- ………………。
- ……どうした。
- あなた、わたし、気にかける、あります。
他の人より……なぜ、ですか?
- ……お前は異国の王だ。
不便をかければ、陛下の名に傷がつく。
- 理解、ですが、問題、ないです。
皆、連携できる、順調です。
- ファーガス、寒い、心配でした。
しかし、いつか、慣れる、慣れます。
- ……そうか。ならば、何よりだ。
- ……唯一、問題ある、あります。
結局、フォドラの言葉、話す、慣れません。
- ドゥドゥー、あなた、教える、できますか?
- 教えるとは……言葉をか。
- はい、ダスカーの言葉、ブリギットと同様、
フォドラと違う、聞きました。
- しかし、あなたの言葉、とても、見事、
名人の業、です。
- ……それほど、だろうか。
- わたしも、皆、共生する、しています。
勉強、怠る、思いません。
- しかし、あなた、上、行きます。フォドラの
言葉、覚える、どのよう、しましたか?
- 言葉は……陛下が教えてくださった。
- 何をするにも片言のままでは不便だと、
数年かけて互いの言葉を教え合った。
- 教え合う……素晴らしいです!
わたし、その案、良く、思います。
- あなた、ディミトリから、言葉、教わる、
しました。
- 次、わたし、あなたから、言葉、教わる、
します。願う、できますか?
- ……なぜ、おれが。
- あなた、わたし、不便、
ディミトリ、傷つく、言いました。
- 加えて、話す、できない、悔しさや寂しさ
……あなた、理解する、もらえませんか?
- それは……。
- わたし、最初、フォドラの言葉、まったく、
話す、話せませんでした。
- エーデルガルト様、話しかける、もらう……
しかし、一つの返事さえ、できません。
- 独り、学ぶ、しました。しかし、貴族、
わたしの言葉、下手、蔑む、ありました。
- 似たような経験は、あるが……
おれには、陛下がいたからな。
- おれが言葉に詰まる度に、
あの方が隣で教えてくださった。
- わたし、人質です。故に、教え導く、師匠、
いる、ありませんでした。
- だから、今、師匠、望みます。
ドゥドゥー、あなたに。
- ……どうしたものか。