- <<<EMPTY>>>
- 犠牲はつきものとは言うけれど……
できる限り抑えて進みたいわ。
- 敵味方にかかわらず、ね。
……そう上手く事は運ばないのだけれど。
- 頷く
- 肩をすくめる
- ランドルフの死を悼む
- ああ、ただ仕事だと割り切って
殺せればもっと気が楽なんだが……。
- ええ、ただ仕事だと割り切って
殺せればもっと気が楽なんだけど……。
- より良き未来を掴むため、必要な犠牲だと
割り切るしかないのでしょうね。
- ああ、命を捨ててまで邪魔する奴ら
ばっかりだ。
- ええ、命を捨ててまで邪魔する奴ら
ばっかりよ。
- 彼らを打ち倒してでも、
より良き未来をこの手に掴まなければ……。
- ランドルフも、ジェラルトも……。
今回は特に多くの敵味方が死んだな……。
- ランドルフも、ジェラルトも……。
今回は特に多くの敵味方が死んだわね……。
- ええ……彼らのためにも、
より良き未来をこの手に掴まなければ。
- 同盟と手を結べたことで、戦線は
これまでにないほど安定してます。
- 焦らず着実に軍を進めていけば、王国、
そしてセイロス騎士団を打ち破れるかと。
- ……「彼ら」がそれを黙って見過ごすとは、
とても思えないのが問題ですがね。
- 首を捻る
- 彼らに心当たりがある
- ……彼ら?
- ……彼ら?
- 姿を消したタレスとその仲間ですよ。どこで
何をしているのか……警戒しませんと。
- “闇に蠢く者”……だな。
- “闇に蠢く者”……ね。
- ええ。姿を消したタレスの足取りは、依然と
して掴めていません。警戒が必要です。
- 帝国の貴族の当主には紋章を持っていない
者も増えてきているが……
- 王国ではいまだ紋章持ちでない当主は
ほとんどいないと聞く。
- その例外が、ドミニク男爵だな。彼の代には
どうしても紋章持ちが生まれなかったとか。
- ただし嫡子は紋章持ちのようだし、一族の
アネットもそうだったと記憶しているよ。
- この辺りには、聖人ゆかりの地が
いっぱいあるんだよ。誰かから聞いたかい?
- 北に行けば聖キッホルを奉るロディ海岸。
南には聖インデッハの聖地トータテス湖。
- 従軍中じゃなきゃ見に行くんだけどねえ。
人生ままならないものさ。
- 少しならいいのではと言う
- 残念がる
- 少しならいいんじゃないか?
近くなんだろ?
- 少しならいいんじゃない?
近くなんでしょ?
- あ、もしかして一緒に来る?
それなら許可も出そうだ。そうしよう。
- それは残念だな。戦争が終わってから
行くしかないんじゃないか?
- それは残念ね。戦争が終わってから
行くしかないんじゃない?
- はあ……君もそう言うんだね。
僕も残念だよ。
- ランドルフも、妹のフレーチェも、
随分やるようになったよな。
- エーデルガルトに本陣を任されて、
しっかりと応えるなんてよ。
- しかもランドルフはベルグリーズの血を
引いてねえってのに、あの活躍だぜ?
- 負けないと発奮する
- まだまだと評価する
- 俺も負けてられないな。
お前もじゃないか?
- 私も負けてられないわね。
あなたもじゃない?
- ああ、そのとおりだ。
オレもやらなきゃならねえぜ!
- 確かにやるようにはなったが、
俺からすればまだまだ、これからだな。
- 確かにやるようにはなったけど、
私からすればまだまだ、これからよ。
- 何い!? ってことはオレはまだまだまだ、
じゃねえか? 負けてられねえぜ!
- ……オレだって、
志半ばで倒れるかもしれねえ。
- けど、後悔はないだろうな。
全力でやった結果だ。
- フレーチェも、そう思って、切り替えて
向かっていけるといいんだけどよ。
- ベル、何となくですけど……
帝国に生まれて良かったなあって。
- ベル、何となくだけど……
帝国に生まれて良かったなあって。
- 王国の人たちと戦ってると、みんな
大変そうに思えちゃいますね……。
- 王国の人たちと戦ってると、みんな
大変そうに思えちゃうよね……。
- 同盟は?と聞く
- 帝国も大変だと言う
- 同盟はどうなんだ?
思いつきで言ってるだけじゃないだろうな。
- 同盟はどうなの?
思いつきで言ってるだけじゃないわよね。
- えっ、同盟?
……あう、いや、おぶ……ち、違うもん!
- お前……帝国だって大変なんだぞ。王国に
生まれてたら逆のことを言いそうだな。
- あなた……帝国だって大変なのよ。王国に
生まれてたら逆のことを言いそうよね。
- えっ、王国に生まれてたら?
……あう、いや、そ、そんなことないもん!
- 王国、北、行く、従って、
とても、寒さ、増していきます。
- 寒い、体の動き、鈍ります。
武器の扱い、間違う、危険です。
- 皆、平気、凄く、あります。
真似、できません……。
- 敵でも味方でも、人が討たれていくのは
とても悲しいことだけれど……
- それに慣れ切って、平気になってしまわない
ことに、どこか安心している自分もいるの。
- 自分は慣れたと言う
- 自分も慣れないと言う
- そうか。けど、それでいいと思うぞ。
そのままでいてくれ。俺は慣れちまったが。
- そう。でも、それでいいと思うわ。
そのままでいてね。私は慣れちゃったけど。
- 本当に? またそういうこと言って。
私は、貴方が優しい人だって知ってるわよ。
- 本当に? またそういうこと言って。
私は、貴女が優しい人だって知ってるわよ。
- それでいいんじゃないか? 俺も傭兵を
ずっとやってきたが、慣れないままだ。
- それでいいんじゃない? 私も傭兵を
ずっとやってきたけど、慣れないままよ。
- ふふっ、私に合わせてくれなくていいのよ?
でもありがとう、[HERO_MF]くん。
- これまで何度となく立ち塞がってきた、
ジェラルト傭兵団……
- 彼らが味方になるというのは、
ちょっと複雑な気持ちはありますね。
- 喜ぶ
- 同意する
- 俺は純粋に嬉しいがな。
あれだけの猛者たちが仲間になるんだ。
- 私は純粋に嬉しいけどね。
あれだけの猛者たちが仲間になるのよ。
- ええ、あなたはそう言う気がしてました。
元傭兵ですしね。ふふっ。
- それはそうだよな。俺も、あいつらが
基地にいるのを見ると、一瞬身構えちまう。
- それはそうよね。私も、あの人たちが
基地にいるのを見ると、一瞬身構えちゃう。
- ええ、慣れるといいんですが……警戒を
まったくしないわけにもいきませんし。
- 兄さん……。
- フレーチェ、何かをしていたほうが
気が紛れるんじゃないですか?
- 訓練場で剣を振るとか……
あ、相手が必要なら付き合いますけど。
- 兄さんが、死んだんですよ?
そんなことしてられると……!?
- それは、あたしにはわかりません。
- でも、生き残りたいなら、
仇を討ちたいなら……強くなるしか。
- 戦い続けるって決めたから、
あなたはまだここにいるんじゃないですか?
- ………………。
……そう、ですね。
- 戦争が終わったら、士官学校を
再開できないかしらって考えているのよ。
- もちろん前と同じ形にはならないと
思うけれど……それでもね。
- エーデルガルトやフェルディナントからは
随分と前向きな反応を貰えたわ。
- 今のうちから準備を進めるって……
頼もしいわね、本当に。
- “灰色の悪魔”[BYLETH_MF]……。
やはり、相当腕が立つな……。
- 奴ほどの相手と死合えんとは、
本当に……口惜しい限りだ……。
- “灰色の悪魔”[BYLETH_MF]……。
やはり、相当腕が立つ……。
- 近いうち、再び戦うことになるだろうが……
早くその日が来るよう、祈るばかりだ……。
- ふ……あの男ならば、私を……私の中の
悪鬼ごと、斬れるのかもしれん……。
- ふ……あの女ならば、私を……私の中の
悪鬼ごと、斬れるのかもしれん……。
- おーっほっほっほっほ! いよいよ陛下の
野望成就の時が近づいてきましたわ!
- それすなわち、私の悲願が達成される時も
近いということ。楽しみですわね!
- 疑問を呈する
- 祝福する
- エーデルガルトの野望とお前の悲願が
同時に成るとは限らないんじゃないか?
- エーデルガルトの野望とあなたの悲願が
同時に成るとは限らないんじゃない?
- そんなことはわかっておりますわ!
雰囲気作りですの!
- ですが、エーデルガルト様ならば、必ず私の
願いを叶えてくれると信じているのですわ!
- そいつはおめでとう。
気が早い気もするが、祝っとくか?
- それはおめでとう。
気が早い気もするけど、祝っとく?
- 貴方、流石に気が早すぎますわ!
言葉だけ受け取っておきますの。
- エーデルガルト様が私の願いを叶えてくれた
その時には、改めて祝ってくださいます?
- ハピ、確かこの辺にいたことあるんだよね。
まー全然景色とか見た覚えはないけど。
- 昔の知り合いも、みんな死んじゃった
みたいだし……忘れちゃってよさそ。
- <<<EMPTY>>>
- <<<EMPTY>>>
- <<<EMPTY>>>
- 僕の弟たちは、ロナート様の指示で
帝国領に避難してきたんだけど……
- みんな、元気でいるかな。
最近、ろくに手紙も書いてないんだ……。
- 上の弟は、僕が騎士になった時、
凄いって誰より喜んでくれたけど……
- 今の僕を見ても、自慢の兄さんだって
言ってくれるのかと思うと……怖くてさ。
- 今のところは同盟も、帝国と歩調を合わせて
よく戦ってくれているようだな。
- おかげで僕も肩身の狭い思いをせずに
済んでいる、が……
- 不安があるのか聞く
- 肩身の狭い思いについて聞く
- 同盟との関係で悪い話は聞かないが……
その口ぶりだと、不安があるのか?
- 同盟との関係で悪い話は聞かないけど……
その口ぶりだと、不安があるの?
- どんなに親密な相手であれ、別れは突然に
やってくるものさ。僕の経験上、だがね。
- 肩身の狭い思いって、どういうことだ?
- 肩身の狭い思いって、どういうこと?
- ……お気楽に生きている平民の君には
わからないか。それも仕方あるまいな。
- 順調に戦いが進めば、いずれファーガスの
王都フェルディアを見られそうですね。
- お前、また街を散策してえと思ってんだろ。
けど行くとすりゃ戦いに行くんだぞ?
- 緊張感を持つべきと諭す
- 勝てば散策できると励ます
- そうだぞ、イグナーツ。たぶん激戦になる。
もっと緊張感を持ったらどうだ?
- そうよ、イグナーツ。たぶん激戦になるわ。
もっと緊張感を持ったらどう?
- そ、そうでした……。
はい、気を引き締めて臨みます!
- まあ、オデが守ってやるからよ。お前は
戦いに勝ってから、ゆっくり散策しろよ。
- とはいえ、戦いに勝ちさえすれば、
ゆっくり散策もできるんじゃないか?
- とはいえ、戦いに勝ちさえすれば、
ゆっくり散策もできるんじゃない?
- そうですよね! 絶対に勝ちましょう!
- お前、散策のために戦うのか?
まあ戦う理由なんてそれぞれだよなあ。
- 順調に戦いが進めば、いずれファーガスの
王都フェルディアを見られそうですね。
- 楽しみだなあ……なんて、不謹慎でした。
すみません、聞かなかったことに……。
- そのうち王都で戦うことになるんだろ?
どんな街なんだろうなあ。
- もし勝てたら、王国の名物料理でも
たらふく食いてえよなあ。
- 敵の王ディミトリってのは馬鹿力なんだろ?
かち合うことがあったらおれに譲れよ。
- この両腕で捻り潰せねえ奴はいねえんだ。
あ、いや、ホルストは別な。
- 待てよ、ベルグリーズ伯も……。
……ディミトリは大丈夫だ。きっとな!
- この戦争が終わりに近づくほど、
奴らが動き出す可能性は高まる……。
- 奴らの望みがフォドラの混乱であれば、
ですけどね。
- 首を捻る
- 奴らに心当たりがある
- 奴らって……?
- 奴らって……?
- はあ? “闇に蠢く者”たちに
決まってるじゃありませんか。
- あんたとも関係があるかもしれないのに、
ほんっと当事者意識が薄いんですね。
- “闇に蠢く者”ども……だな?
- “闇に蠢く者”たち……ね?
- そうです。いつ何を始めるかわかりません。
くれぐれも警戒を怠らないでくださいね。
- 義父や同盟の皆さんと、戦わずに
済んでいるのは幸いなのですが……。
- 王国や中央教会との方々とは、もう永遠に
和解できないのでしょうか……?
- 敵とはいえ同じ人間ですし……憎くもない
相手との命の取り合いは、まだ抵抗が……。
- バルタザール、コンスタンツェ、ハピ。
なんつーか……いつもどおりの顔ぶれだな。
- あいつらとは2年前まで、[-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……
地下の学級で、一緒に暮らしてた仲でね。
- 灰狼の学級について聞く
- 腐れ縁をからかう
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったよな。
- [-]灰狼の学級[+]ヴォルフクラッセ[=]……?
士官学校にそんな学級はなかったわよね。
- 学級って名前はついてるが、要は地上で
行くあてのねえ若者を収容しとく場所だよ。
- 俺たちみてえな「訳あり」にとっては、
まあそこそこ居心地の良い場所だった。
- それはまさしく腐れ縁ってやつだな。
いいじゃないか、仲が良さそうで。
- それはまさしく腐れ縁ってやつね。
いいじゃない、仲が良さそうで。
- 仲が良いかは置いておいて、腐れ縁なのは
確かだな。こんなところで集合するとは。
- ファーガスに残してきた部下は心配だが……
まあ、今は帝国に雇われてやるさ。
- 安心しな。俺様の商売は信用が命だ。
軽々しく裏切るような真似はしねえさ。
- ま、そういう身の上だからこそ信頼なんて
できやしねえ、って言い分もわかるけどな。
- 今からでも、戦いを止められないのかしら。
王国のみんなと、争うなんて……。
- ドミニク家が旗頭になっているのなら、
戦場には絶対に……アンもいるはずよ。
- 私には、あの子を倒すなんてできないわ。
ずっと一緒にいた、親友なんですもの。
- 丸く収める方法を探る
- 突き放す
- 例えば……その友達とやらを殺さず、戦いに
勝つ方法はないか、考えてみたらどうだ?
- 例えば……その友達とやらを殺さず、戦いに
勝つ方法はないか、考えてみたらどう?
- アンを殺さずに、勝つ方法……。
私なりに、ちょっと考えてみるわ。
- 友達を殺す覚悟が決まらないなら、
戦わなけりゃいい。単純な話だろ。
- 友達を殺す覚悟が決まらないなら、
戦わなければいいのよ。単純な話でしょ。
- そう、よね……。
ごめんなさい、あなたの言うとおりだわ。
- 中央教会は、フェルディアより南の
カムロスに本拠を置いているようだ。
- レアさんの所在は、よくわからないが。
- フェルディアだと予想する
- カムロスに隠れていると予想する
- 教会の連中でも戦える奴は、
王国軍に協力してそうな気がするがな。
- 教会の中でも戦える人たちは、
王国軍に協力してそうな気がするけどね。
- つまり……
フェルディアにいるんじゃないか?
- つまり……フェルディアにいるんじゃない?
- そうかもしれないな。
ああ見えて、レアさんも腕は立つ。
- カムロスの教会の中にでも
隠れてるんじゃないか?
- カムロスの教会の中にでも
隠れてるんじゃない?
- どうかな、ああ見えてレアさんも腕は立つ。
- ………………。
- どうしたんだ? 変な顔して。
- どうしたの? 変な顔して。
- いや、思っていたより歓迎されて、
不思議な気分なだけだよ。
- 自分を過剰に恐れる者もいない……。
- ………………。
- どうしたんだ? 変な顔して。
- どうしたの? 変な顔して。
- いや、思っていたより歓迎されて、
不思議な気分なだけだよ。
- 自分を過剰に恐れる者もいない……。
- よう、楽にさせてもらってるぜ。
- これまで帝国軍と戦ってた時には、やれ劣勢
だの、敵は大軍だのって状況が多かった。
- それがなくなるだけでも、
傭兵としちゃ良い話だよな、まったく。
- 驚く
- 頷く
- 驚いたな。
“壊刃”ジェラルトでもか?
- 驚いたわね。
“壊刃”ジェラルトでも?
- 傭兵に壊刃も新人もあるかよ。
死んじまえばみんな一緒だ。
- そうだな、傭兵にとっては全部、
命あっての物種だもんな。
- そうね、傭兵にとっては全部、
命あっての物種だものね。
- ああ、話が早くていいな。
これからの仕事も楽そうだ。
- 陛下に与えられた役目をまたも果たすことが
できた。これもお前たちのおかげだ。
- はい! 私たちだけの力だなんて、
とても思えないですもんね、兄さん。
- ああ……俺は仲間に恵まれたな。
これで母にも楽な暮らしをさせてやれる。
- いろいろあったが……ここまで
頑張ってきてよかったな、フレーチェ!
- 戦いは順調みたいね。
買い物もどんどんしてちょうだい。
- 同盟と帝国が繋がったおかげで、
商売もぐっとやりやすくなっているの。
- 掘り出し物をいっぱい、
特価でお店に並べちゃうわよ! うふふ!
- ううむ、不思議なものだな。
こうしてかつての敵と轡を並べるとは……。
- だが、それも一興というものだ。貴殿らの
おかげで、しばらく退屈はしなさそうだな!
- ……む? その反応、伝わっていないか。
今のは「轡」と「退屈は」をかけたのだ。
- ははは、どうだ! この2年、傭兵団で
冗談の腕にも磨きをかけてきたからな!
- 訳あって素性は明かせないんだが……
俺はファーガスから逃げてきた身でね。
- 隊商に交じってここへ来たんだ。あのまま
王国にいたら、戦場で死んでいただろうさ。
- ほら、そういうのは武人の仕事だろ?
俺の父や、叔父のような……ね。
- そうだな、俺にできるのは……
ははは、歌で平和を願うことくらいだな。
- 王国の北部、ゴーティエやフラルダリウス、
カロン、ダフネルといった……
- “十傑”の子孫である家のブレーダッドへの
忠誠は押しなべて高い。
- それと比べれば、この辺りの諸侯は
士気も低く、与しやすい相手なのですよ。
- その例外が、“十傑”の子孫ドミニク家。
すでにドミニク領は帝国の支配下ですが……
- 逃げ延びた当主とその一族を、諸侯は
担ぎ出し、戦わせようとしているようです。
- 陛下の所在がわからない時は、
モニカ殿に聞くようにしているさ。
- そういう者は多いのではないか?
彼女はなぜか必ず知っているからね。
- ヒューベルト殿でもいいんだが、彼はむしろ
彼自身の所在が不明なことのほうが多い。
- そして彼の所在は、陛下もモニカ殿も
把握できていない……面白くはないか?
- 帝国が戦争を始めると聞いた時には、
何を考えてるんだって思いましたけど。
- こうやって勝利が、僕らの目的の達成が
近づいてくると……
- ここまでやってきて良かったと思います。
死んだ友達のためにも、必ず……!
- 王国との戦いは、冬が来る前に
終わらせなければいけません。
- といっても、冬の終わりと同時に
戦争を再開しましたから……
- まだまだ猶予はあるんですけどね。
- いや、帝国軍は凄いですね。
勇猛果敢、一戦必勝で。
- 同盟軍は王国を攻めあぐねておりましてね、
そのお詫びと報告に参ったのです。
- <<<EMPTY>>>
- 王国と同盟の境界で緊張が高まっている
せいで、北のほうの交易は大変ですよ。
- 戦闘に巻き込まれたら困りますし、
賊や傭兵崩れも出そうですし。
- 安全に行こうと思ったら、ガルグ=マクを
経由しなくちゃいけませんけど……
- 山越えになっちゃうでしょ?
もう費用がかかっちゃって。
- よう、俺はジェラルト傭兵団の稼ぎ頭、
ジェッツだ! よろしくな!
- ……兄弟がいないかって?
知らねえな。俺は天涯孤独だぜ。
- 何だ、そのお化けでも見たようなツラは!
頼むぞ、おい。
- 俺はジェラルト傭兵団の一員だったんだ。
でも、団長が死んじまっただろ?
- あの団にはもう未来はねえと思って、
こっちに雇われることにしたのよ。
- なあ、俺たちの陣地って、
妙に犬や猫が多いと思わないか?
- あいつら、まさか……
……いや、そんなはずないな。ないない。
- 隊長、お疲れ様です!
本日も異常なしであります!
- 今までのところ、この門にまで
敵が攻め寄せたことはないですが……
- 今後もそうとは限りません。
どんどん敵地に入っていきますし。
- もし敵が現れたら……自分が全力で
食い止めてみせますよ! ……たぶん。
- ふふっ、私に合わせてくれなくていいのよ?
でもありがとう、[HERO_MF]ちゃん。
- さあ、気を取り直して目標へと邁進しよう。
- その悲しみや悔しさは、
きっと君を強くしてくれる。
- 人間とは、そういうもののはずだよ。
僕の知っている限りね。
- 強大な敵との戦争に勝利するには、
どうしたらいいんだろう。
- ……君の、次なる目標の話だよ。
“運命共同体”の力になりたいんだ。
- 強さだけではどうにもならないこともある。
だから、いろいろなやり方でね。
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