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- 王国は俺たちが海から現れるとは
夢にも思わなかっただろうな。
- しかも、俺たちに気づいたところで、
迎撃に割ける兵力は僅かのはずだ。
- 西部では帝国が、北部ではスレンが
王国の国境を脅かしているだろうからな。
- スレンについて聞く
- 帝国について聞く
- そのスレンっていう連中のことを
よく知らないんだが……
- そのスレンっていう人たちのことを
よく知らないんだけど……
- 帝国も同時に動いてるんだよな?
- 帝国も同時に動いてるのよね?
- ああ、フォドラ西部に戦力を集中させて
攻勢をかけることになってるよ。
- それに、スレンも……そっちは、勝手に
動いてくれるのを期待してるだけだが。
- そのスレンってのは?
- そのスレンっていうのは?
- スレンは、ファーガス北方の半島に
威を張る好戦的な民族さ。
- ゴネリル家がパルミラと戦ってきたように、
王国のゴーティエ家がスレンを防いできた。
- 最近は落ち着いているようだが……
王国の混乱を聞けば、必ずスレンは動く。
- ……と、思っているがあまり期待してもな。
こっちはこっちで全力で戦うだけだ。
- 驚いたよ。パルミラが、ああも巨大で
堅牢な船を持っていようとはな。
- 文明の程度はフォドラが数段勝るものと
思い込んでいたが、そうではないらしい。
- 同調する
- 同調しない
- ああ、パルミラ人を乱暴で残忍なだけの
化け物のように言ってる奴もいたが……
- ええ、パルミラ人を乱暴で残忍なだけの
化け物のように言ってる人もいたけど……
- うむ。すべては我々の勝手な思い込み
だったと、認めざるを得ないだろう。
- 船だけを見て、向こうのほうが文明が
進んでるとは言えないだろ。
- 船だけを見て、向こうのほうが文明が
進んでるとは言えないでしょ。
- それはそうだが、特定の分野においては
我々を凌ぐことを、あの船は証明している。
- これからは、もっとフォドラの外に
目を向けたほうがいいのかもしれないな。
- 外の者たちから学ぶべきことは、
まだまだ他にもあるはずだ。
- こんなとこまで来ちゃったら、
もう簡単には引き返せないけどー。
- パルミラ襲来はまずないだろうから、
そこだけは安心だよねー。
- 同調する
- 同調しない
- パルミラと不戦を約したわけじゃないが、
ナデルがこっちにいる限りは大丈夫、か。
- パルミラと不戦を約したわけじゃないけど、
ナデルがこっちにいる限りは大丈夫、か。
- パルミラと不戦を約したわけじゃないから、
あんまり油断するのもどうかと思うぞ。
- パルミラと不戦を約したわけじゃないから、
あんまり油断するのもどうかと思うわよ。
- そうだけど、ナデルさんがこっちにいる時に
わざわざ攻めたりしないでしょー。
- ナデルさんに頼んだら、パルミラと正式に
不戦を約すこともできるんじゃないかな?
- ほら、寝ぼけた王様にまた署名してもらえば
何だって許してくれそうでしょー?
- 上陸してからだいぶ経ったはずなのに、
まだ頭がクラクラするんですけど……。
- 大きな船は揺れないから酔わないって
聞いてたのに、嘘だったようですね……。
- 同調する
- 同調しない
- 確かに、そこそこ揺れたよな。
俺もあれ以上乗ってたら酔ってたぞ。
- 確かに、そこそこ揺れたわよね。
私もあれ以上乗ってたら酔ってたかも。
- ですよね? 帰りもあれに乗るんだと
思うと、今から憂鬱です……。
- まあ、多少は揺れてた気もするが、
酔うほどじゃなかったと思うぞ。
- まあ、多少は揺れてた気もするけど、
酔うほどじゃなかったと思うわよ。
- それは何ですか。大人の余裕ですか。
まさか、わたしを子供扱いしてます?
- 船旅で王国の港町を訪ねるなんて、
これがただの旅行だったらいいのに……。
- ……あ、すみません!
心の声が、つい漏れてしまいました。
- すでに敵地に立っているわけですし。
ここからは緊張感を持って臨みましょう!
- オデの爺ちゃんは昔、商人だったんだけど、
商売ついでにあちこち冒険してたんだ。
- で、王国領をひたすら北上してみるっていう
冒険に挑んだこともあったらしいぞ。
- 冒険の目的を聞く
- 冒険の成果を聞く
- それって何のために……?
- それって何のために……?
- オデも聞いたんだけどな、冒険するのに
理由は要らねえって怒られちまったぞ。
- それで、何か得る物はあったのか?
- それで、何か得る物はあったのかしら。
- オデも聞いたんだけどな、冒険するのに
見返りを求めるなって怒られちまったぞ。
- で、爺ちゃんは北へ北へと進むうちに
寒さに我慢できなくなっちまってさ。
- もうダメだと思って引き返そうとしたら、
スレン族ってのが出てきたらしいんだよな。
- で、言葉も通じねえし喧嘩になっちまって、
そいつの毛皮を奪って帰ったらしいぞ。
- スレンとファーガスの仲が悪いってのは、
オデの爺ちゃんのせいじゃねえよなあ?
- 船に乗る前、実家に立ち寄ったのですが……
義父とはあまり話せませんでした。
- パルミラの船を受け入れてから、船の整備や
物資の手配で忙しかったようで……
- 残念だったと言う
- 良かったと言う
- 久しぶりの再会だったんだろ?
残念だったな。
- 久しぶりの再会だったんでしょ?
残念だったわね。
- あ、いえ……別に話したいと思っていた
わけではないので、いいんですけど……。
- 別に会って話したい相手じゃないんだろ?
むしろ良かったじゃないか。
- 別に会って話したい相手じゃないんでしょ?
むしろ良かったじゃない。
- はい、私もそう思っていたのですが……。
- ろくに話もできずに出航することになって、
私、少し寂しいなって思ったんです。
- 不思議ですよね。離れている間に、義父が
苦手じゃなくなってきたのかも……?
- [HERO_MF]、紹介するよ!
わたしの師匠、ジェラルトさんだ!
- おいおい……そいつとは戦場で何度も顔を
合わせてんだ。今さら紹介は要らねえよ。
- えー知らないよ、そんなこと。わたしは、
師匠を師匠としてみんなに紹介したいんだ。
- それなら船の上ででもすりゃ良かっただろ。
出航した途端にグースカ寝やがって。
- それに傭兵のことを教えてやってた頃、
お前、まだチビのガキだっただろう?
- あん時ゃ暇つぶしで相手をしてやったが、
正式に弟子にしてやった覚えはねえよ。
- わたしの人生を変えておいて、そんな冷たい
言い方……泣きますよ? 大泣きしますよ?
- 馬鹿、こんなとこで泣くんじゃねえよ。
……お前は一番弟子だ、それでいいだろ?
- ……[HERO_MF]、ごめんな。
正直、ちょっとあんたを避けてた。
- あんたを見ると、師匠のことを
つい思い出しちゃってさ。
- でも、もう大丈夫だ。吹っ切れた。
これからは師匠の分まで頑張るよ!
- ちょっと聞くが……レオニーって奴が
この軍にいたらしいな?
- ああ、確かにいたが……死んだよ。
良い奴だったんだがな。知り合いか?
- ああ、確かにいたけど……死んだわ。
良い子だったんだけどね。知り合いなの?
- まあな。俺の弟子みてえなもんだった。
そうか、死んじまったか……残念だ。
- レオニー……クソ。
師匠より先に逝くなんざ、弟子失格だ。
- 折角同じ軍で馬を並べて戦えるように
なったってのによ……。
- 傭兵なんてこんなもんだとはわかってるが、
それでも泣きてえ時ってのはあるよな。
- 師匠……折角、再会できたのに……。
- 教わりたいことも、話したいことも、
まだまだいっぱいあったのに……!
- 見ててよ、師匠。
王国に勝って、仇を討ってやるからさ。
- 今回の遠征、エドマンド辺境伯が
実によく取り仕切ってくれた。
- 何より辺境伯が築いた良港がなければ、
あの巨大船の受け入れは不可能だったろう。
- 常より交易の発展に取り組んでいた
辺境伯だからこそ成せたのだな。
- 人物について聞く
- 交易について聞く
- そのエドマンド辺境伯っていうのは、
どういう人なんだ?
- そのエドマンド辺境伯っていうのは、
どういう人なの?
- そうだな……父の代理で円卓会議に出た時に
会ったのが最初だが、印象は良くなかった。
- 何事も自分に都合の良い話を押し通し、
都合の悪い話はねじ伏せてしまう。
- 交易っていうのは……?
- 交易っていうのは……?
- 辺境伯は新たな航路を開拓し、取引できる
港を増やして、莫大な利益を挙げている。
- まあ一言でいうなら「やり手」だな。
商才がある上に、弁も立つ。
- 当代の英傑であることは疑いようもない。
私が彼に勝てるのは、唯一武勇だけだよ。
- スレンの動きに目を配るよう、
クロードに頼まれてな。
- 正直読めないが……王国の窮地を知って、
南下してくる可能性は高い。
- とはいえ、ゴーティエ辺境伯軍が北の守りを
固めている。王都に迫るのは難しかろう。
- 南下の意図を聞く
- 辺境伯について聞く
- スレン族が南下を望むのには、
何か理由があるのか?
- スレン族が南下を望むのには、
何か理由があるの?
- 略奪だ。スレン半島は大半が凍土で耕作に
向かず、港も凍るため交易も難しい。
- だから、足りないものは凍らぬ土地に
侵入して奪うほかないというわけだ。
- ゴーティエ辺境伯ってのは強いのか?
- ゴーティエ辺境伯って人は強いの?
- おそらくは。長らくファーガスの防壁と
なってきた家の当主だ。
- もしスレンが動けば、ゴーティエは動けず、
我々は動きやすくなる……ということだな。
- 王国に来る機会なんてなかったからね。
これはこれで新鮮な体験だよ。
- でも、客将の身では勝手に紋章を研究する
わけにはいかないからなあ。
- 意外に思う
- 紋章について聞く
- 相変わらずだと言う
- へえ、意外だな。
もっと遠征なんて嫌がるかと思ってたが。
- へえ、意外ね。
もっと遠征なんて嫌がるかと思ってたわ。
- それは嫌に決まってるでしょ。でも、
新しい発見があるかもしれないからね。
- 紋章を研究する? お前がいろいろと
変なことをしてるって話はそこからか。
- 紋章を研究する? あなたがいろいろと
変なことをしてるって話はそこからなのね。
- 変なことをしてる? 酷いなあ。
まあ、いいんだけどね。
- 相変わらずだな、お前も。
何か結果は出てるのか?
- 相変わらずね、あなたも。
何か結果は出てるの?
- さてね。結果を出すために研究してる
わけじゃないんだよ。
- ふあ……話してたら眠くなってきた。
おやすみ。
- ナデルってのは、なかなか愉快な男だな。
すっかり気に入っちまったよ。
- あのホルストと義兄弟の盃を交わしたって
いうから、どんな変わり者かと思ったが……
- やっぱりとんでもねえ奴みたいだな。
あの年で全然、枯れてねえしよ。
- ここが、王国……。
……うーん、王国?
- いつも引き籠もってるから、周りの景色が
変わっても全然わかりません!
- いつも引き籠もってるから、周りの景色が
変わっても全然わからないよ!
- 違いはあるはずと言う
- たしなめる
- 何言ってるんだ、違いはあるだろ。
本当にわからないのか?
- 何言ってるのよ、違いはあるでしょ。
本当にわからないの?
- ええと、ええと……
そ、そういえばとっても寒いような!
- ベルナデッタ、いくらなんでもそれじゃ
将としてやってけないだろ……。
- ベルナデッタ、いくらなんでもそれじゃ
将としてやってけないでしょ……。
- そ、そんなこと言われましても……。
ベルは戦いたくて戦ってるんじゃないです!
- そ、そんなこと言われても……。
ベルは戦いたくて戦ってるんじゃないし!
- パルミラの船、ブリギットの船、大きく、
違う、驚きました。
- 東の船、ブリギット、来る、ありません。
海、流れ、大変、ゆえ、でしょうか。
- きっぱりと分析する
- 曖昧に応じる
- 儲からないからじゃないか?
パルミラからブリギットは遠いだろ。
- 儲からないからじゃない?
パルミラからブリギットは遠いでしょ。
- それ、確か、です。船、早い、しかし、
フォドラ、回る、時間、かかります。
- そうかもしれないな。
俺は海には詳しくないが……。
- そうかもしれないわね。
私は海には詳しくないけど……。
- ブリギット、来る、海、詳しくなる、
できます。試し、どうですか。
- 私が連邦国軍の捕虜になった時には、
どうなることかと思いましたけれど……
- 連邦国が帝国と足並みを揃えると聞いて、
ほっとしましたわ。ええ、本当に!
- 教団と戦うのは平気か聞く
- 帝国と戦うのは嫌か聞く
- 中央教会の連中と戦うのは平気なのか?
今まで世話になってはいたんだろ?
- 中央教会の人たちと戦うのは平気なの?
今まで世話になってはいたんでしょ?
- 地下を掃除しなかったことを「世話」と
呼ぶのならば、そうですわね。
- しかし、家も領地も失ったとはいえ、
私の心は今も帝国貴族!
- お前は帝国の出なんだよな。
やっぱり帝国と戦うのは嫌か?
- あなたは帝国の出なのよね。
やっぱり帝国と戦うのは嫌かしら?
- 当然ですわ。ガルグ=マクの地下に住まう
義理でセイロス騎士団に協力しましたが……
- 私の心は今も帝国貴族!
家も領地も失ったとはいえ、ですの!
- ……いえ、連邦国の貴族でも、この際
妥協することにいたしますわ。
- うーん、連れられるままに、
王国まで来ちゃったかー。
- 景気づける
- 思うところがあるのか聞く
- ああ、このまま王国軍をひと叩きして、
この戦争に決着をつけてやろう。
- ええ、このまま王国軍をひと叩きして、
この戦争に決着をつけてやりましょ。
- うん、そうだね。
決着がつくならハピもそれがいいし。
- ん、王国に何か思うところでもあるのか?
- ん、王国に何か思うところでもあるの?
- 王国っていうより、ハピの昔っていうか?
まー、気にしないで頑張ろーよ。
- ハピには正義とかよくわかんないけど、
この軍のみんなは、良くしてくれるじゃん?
- ………………。
- どうしたんだ? 変な顔して。
- どうしたの? 変な顔して。
- いや、思っていたより歓迎されて、
不思議な気分なだけだよ。
- 自分を過剰に恐れる者もいない……。
- ………………。
- どうしたんだ? 変な顔して。
- どうしたの? 変な顔して。
- いや、思っていたより歓迎されて、
不思議な気分なだけだよ。
- 自分を過剰に恐れる者もいない……。
- バルタザール、コンスタンツェ、ハピ。
なんつーか……いつもどおりの顔ぶれだな。
- あいつらとは2年前まで、[-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……
地下の学級で、一緒に暮らしてた仲でね。
- 灰狼の学級について聞く
- 腐れ縁をからかう
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったよな。
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったわよね。
- 学級って名前はついてるが、要は地上で
行くあてのねえ若者を収容しとく場所だよ。
- 俺たちみてえな「訳あり」にとっては、
まあそこそこ居心地の良い場所だった。
- それはまさしく腐れ縁ってやつだな。
いいじゃないか、仲が良さそうで。
- それはまさしく腐れ縁ってやつね。
いいじゃない、仲が良さそうで。
- 仲が良いかは置いておいて、腐れ縁なのは
確かだな。こんなところで集合するとは。
- 置いてきた部下たちのことは心配だが……
まあ、今は連邦国に雇われてやるさ。
- 安心しな。俺様の商売は信用が命だ。
軽々しく裏切るような真似はしねえさ。
- ま、そういう身の上だからこそ信頼なんて
できやしねえ、って言い分もわかるけどな。
- いつも金しか出さない辺境伯が、
今回ばかりは大活躍だったねえ!
- ついでにナデルとやらにまで、世話に
なったってのが私は気に入らないけどさ。
- “百戦無敗”だか何だか知らないけど、
あんなふざけた男、見たことあるかい?
- よう、隊長! どうだい、パルミラの船の
乗り心地は最高だっただろう!
- 俺も初めて乗ったんだけどな!
がっはっはっは!
- しっかし、パルミラの人間がファーガスの
土を踏むなんざ、前代未聞だよなあ?
- 折角、ここまで来たんだ。
ついでにひと暴れさせてもらうかねえ……
- ううむ、不思議なものだな。
こうしてかつての敵と共に語らおうとは。
- 同盟が我ら傭兵団に何をどう命じるか、
楽しみにしているぞ!
- あ、今のは「同盟」と「どう命じるか」を
だな……何? 同盟ではなく連邦国?
- これは、うっかりしていたかもしれん。
ぽうっとしていた。頭がぽうっとな。
- やっぱり大きな船はいいわね。
陸路で荷物を運ぶよりも断然、効率的だわ。
- エドマンド辺境伯に取り入って、
私も交易商人にしてもらおうかしら。
- それでいつかは自分の船を持って……
うふふ、夢は広がるわね~。
- ここはフラルダリウス領の東端ですね。
真っすぐ西へ進めば王都フェルディアです。
- 真っすぐ東に進めば島に行き当たります。
航海中に見ましたよね? 大きな島です。
- 島のどこかには、昔の海賊が隠した財宝が
眠っているとか……。
- 現フラルダリウス公は、若いながらも
相当な武人と聞いています。
- そして名将として名高い先代の公爵も、
いまだ健在だとか。
- この先、彼らが戦場に出てくれば、
我らも苦戦を強いられるかもしれません。
- 以前、この辺りに賊の一団が現れて
相当な悪さをしていたらしいわ。
- その賊の首領というのが、
ゴーティエ辺境伯の子供だったとか。
- たぶん、紋章を持たずに生まれたために
やさぐれちゃったのね。
- ここから南にずっと下るとガラテア領が
あるはずだ。煉獄の谷の西側辺りだな。
- そのガラテアというのは、ダフネル家から
勝手に分かれて王国に鞍替えした家なんだ。
- だから、もし連邦国がガラテア領を
併呑しても、大義名分は立つかもな。
- へーっくしょい!
……ああ、隊長。すまねえ、ただの風邪だ。
- しかし、どうもこの辺りの気候は
俺の肌に合わねえな……。
- 俺ァ、ナデル様の家来でねェ。
こんなとこまで来る羽目になっちまった。
- キミらと言葉が通じて良かった。この言葉は
パルミラの西の端でしか使わないけどねェ。
- 通じることは知ってたけど、まったく同じ
ってのは驚いたよ。訛りも感じねェだろ?
- ナデル様がこっちの言葉を話せるのは、
また別の理由があるらしいけどねェ。
- 西部戦線より、密使として参りました。
いずれの地域も王国軍の警戒が厳しく……
- 今後の戦いも予断を許さないかと。
ご武運、お祈りしています。
- おおっと、落ち着いてくれよ。
オレは悪い賊じゃねえんだ。
- い、いや、賊って言い方が悪いよな。
こう見えて仕事をしてたんだよ。本当だぜ?
- エドマンド領からここまで、アンタらの船を
海賊が襲うことはなかっただろ?
- オレたちが護衛してたからさ。
ま、傭兵稼業ってやつだぜ。
- 隊長、お疲れ様です!
本日も異常なしであります!
- 遠征中はこの陣地こそが皆さんの
我が家のようなもの……
- 自分がしっかり守っていますので、
安心して戦ってきてくださいね!
- しかし、こうもレスターから離れちまうと
後方が不安になるな。
- 何も起こらないとは思うが……こんな時、
ジュディットがいないのが心許ないよ。
- ここはもう王国領かあ……
ジュディットさんと一緒に来たかったな。
- 船旅で王国の港町を訪ねるなんて、
これがただの旅行だったらいいのに……。
- ……なんて、ジュディットさんがいたら
きっと叱られてましたよね。
- 何をのん気なことを言ってんだい!って。
すでに敵地ですし。ちゃんとしないと。
- そういえば、辺境伯はダフネル家の存続を
支援したいと陛下に申し入れたらしい。
- ジュディットさんとは仲が悪かったが、
その実、力を認め合っていたのだろうな。
- さあ、気を取り直して目標へと邁進しよう。
- その悲しみや悔しさは、
きっと君を強くしてくれる。
- 人間とは、そういうもののはずだよ。
僕の知っている限りね。
- 強大な敵との戦争に勝利するには、
どうしたらいいんだろう。
- ……君の、次なる目標の話だよ。
“運命共同体”の力になりたいんだ。
- 強さだけではどうにもならないこともある。
だから、いろいろなやり方でね。
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