1. ………………。
  2. ……どうした。
  3. あなた、わたし、気にかける、あります。 他の人より……なぜ、ですか?
  4. ……お前は異国の王だ。 不便をかければ、陛下の名に傷がつく。
  5. 理解、ですが、問題、ないです。 皆、連携できる、順調です。
  6. ファーガス、寒い、心配でした。 しかし、いつか、慣れる、慣れます。
  7. ……そうか。ならば、何よりだ。
  8. ……唯一、問題ある、あります。 結局、フォドラの言葉、話す、慣れません。
  9. ドゥドゥー、あなた、教える、できますか?
  10. 教えるとは……言葉をか。
  11. はい、ダスカーの言葉、ブリギットと同様、 フォドラと違う、聞きました。
  12. しかし、あなたの言葉、とても、見事、 名人の業、です。
  13. ……それほど、だろうか。
  14. わたしも、皆、共生する、しています。 勉強、怠る、思いません。
  15. しかし、あなた、上、行きます。フォドラの 言葉、覚える、どのよう、しましたか?
  16. 言葉は……陛下が教えてくださった。
  17. 何をするにも片言のままでは不便だと、 数年かけて互いの言葉を教え合った。
  18. 教え合う……素晴らしいです! わたし、その案、良く、思います。
  19. あなた、ディミトリから、言葉、教わる、 しました。
  20. 次、わたし、あなたから、言葉、教わる、 します。願う、できますか?
  21. ……なぜ、おれが。
  22. あなた、わたし、不便、 ディミトリ、傷つく、言いました。
  23. 加えて、話す、できない、悔しさや寂しさ ……あなた、理解する、もらえませんか?
  24. それは……。
  25. わたし、最初、フォドラの言葉、まったく、 話す、話せませんでした。
  26. エーデルガルト様、話しかける、もらう…… しかし、一つの返事さえ、できません。
  27. 独り、学ぶ、しました。しかし、貴族、 わたしの言葉、下手、蔑む、ありました。
  28. 似たような経験は、あるが…… おれには、陛下がいたからな。
  29. おれが言葉に詰まる度に、 あの方が隣で教えてくださった。
  30. わたし、人質です。故に、教え導く、師匠、 いる、ありませんでした。
  31. だから、今、師匠、望みます。 ドゥドゥー、あなたに。
  32. ……どうしたものか。