船は証明している。
  29. これからは、もっとフォドラの外に 目を向けたほうがいいのかもしれないな。
  30. 外の者たちから学ぶべきことは、 まだまだ他にもあるはずだ。
  31. こんなとこまで来ちゃったら、 もう簡単には引き返せないけどー。
  32. パルミラ襲来はまずないだろうから、 そこだけは安心だよねー。
  33. 同調する
  34. 同調しない
  35. パルミラと不戦を約したわけじゃないが、 ナデルがこっちにいる限りは大丈夫、か。
  36. パルミラと不戦を約したわけじゃないけど、 ナデルがこっちにいる限りは大丈夫、か。
  37. パルミラと不戦を約したわけじゃないから、 あんまり油断するのもどうかと思うぞ。
  38. パルミラと不戦を約したわけじゃないから、 あんまり油断するのもどうかと思うわよ。
  39. そうだけど、ナデルさんがこっちにいる時に わざわざ攻めたりしないでしょー。
  40. ナデルさんに頼んだら、パルミラと正式に 不戦を約すこともできるんじゃないかな?
  41. ほら、寝ぼけた王様にまた署名してもらえば 何だって許してくれそうでしょー?
  42. 上陸してからだいぶ経ったはずなのに、 まだ頭がクラクラするんですけど……。
  43. 大きな船は揺れないから酔わないって 聞いてたのに、嘘だったようですね……。
  44. 同調する
  45. 同調しない
  46. 確かに、そこそこ揺れたよな。 俺もあれ以上乗ってたら酔ってたぞ。
  47. 確かに、そこそこ揺れたわよね。 私もあれ以上乗ってたら酔ってたかも。
  48. ですよね? 帰りもあれに乗るんだと 思うと、今から憂鬱です……。
  49. まあ、多少は揺れてた気もするが、 酔うほどじゃなかったと思うぞ。
  50. まあ、多少は揺れてた気もするけど、 酔うほどじゃなかったと思うわよ。
  51. それは何ですか。大人の余裕ですか。 まさか、わたしを子供扱いしてます?
  52. 船旅で王国の港町を訪ねるなんて、 これがただの旅行だったらいいのに……。
  53. ……あ、すみません! 心の声が、つい漏れてしまいました。
  54. すでに敵地に立っているわけですし。 ここからは緊張感を持って臨みましょう!
  55. オデの爺ちゃんは昔、商人だったんだけど、 商売ついでにあちこち冒険してたんだ。
  56. で、王国領をひたすら北上してみるっていう 冒険に挑んだこともあったらしいぞ。
  57. 冒険の目的を聞く
  58. 冒険の成果を聞く
  59. それって何のために……?
  60. それって何のために……?
  61. オデも聞いたんだけどな、冒険するのに 理由は要らねえって怒られちまったぞ。
  62. それで、何か得る物はあったのか?
  63. それで、何か得る物はあったのかしら。
  64. オデも聞いたんだけどな、冒険するのに 見返りを求めるなって怒られちまったぞ。
  65. で、爺ちゃんは北へ北へと進むうちに 寒さに我慢できなくなっちまってさ。
  66. もうダメだと思って引き返そうとしたら、 スレン族ってのが出てきたらしいんだよな。
  67. で、言葉も通じねえし喧嘩になっちまって、 そいつの毛皮を奪って帰ったらしいぞ。
  68. スレンとファーガスの仲が悪いってのは、 オデの爺ちゃんのせいじゃねえよなあ?
  69. 船に乗る前、実家に立ち寄ったのですが…… 義父とはあまり話せませんでした。
  70. パルミラの船を受け入れてから、船の整備や 物資の手配で忙しかったようで……
  71. 残念だったと言う
  72. 良かったと言う
  73. 久しぶりの再会だったんだろ? 残念だったな。
  74. 久しぶりの再会だったんでしょ? 残念だったわね。
  75. あ、いえ……別に話したいと思っていた わけではないので、いいんですけど……。
  76. 別に会って話したい相手じゃないんだろ? むしろ良かったじゃないか。
  77. 別に会って話したい相手じゃないんでしょ? むしろ良かったじゃない。
  78. はい、私もそう思っていたのですが……。
  79. ろくに話もできずに出航することになって、 私、少し寂しいなって思ったんです。
  80. 不思議ですよね。離れている間に、義父が 苦手じゃなくなってきたのかも……?
  81. [HERO_MF]、紹介するよ! わたしの師匠、ジェラルトさんだ!
  82. おいおい……そいつとは戦場で何度も顔を 合わせてんだ。今さら紹介は要らねえよ。
  83. えー知らないよ、そんなこと。わたしは、 師匠を師匠としてみんなに紹介したいんだ。
  84. それなら船の上ででもすりゃ良かっただろ。 出航した途端にグースカ寝やがって。
  85. それに傭兵のことを教えてやってた頃、 お前、まだチビのガキだっただろう?
  86. あん時ゃ暇つぶしで相手をしてやったが、 正式に弟子にしてやった覚えはねえよ。
  87. わたしの人生を変えておいて、そんな冷たい 言い方……泣きますよ? 大泣きしますよ?
  88. 馬鹿、こんなとこで泣くんじゃねえよ。 ……お前は一番弟子だ、それでいいだろ?
  89. ……[HERO_MF]、ごめんな。 正直、ちょっとあんたを避けてた。
  90. あんたを見ると、師匠のことを つい思い出しちゃってさ。
  91. でも、もう大丈夫だ。吹っ切れた。 これからは師匠の分まで頑張るよ!
  92. ちょっと聞くが……レオニーって奴が この軍にいたらしいな?
  93. ああ、確かにいたが……死んだよ。 良い奴だったんだがな。知り合いか?
  94. ああ、確かにいたけど……死んだわ。 良い子だったんだけどね。知り合いなの?
  95. まあな。俺の弟子みてえなもんだった。 そうか、死んじまったか……残念だ。
  96. レオニー……クソ。 師匠より先に逝くなんざ、弟子失格だ。
  97. 折角同じ軍で馬を並べて戦えるように なったってのによ……。
  98. 傭兵なんてこんなもんだとはわかってるが、 それでも泣きてえ時ってのはあるよな。
  99. 師匠……折角、再会できたのに……。
  100. 教わりたいことも、話したいことも、 まだまだいっぱいあったのに……!
  101. 見ててよ、師匠。 王国に勝って、仇を討ってやるからさ。
  102. 今回の遠征、エドマンド辺境伯が 実によく取り仕切ってくれた。
  103. 何より辺境伯が築いた良港がなければ、 あの巨大船の受け入れは不可能だったろう。
  104. 常より交易の発展に取り組んでいた 辺境伯だからこそ成せたのだな。
  105. 人物について聞く
  106. 交易について聞く
  107. そのエドマンド辺境伯っていうのは、 どういう人なんだ?
  108. そのエドマンド辺境伯っていうのは、 どういう人なの?
  109. そうだな……父の代理で円卓会議に出た時に 会ったのが最初だが、印象は良くなかった。
  110. 何事も自分に都合の良い話を押し通し、 都合の悪い話はねじ伏せてしまう。
  111. 交易っていうのは……?
  112. 交易っていうのは……?
  113. 辺境伯は新たな航路を開拓し、取引できる 港を増やして、莫大な利益を挙げている。
  114. まあ一言でいうなら「やり手」だな。 商才がある上に、弁も立つ。
  115. 当代の英傑であることは疑いようもない。 私が彼に勝てるのは、唯一武勇だけだよ。
  116. スレンの動きに目を配るよう、 クロードに頼まれてな。
  117. 正直読めないが……王国の窮地を知って、 南下してくる可能性は高い。
  118. とはいえ、ゴーティエ辺境伯軍が北の守りを 固めている。王都に迫るのは難しかろう。
  119. 南下の意図を聞く
  120. 辺境伯について聞く
  121. スレン族が南下を望むのには、 何か理由があるのか?
  122. スレン族が南下を望むのには、 何か理由があるの?
  123. 略奪だ。スレン半島は大半が凍土で耕作に 向かず、港も凍るため交易も難しい。
  124. だから、足りないものは凍らぬ土地に 侵入して奪うほかないというわけだ。
  125. ゴーティエ辺境伯ってのは強いのか?
  126. ゴーティエ辺境伯って人は強いの?
  127. おそらくは。長らくファーガスの防壁と なってきた家の当主だ。
  128. もしスレンが動けば、ゴーティエは動けず、 我々は動きやすくなる……ということだな。
  129. 王国に来る機会なんてなかったからね。 これはこれで新鮮な体験だよ。
  130. でも、客将の身では勝手に紋章を研究する わけにはいかないからなあ。
  131. 意外に思う
  132. 紋章について聞く
  133. 相変わらずだと言う
  134. へえ、意外だな。 もっと遠征なんて嫌がるかと思ってたが。
  135. へえ、意外ね。 もっと遠征なんて嫌がるかと思ってたわ。
  136. それは嫌に決まってるでしょ。でも、 新しい発見があるかもしれないからね。
  137. 紋章を研究する? お前がいろいろと 変なことをしてるって話はそこからか。
  138. 紋章を研究する? あなたがいろいろと 変なことをしてるって話はそこからなのね。
  139. 変なことをしてる? 酷いなあ。 まあ、いいんだけどね。
  140. 相変わらずだな、お前も。 何か結果は出てるのか?
  141. 相変わらずね、あなたも。 何か結果は出てるの?
  142. さてね。結果を出すために研究してる わけじゃないんだよ。
  143. ふあ……話してたら眠くなってきた。 おやすみ。
  144. ナデルってのは、なかなか愉快な男だな。 すっかり気に入っちまったよ。
  145. あのホルストと義兄弟の盃を交わしたって いうから、どんな変わり者かと思ったが……
  146. やっぱりとんでもねえ奴みたいだな。 あの年で全然、枯れてねえしよ。
  147. ここが、王国……。 ……うーん、王国?
  148. いつも引き籠もってるから、周りの景色が 変わっても全然わかりません!
  149. いつも引き籠もってるから、周りの景色が 変わっても全然わからないよ!
  150. 違いはあるはずと言う
  151. たしなめる
  152. 何言ってるんだ、違いはあるだろ。 本当にわからないのか?
  153. 何言ってるのよ、違いはあるでしょ。 本当にわからないの?
  154. ええと、ええと…… そ、そういえばとっても寒いような!
  155. ベルナデッタ、いくらなんでもそれじゃ 将としてやってけないだろ……。
  156. ベルナデッタ、いくらなんでもそれじゃ 将としてやってけないでしょ……。
  157. そ、そんなこと言われましても……。 ベルは戦いたくて戦ってるんじゃないです!
  158. そ、そんなこと言われても……。 ベルは戦いたくて戦ってるんじゃないし!
  159. パルミラの船、ブリギットの船、大きく、 違う、驚きました。
  160. 東の船、ブリギット、来る、ありません。 海、流れ、大変、ゆえ、でしょうか。
  161. きっぱりと分析する
  162. 曖昧に応じる
  163. 儲からないからじゃないか? パルミラからブリギットは遠いだろ。
  164. 儲からないからじゃない? パルミラからブリギットは遠いでしょ。
  165. それ、確か、です。船、早い、しかし、 フォドラ、回る、時間、かかります。
  166. そうかもしれないな。 俺は海には詳しくないが……。
  167. そうかもしれないわね。 私は海には詳しくないけど……。
  168. ブリギット、来る、海、詳しくなる、 できます。試し、どうですか。
  169. 私が連邦国軍の捕虜になった時には、 どうなることかと思いましたけれど……
  170. 連邦国が帝国と足並みを揃えると聞いて、 ほっとしましたわ。ええ、本当に!
  171. 教団と戦うのは平気か聞く
  172. 帝国と戦うのは嫌か聞く
  173. 中央教会の連中と戦うのは平気なのか? 今まで世話になってはいたんだろ?
  174. 中央教会の人たちと戦うのは平気なの? 今まで世話になってはいたんでしょ?
  175. 地下を掃除しなかったことを「世話」と 呼ぶのならば、そうですわね。
  176. しかし、家も領地も失ったとはいえ、 私の心は今も帝国貴族!
  177. お前は帝国の出なんだよな。 やっぱり帝国と戦うのは嫌か?
  178. あなたは帝国の出なのよね。 やっぱり帝国と戦うのは嫌かしら?
  179. 当然ですわ。ガルグ=マクの地下に住まう 義理でセイロス騎士団に協力しましたが……
  180. 私の心は今も帝国貴族! 家も領地も失ったとはいえ、ですの!
  181. ……いえ、連邦国の貴族でも、この際 妥協することにいたしますわ。
  182. うーん、連れられるままに、 王国まで来ちゃったかー。
  183. 景気づける
  184. 思うところがあるのか聞く
  185. ああ、このまま王国軍をひと叩きして、 この戦争に決着をつけてやろう。
  186. ええ、このまま王国軍をひと叩きして、 この戦争に決着をつけてやりましょ。
  187. うん、そうだね。 決着がつくならハピもそれがいいし。
  188. ん、王国に何か思うところでもあるのか?
  189. ん、王国に何か思うところでもあるの?
  190. 王国っていうより、ハピの昔っていうか? まー、気にしないで頑張ろーよ。
  191. ハピには正義とかよくわかんないけど、 この軍のみんなは、良くしてくれるじゃん?
  192. ………………。
  193. どうしたんだ? 変な顔して。
  194. どうしたの? 変な顔して。
  195. いや、思っていたより歓迎されて、 不思議な気分なだけだよ。
  196. 自分を過剰に恐れる者もいない……。
  197. ………………。
  198. どうしたんだ? 変な顔して。
  199. どうしたの? 変な顔して。
  200. いや、思っていたより歓迎されて、 不思議な気分なだけだよ。
  201. 自分を過剰に恐れる者もいない……。
  202. バルタザール、コンスタンツェ、ハピ。 なんつーか……いつもどおりの顔ぶれだな。
  203. あいつらとは2年前まで、[-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]…… 地下の学級で、一緒に暮らしてた仲でね。
  204. 灰狼の学級について聞く
  205. 腐れ縁をからかう
  206. [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……? 士官学校にそんな学級はなかったよな。
  207. [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……? 士官学校にそんな学級はなかったわよね。
  208. 学級って名前はついてるが、要は地上で 行くあてのねえ若者を収容しとく場所だよ。
  209. 俺たちみてえな「訳あり」にとっては、 まあそこそこ居心地の良い場所だった。
  210. それはまさしく腐れ縁ってやつだな。 いいじゃないか、仲が良さそうで。
  211. それはまさしく腐れ縁ってやつね。 いいじゃない、仲が良さそうで。
  212. 仲が良いかは置いておいて、腐れ縁なのは 確かだな。こんなところで集合するとは。
  213. 置いてきた部下たちのことは心配だが…… まあ、今は連邦国に雇われてやるさ。
  214. 安心しな。俺様の商売は信用が命だ。 軽々しく裏切るような真似はしねえさ。
  215. ま、そういう身の上だからこそ信頼なんて できやしねえ、って言い分もわかるけどな。
  216. いつも金しか出さない辺境伯が、 今回ばかりは大活躍だったねえ!
  217. ついでにナデルとやらにまで、世話に なったってのが私は気に入らないけどさ。
  218. “百戦無敗”だか何だか知らないけど、 あんなふざけた男、見たことあるかい?
  219. よう、隊長! どうだい、パルミラの船の 乗り心地は最高だっただろう!
  220. 俺も初めて乗ったんだけどな! がっはっはっは!
  221. しっかし、パルミラの人間がファーガスの 土を踏むなんざ、前代未聞だよなあ?
  222. 折角、ここまで来たんだ。 ついでにひと暴れさせてもらうかねえ……
  223. ううむ、不思議なものだな。 こうしてかつての敵と共に語らおうとは。
  224. 同盟が我ら傭兵団に何をどう命じるか、 楽しみにしているぞ!
  225. あ、今のは「同盟」と「どう命じるか」を だな……何? 同盟ではなく連邦国?
  226. これは、うっかりしていたかもしれん。 ぽうっとしていた。頭がぽうっとな。
  227. やっぱり大きな船はいいわね。 陸路で荷物を運ぶよりも断然、効率的だわ。
  228. エドマンド辺境伯に取り入って、 私も交易商人にしてもらおうかしら。
  229. それでいつかは自分の船を持って…… うふふ、夢は広がるわね~。
  230. ここはフラルダリウス領の東端ですね。 真っすぐ西へ進めば王都フェルディアです。
  231. 真っすぐ東に進めば島に行き当たります。 航海中に見ましたよね? 大きな島です。
  232. 島のどこかには、昔の海賊が隠した財宝が 眠っているとか……。
  233. 現フラルダリウス公は、若いながらも 相当な武人と聞いています。
  234. そして名将として名高い先代の公爵も、 いまだ健在だとか。
  235. この先、彼らが戦場に出てくれば、 我らも苦戦を強いられるかもしれません。
  236. 以前、この辺りに賊の一団が現れて 相当な悪さをしていたらしいわ。
  237. その賊の首領というのが、 ゴーティエ辺境伯の子供だったとか。
  238. たぶん、紋章を持たずに生まれたために やさぐれちゃったのね。
  239. ここから南にずっと下るとガラテア領が あるはずだ。煉獄の谷の西側辺りだな。
  240. そのガラテアというのは、ダフネル家から 勝手に分かれて王国に鞍替えした家なんだ。
  241. だから、もし連邦国がガラテア領を 併呑しても、大義名分は立つかもな。
  242. へーっくしょい! ……ああ、隊長。すまねえ、ただの風邪だ。
  243. しかし、どうもこの辺りの気候は 俺の肌に合わねえな……。
  244. 俺ァ、ナデル様の家来でねェ。 こんなとこまで来る羽目になっちまった。
  245. キミらと言葉が通じて良かった。この言葉は パルミラの西の端でしか使わないけどねェ。
  246. 通じることは知ってたけど、まったく同じ ってのは驚いたよ。訛りも感じねェだろ?
  247. ナデル様がこっちの言葉を話せるのは、 また別の理由があるらしいけどねェ。
  248. 西部戦線より、密使として参りました。 いずれの地域も王国軍の警戒が厳しく……
  249. 今後の戦いも予断を許さないかと。 ご武運、お祈りしています。
  250. おおっと、落ち着いてくれよ。 オレは悪い賊じゃねえんだ。
  251. い、いや、賊って言い方が悪いよな。 こう見えて仕事をしてたんだよ。本当だぜ?
  252. エドマンド領からここまで、アンタらの船を 海賊が襲うことはなかっただろ?
  253. オレたちが護衛してたからさ。 ま、傭兵稼業ってやつだぜ。
  254. 隊長、お疲れ様です! 本日も異常なしであります!
  255. 遠征中はこの陣地こそが皆さんの 我が家のようなもの……
  256. 自分がしっかり守っていますので、 安心して戦ってきてくださいね!
  257. しかし、こうもレスターから離れちまうと 後方が不安になるな。
  258. 何も起こらないとは思うが……こんな時、 ジュディットがいないのが心許ないよ。
  259. ここはもう王国領かあ…… ジュディットさんと一緒に来たかったな。
  260. 船旅で王国の港町を訪ねるなんて、 これがただの旅行だったらいいのに……。
  261. ……なんて、ジュディットさんがいたら きっと叱られてましたよね。
  262. 何をのん気なことを言ってんだい!って。 すでに敵地ですし。ちゃんとしないと。
  263. そういえば、辺境伯はダフネル家の存続を 支援したいと陛下に申し入れたらしい。
  264. ジュディットさんとは仲が悪かったが、 その実、力を認め合っていたのだろうな。
  265. さあ、気を取り直して目標へと邁進しよう。
  266. その悲しみや悔しさは、 きっと君を強くしてくれる。
  267. 人間とは、そういうもののはずだよ。 僕の知っている限りね。
  268. 強大な敵との戦争に勝利するには、 どうしたらいいんだろう。
  269. ……君の、次なる目標の話だよ。 “運命共同体”の力になりたいんだ。
  270. 強さだけではどうにもならないこともある。 だから、いろいろなやり方でね。
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